第7回 次世代の電磁界解析セミナー 準備日記

2017-06-30

Vol.2 プレイモデル、わかる?わからない?

午前の部ではプレイモデルの基礎を学びます。
プレイモデルは強力な磁化モデルである一方で、少々難解なのが玉にキズです。従来の磁化モデルは馴染み深いBHカーブそのものなので意識して理解するまでもないのですが、プレイモデルは全く直感的ではありません。このわかりにくさがプレイモデルを含む新しい損失解析手法の導入の壁になっているのではないかと思い、今回のセミナーで取り上げることにしました。

プレイモデルに関する優れた論文は多々ありますが、基礎の理解を前提として書かれており、基礎を持たずにアタックすると滑落してしまいそうです。結果としてプレイモデルを理解して活用しているグループとそうでないグループに大きな溝が出来てしまっているような気がします。デジタルデバイドならぬプレイモデルデバイドです。この分断された2つのグループの架け橋、せめて、渡し船、になれればとの思いもあります。

突然ですが、ここで問題です。
従来法では非線形性を正しく表現するためのBHカーブを得るためには、線形域から飽和域に差し掛かるあたりで測定点を増やさなくてはいけないことは、比較的素直に理解できると思います。では、プレイモデルを使った場合、マイナーループを精度良く表現するためにはどのような測定データが必要になるでしょうか?