私たちの願いは、皆様のモノづくりに貢献をすることです。
そして、私たちの使命は、よりよいモノづくりを進めるために、その必要なエンジニアリングをソフトウェアで具現化していくことにあります。
ユーザー会の主な目的は、ご参加いただいている皆様の技術交流と考えています。
この会を、参加者の皆様同士、また私たちとの間を一歩近づけ、より良いモノづくりをするために何をすべきかを考える場としたいと思います。
出展社
パートナーセミナー
JMAG-DesignerとAIエージェント連携による自律的モータ設計システムとユーザー事例のご紹介
電動化の加速に伴いモータ設計の需要が急増する中、設計者不足や開発期間短縮の要求が高まっています。これらの課題に対応するため、弊社では独自開発の生成AI技術を活用した「モータ設計エージェント」の開発に取り組んでいます。
本講演では、JMAG-Designerと連携した自律的なモータ設計開発についてご紹介します。本システムでは、AIエージェントがJMAG-Designerと連携し、アイデアの着想、CADモデル作成、解析条件設定、設計最適化、結果評価までを自動的に実行します。さらに、トヨタ自動車株式会社、ダイキン工業株式会社、三菱重工業株式会社と共同で取り組んだモータ設計エージェントによる設計事例についてもご紹介します。
数時間から数分へ:大規模な設計空間探索と最適化を実現するJMAGのスケーリング
現代の電気モーター設計は、単一ポイントの解析から、包括的な設計空間探索へと移行することが求められています。しかし、多目的最適化、効率マップ作成、データ駆動型設計に必要となる数百、数千ものシミュレーションの実行は、多くの場合、計算リソースの制約により非現実的です。本講演では、JMAGユーザーがこれらのボトルネックを克服することを可能にする、ターンキー型のクラウドHPCプラットフォームを紹介します。EV駆動用モーターのケーススタディを通じて、1,000点に及ぶ実験計画法(DOE)を自動化し、並列実行する手法を具体的に示します。FEAに適した多コアCPUから最新のGPUまで、多様なハードウェアアーキテクチャにシームレスにアクセスし、ジョブ毎に最適なコストパフォーマンスを見出す方法についても解説します。本セッションは、JMAGエンジニアが設計サイクルタイムを劇的に削減し、シミュレーションスループットを10倍以上に向上させ、真のシミュレーション主導型バーチャルプロトタイピングへの道のりを加速させるための実践的な戦略を提供します。
磁束変調型磁気ギアの組立誤差に起因するコギングトルク低減に関する考察
磁束変調型磁気ギアは2001年に提案され、従来型磁気ギアと比較して伝達トルク密度が著しく向上することが報告されている。高効率、低騒音、低ヒステリシス損失に加え、グリスレス構造、トルクリミット機能、コンプライアンス性など、機械式ギアにはない独自の特性を有している。一方で、試作機において予期しないコギングトルク成分が観測され、これらの特性を損なう可能性がある。
本研究では、磁気ギアにおけるコギングトルク低減を目的として、理論的検討、磁場解析、および実機試験の三つの観点から総合的な評価を行った。その結果、組立誤差に起因する主要因を特定し、スキューによる高調波抑制が有効であることを確認した。
回転機システムの1Dモデル表現と軸受特性考慮の影響
本発表では、モータを含む回転機械システムの振動シミュレーションについてご説明します。システムの振動挙動をより正確に予測するため、1DCAEを用いてシステム全体をモデル化する手法を提案します。
特に、転がり軸受に焦点を当て、その剛性を考慮したモデルでの解析結果と、軸受起因の振動に対する抑制事例もご紹介します。
加えて、トルク条件によって変化する軸受剛性と、それに伴うシステム全体の固有振動数の関係もご説明します。
音響解析ソフトActranと電磁場連成機能(Workflow Manager)のご紹介
音響解析ソフト「Actran」の基本機能をご紹介いたします。
あわせて、JMAGとの連携が可能なElectric MotorノイズやePowertrainノイズの解析機能(Workflow Manager)およびその活用事例についてもご紹介いたします。
Combining FEM-Based Torque Ripple and Switching Inverter Dynamics for Electric Drive Controller Validation on Speedgoat HIL Systems
Torque ripple remains a critical challenge for precision control and NVH optimization in electric drive systems. While finite element (FEM) analysis using JMAG Designer accurately captures spatial harmonics and magnetic saturation effects, incorporating inverter switching dynamics often results in impractically long simulation times.
We present a real-time Hardware-in-the-Loop (HIL) methodology that combines JMAG-RT FEM motor data with a high-fidelity switching inverter model implemented in Simulink® and Simscape™ Electrical™. The resulting model runs on a Speedgoat HIL test system featuring a programmable FPGA I/O module, enabling sub-microsecond time steps while preserving all torque ripple contributions.
The complete workflow is addressed, supporting both Controller-HIL and Power-HIL configurations, to verify that production-ready control software and hardware achieve minimal torque ripple levels. The proposed methodology enables faster and more repeatable validation under realistic conditions, significantly reducing development cycle time and improving quality assurance.





















