JMAGユーザー会2011

基調講演

がんばれ電磁界解析!!
株式会社豊田中央研究所 取締役副所長 菊池 昇氏

電気自動車、風力発電に象徴されるようなイノベーションのうねりのなかで、モータやトランスなど成熟機種と言われる電気機器にも著しい高性能化が求められている。これに応えるためにはFEAなどの解析技術を駆使することが有効であり、電磁界解析も成果を上げつつある。
しかし、電磁界解析の設計における利用率という意味では構造解析には及んでいないようである。電磁界解析よりも10年以上先行して実用化され、10倍以上のユーザー数を持つ構造解析の分野では、よりよくFEAが利用され、製品設計の中に“自然”に取り込まれている。そして、まだまだ進化を続けている。そこから学べる知見はないだろうか。電磁界解析は進化しているのだろうか?
電磁界解析も今後、必須の設計技術になることは間違いない。いや、ならないといけない。そのためには今、電磁界解析に携わっている人達は、既存の技術や利用法に満足することなく、新しい課題に取り組むべきである。
加えて、これからの解析技術においてマルチフィジックス解析は必須の課題であり、解析技術者はそれぞれの解析分野に閉じこもっているわけにはいかない。相互に他分野の技術と文化を積極的に理解する必要がある。
本講演では構造解析との比較から、電磁界解析が今後製品設計でより活躍するために対処すべきシミュレーション技術およびそれの利用技術における課題について述べる。また、CAE全体の方向性を最新の研究成果とともに示す。

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御挨拶

皆さんこんにちは、ユーザー会事務局五十嵐です。

皆様にJMAGユーザー会の情報をお知らせする季節となりました。

皆様の新たな発進や交流の場のご提供を目指し、日々各コンテンツを企画しております。
今年も最新のユーザー会の情報をお伝えします。

私たちは、毎年ユーザー会がお客様同士のコミュニケーションの場として活躍する企画を提供したいと考えております。
今年も、熟練度の差がなく楽しめるよう、JMAG熟練者はもちろんJMAG初心者の方やユーザー会にまだ参加されていない方でも安心してご参加いただけるコンテンツを豊富に用意しております。

講演は、様々な分野の第一線でご活躍されているご講演者の方々をお招きすることが出来ました。
今年は、技術パートナー企業の講演も予定しております。
セミナーは、JMAGの最新ソリューションをご紹介いたします。

JMAGユーザー会の出展エリアは各出展様とJMAGとのコラボレーションの場所です。
材料DBに搭載いただいている材料メーカ様をはじめ、試作、計測、最適化システム、HILS、ハード/ソフトウェアベンダー様など、皆様の業務に関係する様々な企業にご出展いただいております。出展ゾーンにもぜひご期待ください。

初めて登場するのは分科会です。
いままでポスター展示を行っておりましたが、皆様により技術交流や情報交換などを行っていただく少人数形式のコミュニケーションの場を設けましたので、ぜひご参加ください。

最後になりますが、ユーザー会では、JMAG-Designer Ver.11のお披露目もいたします。
様々な新技術を搭載しておりますので、この機会に改めて、JMAGの魅力をご確認ください。

まだ参加したことがない方、昨年都合が悪く出席できなかった方、ここ数年ご参加されていない方、もちろん毎年ご参加いただいている皆様。

ぜひご参加ください。多くのお客様とお会いできることを楽しみにしております。

開催概要

主催 株式会社JSOL
日程 2011年12月7日(水)、8日(木)
会場 東京コンファレンスセンター品川
東京都港区港南 1-9-36 アレア品川
TEL:03-6717-7000
https://www.tokyo-cc.co.jp/shinagawa/index.html#access
定員 300名
参加費用 ユーザー様:無料
一般:50,000円(消費税別、昼食込み)
学生:学生向けプログラム参加者に限り無料

※ユーザー様:JMAGをご契約中のお客様