誘導加熱解析の新たなステージ
2023-11-24
誘導加熱におけるシステム設計と詳細設計
2023-11-24
相変態にチャレンジ
2023-11-24
車両走行時の駆動用モータの温度を予測する
2023-11-24
精度の高い効率マップを得るために
2023-11-24
仮想試作による3Dモータの振動評価
2023-11-24
コイル温度がモータポンプの寿命を決める!
2023-11-24
サステナブルデザイン
2023-11-24
歓談が苦手な人でも参加できる懇親会
2023-11-22
堅牢な電気機器の設計自動化にむけて
2023-11-22
3次元でも最適化やれます-アキシャル型モータの最適化
2023-11-22
JMAG-RTで机上適合
2023-11-22
高精度コギングトルク解析
2023-11-22
鉄損モデリングの歴史とこれから
2023-11-22
注目のJMAG-Expressの活用事例
2023-11-22
システムシミュレーションのモータモデルをどう作っていますか?
2023-11-22
解析フロー短縮への挑戦
2023-11-22
軸電流も評価する最適化でより確実な設計案を得る
2023-11-21
出力密度 12kW/kg
2023-11-21
積層コアの高精度損失評価の最前線
2023-11-21
着磁性能の定量的な予測が現実的に
2023-11-21
えっ、実測とそんなに合うようになったんですか?
2023-11-21
超高回転時の振動問題
2023-11-20
極限環境でのモータの温度予測
2023-11-20
限界性能の探索への挑戦
2023-11-20
高出力密度・高効率のモータ設計への新しい挑戦
2023-11-17
HPCと大規模解析の真価を発揮する
2023-11-17
近年人気のアキシャルギャップモータの解析が実用段階に
2023-11-17
トポロジー最適化のお手本
2023-11-17
最適化計算もハイブリッドへ
2023-11-17
JMAG-Expressを活用する基本設計における多面評価のススメ
2023-11-17
設計開発プロセス確立までの道のり
2023-11-16
世界をめぐるJMAGユーザー会
2023-11-15
『JMAG×学生』学生セッション、今年もやります。
2023-11-14
平均トルクが合わない!?
2023-11-13
早期特典 間もなく締め切り
2023-11-13
展示会の見どころ
2023-11-10
JMAG誕生40年
2023-11-09
経験や過去の実績に基づいて解決できることが多ければよいのですが、そうでないことも多くあります。逆にそれらが制約になってブレイクスルーを妨げてしまうこともあると思います。一旦はそれら制約を忘れて、アイディアをぶつけられるのがCAEの良さの一つです。しかし、CAEは万能ではないため、何らかの近似のもと評価をすることが常であり検討できることがまだ限られてしまっている認識です。
この制限を取り払う一助となるのが、磁界、熱、構造解析の3連成機能です。例えば誘導加熱では、ワークの変形や電磁力によるワークの移動、力のつり合い位置の変化まで評価範囲が広がります。従来は実物に頼らざるを得なかった領域の検討が広がり、何かしらのブレイクスルーを生むきっかけとなるかもしれません。
日本精工様の新たな取り組みにインスパイアされてみては如何でしょうか。
12/7 17:10-17:40
誘導加熱セッション:日本精工株式会社 萩本 豪 氏
誘導加熱中のワークに働く電磁力の解析
2023-11-24鈴木 理明
電動化が進むに従ってモータ関連産業が活性化してきていることを肌で感じている方も多くいらっしゃると思います。誘導加熱によるモータケースの焼き嵌めもその一つです。
講演いただく日本サーモニクス様は早くから誘導加熱の産業応用に着目され、創業以来50年間の実績を有されています。JMAGを導入されてからまだ日は浅いですが、最適化計算まで既に活用頂いています。
本講演では、モータ焼き嵌め用のコイルの設計に最適化を活用された例を報告いただくだけでなく、加熱装置開発初期の電源仕様の検討でも最適化計算を活用した例(システム設計)を報告いただきます。電源設備を選定する際により妥当性を持った仕様を選ぶことに繋がります。
本講演をご自身の業務に役立ててもらえると幸いです。
12/7 16:40-17:10
誘導加熱セッション:日本サーモニクス株式会社 安藤 圭祐 氏
誘導加熱によるモータ焼嵌め加工条件の最適化
2023-11-24鈴木 理明
最近はJMAGで誘導加熱解析を実施していただく方も増えてきました。
高周波焼入れを解析で扱う場合等、表皮効果も含めた渦電流を正確に表現することが難しくここでJMAGをいろいろな方に誘導加熱向けに活用いただいております。
ただ、例えば高周波焼入れの要求精度を実現するためには、渦電流損失や温度分布だけでは不十分な場合もございます。それは、変形量、応力、組織変化等の考慮も必要になる場合があるためです。
そこで、誘導加熱解析に構造解析も連成させたり、相変態も考慮しての解析が増えてきております。
日本電子工業株式会社 大沼様のご講演では、JMAGとSimufactを連携いたしまして、相変態を考慮した高周波焼入れ解析にチャレンジしております。
JMAGとSimufactとの連携事例はこれまでJMAGユーザ会ではご発表いただいていないので、誘導加熱解析にご興味のある方は是非、ご聴講ください。
12/7 16:10-16:40
誘導加熱セッション:日本電子工業株式会社 大沼 一平 氏
JMAG-Simufact連携による高周波焼入れ解析の取組み
2023-11-24服部 哲弥
車両の熱マネージメントシステムをシミュレーションする場合、駆動用モータの磁界+熱モデルはJMAGにお任せください。
しかし、モータ以外のオイルクーラーやオイルポンプ、ラジエータなどの熱モデルとなると、残念ながらJMAGではモデル化できません。
一方で、ラジエータなど車両の各コンポーネントの熱モデルを最初から持ち合わせている1Dシステムシミュレーションのソフトウェアはたくさんあります。
システムシミュレーションを考える場合、必ずしも1つのソフトウェアで作りこむ必要はなく、各コンポーネント単位でそのモデルのシミュレーションを得意とするソフトウェアをうまくつなげた方が、効率的に高精度なシミュレーションが可能になります。
本ご講演では、JMAGとAmesimというそれぞれの専門ソフトウェアをつなくことで、車両システムと連携した駆動用モータの熱マネージメントシステムのシミュレーション環境の構築についてご紹介頂きます。
このシミュレーション環境を利用することで、モータの磁気回路設計者が車両走行時のモータの温度変化を予測することが可能になります。
誰もが憧れるこのシミュレーション環境の詳細を、ぜひ講演でご確認ください。
12/7 13:40-14:10
MBDセッション:ダイハツ工業株式会社 南 みずき 氏
JMAG×Amesimの連成によるモータ熱解析手法の構築
2023-11-24三輪 將彦
EV開発の競争がよりシビアになっている昨今、数週間~1ヶ月でモータを設計開発するために何が必要となるか。
モータ特性を正しく評価することの1つに精度の高い効率マップを用意することがあります。
特に実測が難しいAC損の評価がキーとなります。
シンプルにUnited Automotive Electronic Systems Co.,Ltd.がどのようにこの問題を解決しているのか、実測結果を含めて紹介いただきます。
彼らのモデル化方法などを知る良い機会です。ぜひご参集ください。
12/7 10:40-11:10
MBDセッション:United Automotive Electronic Systems Co.,Ltd. Dr. Li Chen
Validated Efficiency Simulation of Electrical Machine based on JMAG-Designer
2023-11-24中村 真理
EV向け駆動用モータの振動評価についてお話しいただきます。と書きますと一般的な事例紹介に聞こえてしまうかもしれませんが、「仮想試作」と敢えて表現しましたように、電磁界解析から偏心含めて3Dでモデル化し、振動解析までシミュレーションベースで評価した事例になります。
簡略化せずに愚直にモデル化し、詳細に分析した好例です。
例えば、電磁界解析を2Dのマルチスライスでモデル化した場合には考慮できない力の成分の存在、その影響の大きさについても是非当日皆さんと議論いただければと思います。
日本語での聴講、質問も可能ですのでお気軽にご参加ください。
12/7 9:00-9:30
振動セッション:Ford Motor Company Dr. Jacob Krizan
Development of a Detailed 3D Eccentric eMotor Model for Electric Vehicle NVH Simulations
2023-11-24鈴木 雄作
キャンドモータは空調機やプラントなど、様々な用途や場所で使われています。
これらは社会の基盤であるために一度設置したら長期間安全に運転される必要があります。
長寿命のためには、コイルの過度な高温状態を避けなければなりません。
株式会社帝国電機製作所 春名琉輝様のご講演は、
キャンドモータの温度予測を実測ではなくシミュレーションで行おうとする取り組みです。
シミュレーションによるモータの温度予測では、
- そもそも発熱源となる損失予測(磁界解析結果)は正しいか
- 冷却や物体間の接触を正確に表現できるか
といったチャレンジがあります。
JMAGの熱解析は、果たしてこれを可能にするでしょうか。
(もちろんYes!と言いたいところですが、当日のご講演をドキドキしながら拝聴したいと思います)
12/6 17:00-17:30
熱セッション:株式会社帝国電機製作所 春名 琉輝 氏
JMAG-Expressを用いた誘導機の連成解析
2023-11-24仙波 和樹
自動車・航空関係でもサステナビリティ(持続可能性)が重視される中で、設計においてもサステナビリティが求められるようになってきました。
それはV字サイクルをモデルベースで開発することになることであり、システムレベルからコンポーネントレベルを行き来しつつ開発が進むことです。
本講演では開発初期段階からシミュレーションを導入し、基本特性(効率マップ)と熱設計を同時に評価しながら最適化を行うプロセスをご発表頂きます。
JMAG-Expressをどう設計プロセスに適用しようかと考えている人に聞いていただければと思います。
12/6 14:30-15:00
コンセプト設計セッション:SIMPSON & COMPANY LIMITED Mr. BALASUBRAMANI K
Sustainable Motor Architecture through Optimization Techniques in JMAG
2023-11-24佐野 広征
JMAG-Expressは性能要件を満足するために多面的な評価を行いかつ即座に設計案を求めます。
コンセプト設計から詳細設計までを広範かつ高速に試行しながら設計探査が行えるのはJMAGの強みです。
このJMAGのもつ強みを取り入れることで、より短時間でかつ低コストでの開発を可能にします。
本講演では、なぜJMAGを取り入れることになったのか、またそれによって構築された新しい開発フロー、効果についてご発表いただきます。
注目のJMAG-Expressの活用事例をぜひ聴きに来てください。
12/6 15:00-15:30
コンセプト設計セッション:Vast Power Corporation Mr. ChiLu Lee
Analysis and Optimization of Motors for Electric Vehicles
2023-11-22中村 真理
近年需要が著しいアキシャルフラックスモータですが、シミュレーションで設計案を評価しようと思ったときに困ることはありませんか?
その構造・仕組みに起因する3次元的な磁束の流れを表現することが必須で、必然的に解析に3次元モデルを用いる必要があること、それに伴い膨大な計算時間を想像してしまっておられることと推測します。
本講演では、そんな困りごとが付きまとうアキシャルフラックスモータを対象にした最適化計算に対する取り組みをお話し頂きます。
いかに精度を落とさずモデルを軽減できるかに挑戦したメッシュや簡略化の工夫、いかに高速に解くかを命題としたソルバーパラメータチューニングやHPC環境の整備、さらに最適化計算で有益な答えを導くために十分な計算ケース数を実用的な時間で終わらせるための取り組みといった3次元解析およびその最適化の実施に必須な要素が満載です。
最適化に取り組みたい方、取り組んでおられる方、さらには3次元解析にご興味の方には必聴の内容となっています。
ぜひご聴講ください。
12/7 16:40-17:10
最適化セッション:Rolls-Royce Deutschland Ltd & Co KG Mr. Florian Birnkammer
Electrical Power & Propulsion Systems for Advanced Air Mobility
3D Design Space Exploration
2023-11-22脇坂 洋平
コギングトルク解析は磁界解析の中でも精度を出すのが難しいテーマの一つです。
有限要素磁界解析の歴史でもノイズが小さいメッシュの切り方が検討されてきました。
しかし低コギングトルク化が進み解析により高い精度が要求されています。
コギングトルクは磁気抵抗の僅かなアンバランスで生じるため、コギングトルク解析の精度をあげるためには磁気特性の精緻化も必要になります。
本講演ではヒステリシスや加工歪を考慮することでどのくらいコギングトルク解析の精度が向上したかをご発表いただきます。
磁気特性の精度を上げたい方は必見です。
12/7 11:10-11:40
材料セッション:ニデック株式会社 杉本 昂也 氏
JMAGの材料モデリング機能の活用によるコギングトルク解析精度の向上
2023-11-22佐野 広征
鉄損のメカニズムは複雑で、現在もモデル化の検討が続いています。
日々鉄損を計算しているものの、鉄損がどうモデル化されているのか、を十分理解しているかと言われると怪しいところがあるかもしれません。鉄損、特に異常渦電流損のモデルを理解するには磁壁移動といったミクロな現象も考慮する必要があります。
本講演では材料の専門家であるArcelor Mittal Sigrid Jacobs様から損失モデルの解説と比較を解説いただきます。
短い時間ではありますが損失解析を深く理解できる内容でこれから損失解析を学ぶ方はもちろん、現在は取り組まれている方にも大きな学びがあります。
12/7 10:10-10:40
材料セッション:ArcelorMittal Ms. Sigrid JACOBS / Dr. Jan RENS
Comparing Numerical with Statistical Iron Core Loss Modelling Approaches for Application in Automotive Traction Electrical Machines
2023-11-22佐野 広征
皆さんご存じのとおりMBDの目指すところは、設計初期段階においてモデルを用いることで試作を行うことなくテストや分析を繰り返すことで、手戻り削減による工期短縮および製品品質の向上を達成することにあります。
本ご講演では、モータ設計における困りごととして必ず上位に入るであろう損失評価をテーマに、ドライブユニットを対象として、コンポーネントとしてのモータ損失の計算精度を保ったままいかにシステムシミュレーションに組み込むか、ユニークな理論とその適用例をご紹介頂きます。
各コンポーネントとシステムに対するそれぞれのシミュレーション結果の精度検証は、実測との比較で行って頂いており、ご紹介頂く手法に対する説得力とともにご講演の迫力も感じて頂ける内容になっています。
モータを含むシステムシミュレーションに従事されている方はもちろん、モータモデルに求める精度と計算時間のトレードオフに悩まされ妥協の道を選ばざるを得ない方には特にご興味頂ける内容になっています。ぜひご聴講ください。
12/7 11:10-11:40
MBDセッション:Rimac Technology Mr. Nicola Rossi
Enabling Full EDU Optimization and Losses Analysis Under Different PWM Strategies and DC Voltages Employing Combined JMAG-Matlab Simulation Environments
2023-11-22脇坂 洋平
最適化計算の結果に基づき試作・評価してみると、出力が机上検討通り得られなかった。。といったご経験がある方はいらっしゃるのではないでしょうか。
この場合要求性能が満足できるよう再度設計を見直す、といった作業を実施することになるかと思います。
なぜ、机上検討結果通りの出力が得られなかったのか。その理由は様々あるかと思いますが、ひとつは製造誤差による性能ばらつきを加味できていなかった、といったことが挙げられるのではないでしょうか。
設計の手戻りをなくすためにも、設計探査の段階から製造誤差を考慮し良案を把握する。これは今後の設計自動化進める上でも避けては通れないものかと思います。
今回株式会社デンソー様より、性能ばらつきを考慮した最適化計算を実用的な時間内で把握する、といった貴重かつ今後皆様にもご参考になるご講演を頂戴いたしました。
ばらつきを考慮した良案をどう把握するのか。
そもそもばらつきを把握するだけでも、それなりの数が必要なはずなのに最適化も含めて現実的な時間内でできるのか。
ぜひこのあたりのことも含めて本ご講演をご聴講頂きご参考にしていただけましたらと思います。
電気機器設計に携わる皆様には必聴のご講演かと思います。ぜひご聴講ください。
12/7 17:10-17:40
最適化セッション:株式会社デンソー 吉岡 卓哉 氏
HPCを活用したロバスト最適化手法の実用化
2023-11-22矢野 史朗
JMAGユーザー会の懇親会は2つのスタイルが同居しています。
1)楽しく歓談
2)コミュニケーションの時間では足りなかったテクニカルな情報の交換
短い時間ながらも、講演者、出展者、参加者のお客様、そしてJSOLメンバーが集う場です。
楽しく歓談されたい方はもちろん、アルコールが苦手な方、人が苦手な方も、少しだけ残ってみませんか。
以前、懇親会をお誘いしたお客様に「話すことがないから参加したくない」と言われたことがありました。
そういうときは、JSOLメンバーにJMAGの愚痴を言ってください。加えて、ここは良かったよ とほめてくださると私たちはもっと頑張れます。
JMAGユーザー会の参加者は、ほぼほぼ技術職の方々です。会社や製品は違えど良いものづくりを探求されている方々です。
これまで参加されてこなかった方も、ぜひ参加をご検討ください。
12/6 18:30-20:00 懇親会
2023-11-22マーケティングチーム一同
ECUの検証、適合には非常に時間がかかります。エンジンECUの検証はベンチ上はじめHIL、MIL通して行っていた認識です。電動化により、エンジンが電気モータに置き換わり、検証項目としてはそれ以上、更に高いレベルの性能が求められると思いますが、より多くの割合が実機ではなくシミュレーションで行えるようになっています。
本講演ではHIL、MIL含めた検証環境の紹介に始まり、高精度モータモデル: JMAG-RTを利用した机上適合の事例までを紹介いただきます。どのようにフロントローディングを図ったのか、是非当日質問、議論されてはいかがでしょうか?
12/7 14:10-14:40
MBDセッション:株式会社SUBARU 森村 暢夫 氏
JMAG-RTを用いたMILSによるモータ制御適合事例
2023-11-22鈴木 雄作
製品サイクルの短期化により、開発期間が短くなってきています。
シミュレーションはいまや製品開発の一部として定着しており、シミュレーションの解析フローの改善も重要な課題となります。
今回、株式会社日立ハイテク様より、医療向け血液分析装置の解析フロー短縮の取り組みをご講演いただきます。
同装置では流体-磁場連携が必要になりますが、流体解析は高精度である反面、解析準備時間・解析時間が課題となります。
同社では、解析初期段階で流体の影響をユーザーサブルーチンで表現し、JMAG-Designerだけで定性的に扱う方法を確立されました。
解析フローの短縮に課題を持っておられる方にとって、大変参考になる内容ですので是非ご来場ください。
12/7 09:30-10:00
導入セッション:株式会社日立ハイテク 山本 繁 氏
流体中の磁性粒子捕捉を目的とした磁気構造の検討
2023-11-22中岡 高司
JMAGは以前より磁界に加え、熱や構造の設計変数を考慮した多目的最適化によるモータ設計を可能にしてきました。
設計の初期段階からこうした多面評価を行うことで、手戻りを減らし、より実現性の高い設計案を得ることができます。
今後は絶縁耐性の評価なども対象となり、さらに評価範囲は広がっていきます。
そして、このような検討はすでに実際の設計現場で始まっています。
実際に絶縁やEMCを考慮した最適化による設計フローを取り入れることでどのような設計案が得られるのか、駆動用モータを対象として検討した事例を発表いただきます。
駆動用モータのDCバス電圧が高くなり軸電流によるベアリング破損などが改めて課題となっている中、電界も含めた最適化の必要性についても報告いただきます。
浮遊容量をどう計算し軸電流を評価し最適化に取り込むのかなどとても興味深い発表を是非、聴きに来てください。
12/7 16:10-16:40
最適化セッション:AVL List GmbH Mr. Mohamed Essam Ahmed
Coupled Optimization of Active and Passive Components in Electric Machines: Towards Performance, Efficiency, Reliability and EMC Objectives
2023-11-21中村 真理
出力密度12kW/kg。電動航空機や電気自動車の駆動用モータおよびモータドライブシステムの開発に携わっている方であればこの性能の高さが分かっていただけるはず。
米国コロラド州にある、H3X Technologies という会社をご存知でしょうか?同社では電動航空機向けに高出力密度の電気モータを含むインバータ、ギアボックス一体型電気推進システムの開発を行っています。
講演の中では、システムとしてのより高い出力密度の実現に向けて、既存のモータ設計の想定、限界にどのように挑んだかについて、効率マップの観点を中心にどのようにシミュレーションを活用したかについて共有いただきます。日本語での聴講も可能です、是非ご参加ください。
12/7 10:10-10:40
MBDセッション:H3X Technologies Mr. Max Liben
H3X Integrated Motor Drives: Delivering World-Class Power Density for Maximum Vehicle Range
2023-11-21鈴木 雄作
モータの試作レスや自動設計を目指すにあたり、電磁界解析による損失の高精度評価は必要不可欠となります。
そのため、モータの積層コアに生じる損失を扱うための様々な手法が開発されてきました。
しかし、積層コアの成型で生じる磁気特性の加工劣化および損失は、残留応力や断面の変形といった構造的な要因も含まれるため、電磁界解析では扱いにくい損失の一つと言えます。
本ご講演では、積層コアの金型打ち抜き時に生じるダレやカエリといった断面の変形が損失に与える影響を解析で扱うための手法が述べられています。
断面の変形による磁気特性の劣化をシンプルに磁気抵抗の変化に置き換える手法のため、ユーザーは本提案手法を手軽に利用することができます。
積層コアの高精度損失評価の最前線と言える本提案手法をぜひ講演でご確認ください。
12/7 14:10-14:40
材料セッション:三菱電機株式会社 廣谷 迪 氏
コアバックに分割部を有するステータコアにおける磁気特性のモデル化と設計への適用検討
2023-11-21三輪 將彦
着磁工程では、被着磁体が運動する場合や複数回電流値を変える場合に、着磁磁界が時間とともに変わります。
このようなケースに対応するため、JMAG-Designer22.0で1つの着磁材料に複数回着磁を行う機能(以下、複数回着磁機能)をリリースいたしました。
今回、パワーサプライテクノロジー株式会社様より、押出成形機の課題と改善についてご講演いただきます。
押出成形では被着磁材料が移動するため、解析には複数回着磁の機能が必要です。
ご講演では解析が実測の傾向を再現できること、および課題の改善検討について、ご発表いただく予定です。
着磁の検討でお悩みの方には必見の内容となりますので、ぜひご聴講ください!
12/7 13:40-14:10
材料セッション:パワーサプライテクノロジー株式会社 丸山 まゆ 氏
複数回着磁機能を用いた押出成形システムの最適化設計
2023-11-21中岡 高司
JMAGを使用してシミュレーションをされている方は皆さんにとって、実測と合う・合わないというテーマは常にお持ちだと思います。
一見シンプルに見える物理現象も、ポイントを外すとなかなか実測と合いません。
それはJMAGが良くも悪くも入力に対して正しく結果を出力する言わば電卓にすぎず、評価項目に対する入力の良し悪しまでは判断しないからです。
例えば磁気特性に関しては、今までは平均磁化曲線・正規磁化曲線という近似的な特性が使われてきました。
場合によってはそれでもよく合うのですが、磁気ヒステリシスが大きく影響するような物理現象を捉えることはできません。
本講演では、材料特性を精緻化することでシミュレーション精度を向上された取り組みについてご講演いただきます。
シミュレーションのみならず、実測側にも着目され、両者を突き詰めることで初めて正確な評価が実現できたというご経験も紹介されています。
ソフトウェアベンダーではなく現場のユーザー様だからこそ気づき検討された内容は、必ず皆さんにとってお役に立つものと確信しています。
12/7 10:40-11:10
材料セッション:川崎重工業株式会社 山本 竜馬 氏
磁気軸受の設計精度向上の取組と高性能化の検討
2023-11-21仙田 泰三
モータの小型化を実現するためにも、モータの高回転化が今後も進んでいくことが予想されます。
高回転化になることで、従来おこなってきた対策では対処できない場合もでてきてしまいます。
振動問題についても従来の回転数では対策できていても、高回転化によりシャフトの曲げ共振等、新たな課題が生じることが考えられます。
株式会社エステック 前田様のご講演では今後、高回転により課題になるであろう振動問題を検討していただいております。
現状高速回転に取り組んでいる方は少ないかもしれませんが、今後必要となる振動検討かと思いますので、是非多くの方に聞いていただきたいと思います。
12/7 9:30-10:00
振動セッション:株式会社エステック 前田 崇 氏
超高回転モータにおける動的偏心を考慮した電磁起振力への影響調査
2023-11-20服部 哲弥
モータの温度はコイルの絶縁種に対する温度上限、磁石の熱減磁を引き起こす可能性などから重要な設計要件です。
温度を予測するためにはCFDなどの解析が必要で、難しいし実機と合わない、というイメージは無いでしょうか。
モータの構造及び冷却や接触抵抗を詳細に分析して熱回路を構築することでモータの磁気回路設計者でも設計初期段階で温度を予測できるようになります。
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 島垣様にはロケットの燃料用ポンプという極限環境におかれたモータの温度を設計段階で予測し、熱設計が成立するか検討された事例をご発表いただきます。
電動化が進み、モータの高出力密度化が求められる中、熱設計の重要度は増しています。本講演が皆様のご参考となると思いますので、ぜひご聴講ください。
12/6 18:00-18:30
熱セッション:国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 島垣 満 氏
推力30kN級液体ロケットエンジン極低温推進剤供給用一軸式電動ポンプ適用の200kW級高回転アキシャルギャップモータの熱問題
(JMAG及びCFD-熱連成解析による比較)
2023-11-20成田 一行
モーター出力の制限となる要因の一つに温度があります。多くの場合、コイル温度が
制約となり、出力や回転数に制限がかかってしまいます。
モーター設計を行う場合、磁気回路の要件を満たす形状を見つけ出してから温度評価や強度評価、振動評価に移るという流れが従来の方法でした。
最適化を活用するにしても、磁気回路を探索した後で以降の評価に移るながれが大多数ではないでしょうか。そうなると、熱的な要件を踏まえたうえで、限界性能がどこにあるのかを見つけ出すことは難しく、ブレイクスルーに繋げていくことは難しいと感じます。
本講演では、最適化計算の中で熱解析を行い温度を制約を考慮しつつ、出力密度の最大化を達成する設計案の探索に取組んだ結果を報告頂きます。ドローンや航空機用モータなど、高出力密度を目指す方には参考になると思います。講演当日に是非会場に足を運んでは如何でしょうか。
12/6 17:30-18:00
熱セッション:株式会社アスター 柳沢 恭平 氏
発熱解析機能のモータ最適化への適用
2023-11-20鈴木 理明
モータ技術は100年以上の歴史があり、原理や理論は既に確立されているように見えます。よって、現在設計されるモータの多くは概ねパターン化されているかもしれません。
しかし、特に最近の車両駆動用モータには、従来の設計パターンでは到達できないほど高い出力密度、効率が求められています。
それを実現するためには、従来の原理原則とは異なる新たなモータの考案が必要となります。
本ご講演では、3次元磁路の活用、非対称性配置の磁石、可変磁束といった全く新しい原理で開発されたモータが紹介されています。
提案されるモータはこれからの車両駆動用モータの主役となるかもしれません。
本ご講演を通じて、今後さらなる進歩が期待できる最新のモータ技術をぜひいち早くご確認ください。
12/6 14:30-15:00
大規模セッション:ヤマハ発動機株式会社 日吉 祐太郎 氏
三次元磁路と非対称磁石配置をもつ可変界磁PMモータの運転特性
2023-11-17三輪 將彦
「三次元解析は大事だから皆さんやりましょう」と呪文のように繰り返すソフトウェアベンダーがいます。(たしかJMAGという名前の)
「時間かかるからうちは必要ないかな」とか、「やらなくても設計はできているから不要かな」という疑問も、頂戴することがあります。
ただ、漂游損や渦電流損を含む数百万要素のモータの三次元解析が一日に何度も行える、適切なメッシュを切ることで実測との乖離も小さくなる、となればどうでしょうか。
東芝インフラシステムズ株式会社 三須大輔様のご講演は、上記の疑問に真正面から答えてくださいます。
- 闇雲にメッシュを細分化するだけではなく、エンジニアは大規模解析により何を知りたいのかを考えてモデリングすべき
- 解析結果のどういう点に着目するのがよいか
といった示唆に富む内容です。皆様のご聴講をお待ちしております。
最近ふと思うこと:
多くのコアを使って計算すると、その消費電力は小さくない。
皆様にHPCの利用をお勧めする我々は、省エネに寄与できているのだろうか?
JMAGをお使い頂く皆様に高効率の電気機器を設計いただいて、世界中の機器効率を上げるしかない。
お役に立てるソフトウェアを開発しなければ。
12/6 15:00-15:30
大規模セッション:東芝インフラシステムズ株式会社 三須 大輔 氏
大規模解析によるモータ構造の損失検討
2023-11-17仙波和樹
扁平で大トルク密度を得られることから近年アキシャルギャップ(アキシャルフラックス)構造のモータが着目されています。
アキシャルギャップモータの設計、解析の悩みどころは磁束の流れが三次元的であり、三次元解析が必須になることかもしれません。
株式会社明電舎 太田様のご講演では並列ソルバー(MPP)の高速化例が示され、実は三次元解析も思ったほど時間がかからないことを感じ取っていただけるのではないかともいます。
また三次元による詳細解析以外のお話しも頂戴できる予定でぜひご聴講のほどよろしくお願いいたします。
(JMAGの機能がそこまで追いついていない、という話もありますが…)
12/6 14:00-14:30
大規模セッション:株式会社明電舎 太田 智 氏
JMAGを活用したアキシャルギャップモータの解析時間の高速化
2023-11-17成田 一行
斬新なモータ設計手法の一つとして、形状自由度の高いトポロジー最適化が注目されています。
しかし、NGnet?半径?配置?などトポロジー最適化をまだ試したことがない方には馴染みのないパラメータがあり、それらのパラメータをどう調整すればいいのかわからないために、トポロジー最適化そのものを諦めている方もいるかもしれません。
本ご講演では、シンクロナスリラクタンスモータを例に、トポロジー最適化固有のパラメータが結果に与える感度を丁寧に評価されています。
さらに、JMAG V22.2から利用可能となったトポロジー最適化の最新オプションとなる「ガボールフィルタ」の効果についても示されています。
これからトポロジー最適化を始める方には、お手本となるご講演ですので、聴講を強くお勧めします。
12/6 17:30-18:00
コンセプト設計セッション:株式会社アイシン 木戸 勇志 氏
ガボールフィルタを活用したSynRMのトポロジー最適化
2023-11-17三輪 將彦
トポロジー最適化計算は細かな形状制約を事前に課す必要がないため、使いやすい最適化計算と言えます。
ただし、形状自由度が高いあまり、製造困難な形状が得られることもあります。
そこで、自由度を持たせたい部分にはトポロジー最適化計算を、製造性を考慮してトポロジーを固定したい部分には形状パラメトリック最適化計算をそれぞれ適用する、ハイブリッドな最適化計算が注目されています。
本ご講演では、最新のハイブリッド最適化計算とその製品適用についてご講演頂きます。
ハイブリッド最適化計算では現実的な最適形状が得られるだけでなく、形状パラメトリック最適化計算のみより良好な最適解が得られたことが紹介されています。
本ご講演を聴講されたら、きっとハイブリッド最適化を試したくなること間違いなしです。
12/6 17:00-17:30
コンセプト設計セッション:オムロン株式会社 佐藤 一樹 氏
電力変換機器の磁気・回路特性を考慮したトポロジー最適化とパラメータ最適化のハイブリッド手法 ~ワイヤレス給電機器への適用事例~
2023-11-17三輪 將彦
「基本設計ではOKだと思ったのに、詳細設計で熱や強度の要求を満たせないことがわかり、もう一度基本設計からやり直し。。。トホホ。。。」
そのような苦い経験をされた方は多いのではないでしょうか?
もし、基本設計の段階で磁気回路設計だけでなく、簡易的にでも熱設計や強度設計までできていたら、手戻りなくスムーズに詳細設計、実機評価と進めたのかもしれません。
モータの基本設計の段階で磁気+熱+構造+電界といった様々な物理現象を多面的に評価するツールがJMAG-Expressとなります。
最新のJMAG-Expressでは、ユーザー固有のロータ、ステータの形状や評価内容(シナリオ)を簡単に登録することができるようになっています。
本ご講演では、JMAG-Expressのカスタム機能を用いて、ユーザー独自のモータに対してPWM電流を考慮した磁気回路の評価だけでなく、熱や強度まで同時に評価した事例をご紹介頂きます。
さらに、JMAG-Expressから最適化計算まで実施されています。
設計の手戻りで苦い経験をされた方は必見のご講演です。
12/6 14:00-14:30
コンセプト設計セッション:ヤンマーホールディングス株式会社 原 洸 氏
PWMに起因する高周波成分を考慮した永久磁石同期モータの磁界・熱・振動の多面評価
2023-11-17三輪 將彦
導入セッション:太産工業株式会社
現状の電磁ポンプの設計開発の工程には、試作回数や設計データの共有・蓄積などいくつかの課題があります。
JMAGを導入することで、これらの課題解決を目指します。
そのための最初のステップとして、実験と解析の結果がどの程度一致するのかを確認する必要がありました。
講演では、これまでの成果と今後の課題を発表いただきます。
特に、これからJMAG導入を考えている方、導入したけれどどうやって開発プロセスに活かせばいいかを悩んでいる方はぜひご来場ください。
導入セッションは、これまでJMAGユーザー会で発表をされたことのない企業の皆様を対象にご発表をいただいています。
JMAGがない世界からJMAGがある世界にかえてくださった方々の苦労なども共感いただき、皆様の活用範囲を広げるきっかけになると幸いです。
12/7 9:00-9:30
導入セッション:太産工業株式会社 宮園 泰輔 氏
JMAGの設計開発プロセスへの導入と課題について
2023-11-16福岡 俊
JMAGユーザー会は、アメリカを皮切りにインド、台湾、韓国、ドイツ、中国とめぐり12月の日本が大トリとなります。
すべての国で会場開催をし、かつコロナ前を上回るお客様に参加をいただきました。
会社を超えて、業種を超えて、良い製品開発のためにすべきことの意見交換も盛んでした。会の終わりに新たな気付きを得られたといっていただき、わたしたちの嬉しさも倍増しました。
さて、今年のユーザー会では、新しいJMAG-Expressについて統一してアンケートを実施し、200名以上の方から回答いただきました。
日本では、JMAG-Expressセミナー参加者となります。
これまで利用していたツールなどにもよるため一概にはいえませんが、
傾向として海外の方はJMAG-Expressをそんなに速くは感じてはいただけなかったようです。
もしくは、日本の方がリップサービスで良い点をつけてくれたのでしょうか。
12月のユーザー会でも、パワーアップしたJMAG-Expressを皆様に評価いただきます。
より使える、使いたいと思っていただけるのか、不安半分、期待半分楽しみにしています。
各国のJMAGユーザー会のプログラム
2023-11-15マーケティングチーム一同
このセッションは、学生参加者同士、かつJMAG×学生とのコミュニケーションの時間として企画しております。
また、15名の学生の皆様よりポスター発表もございます。ポスター発表者は年々増加し、私共も大変うれしい限りです。
日頃の興味、疑問や研究課題など、学生同士で対話できるよい機会となることを期待しています。
■学生セッション概要
ーランチタイムセッション:12/6(水)12:20~14:00(1日目のみ)
ー学生ポスター:12/6(水)15:30-17:00および12/7(木)14:40-16:10
ー懇親会:12/6(水)18:30-20:00(1日目のみ)
https://www.jmag-international.com/jp/conference2023/academia-session/
1日目のランチタイムには、JMAGを通じて電動化の取り組みを感じていただけるよう、
「電気自動車用モータ開発の取り組み」をご紹介します。
2023/10に学生向けのモータ設計セミナーを開催しました。
参加いただいた学生のみなさんとお話しをしたところ、それぞれの研究テーマに関する技術については深くご存じだけど、
背景だったり市場についての情報を切望されていることを知りました。
そこで、お昼には、広い視野でみていただけるランチタイムセッション 夕方は学生の皆様によるポスター発表で技術を探求する
2つの構成で学生セッションを構成することにしました。
現在、短い時間で学生の皆様に、電気自動車市場と取り巻く環境についてご紹介できるようレポートをチェックし
また、JMAGユーザー様からいただいているアンケートをもとに分析をしています。
ここでしか知ることのできない情報満載です。
どうぞお楽しみに
解説やデモは牟禮が対応いたします。
学生の皆様のご参加をお待ちしております!
2023-11-14学生セッション担当 佐々木
実は少し以前から数名のお客様から、平均トルクが実測と合わないというお問い合わせをいただいたことがありました。JMAG-RTモデルを制御回路と組み合わせてシミュレーションしたときに、実測と誤差があるというのです。一方で、同じモデルを使用してI-T(電流-トルク)特性を評価すると実測とよく整合していました。ある特定の駆動条件でJMAG-RTとJMAG-FEAとの間で誤差があるのか?などと推測したものの原因が分からない状態でした。
今回ご講演いただく岡山大学の竹本先生とのコミュニケーションの中で上記のようなことがあるか?とお尋ねしたところ、確かに竹本先生のところにも同様の問い合わせがあるというのです。このようなきっかけから、V&V(Verification & Validation)プロジェクトの中で本テーマも取り上げることになり、竹本先生にもご協力いただくことになりました。
プロジェクトの中で色々と細かく分析していくと、非常に興味深いがなかなか難しい問題であることも分かってきました。実測のトルクデータだけではよく分からず、どうやら角度センサの情報も丁寧に見ていかないといけないこと、駆動条件によって誤差が大きくなったり、無視できる程度であったりと程度が異なることなどが分かってきました。
本講演では竹本先生からこれまでの検討状況について皆さんと共有いただきます。是非、皆さんの知恵も拝借させてください。
2日目12/7 11:50-12:20
高速回転下の永久磁石同期モータにおけるトルクの実測と解析結果の誤差要因の検討
岡山大学 環境生命自然科学研究科 電動機システム工学研究室 教授
竹本 真紹 氏
2023-11-13鈴木雄作
早期申し込み特典は、明日11/14までとなります。
はやく申し込むとどんな良いことがあるのでしょう。
1つ目は、最適化理論講座への優先参加権です。 12/6 15:40-16:50
目的関数と制約条件の使い分け、設定によってそれらが内部でどのように扱われるかなどを基礎から解説いただきます。
多最適化をこれから取り組まれる方、理論を整理されたい方必見です。
2つ目は、集中セッションへの参加です。 (1日2回 2日間で4回)
JMAGユーザー会では、JSOLは全16のセミナー、46のポスター、7つの基礎講座を企画しています。
パラレルに実施をしますので、すべてをまわることは誰にもできません。
また、私たちは、「質問はいつでも声をかけてください」と皆様に申しているものの、、、、声をかけるのが苦手な方もいると思います。
シャイな方や、どのセミナー、ポスターに参加してよいかわからない方、ぜひ、この集中セッションにご参加ください。
テーマごとにエンジニアが解説をします。
- JMAG-Expressを使ったモータ設計
- 高精度解析のためのモデリング技術
- 誘導加熱に関する解析技術
ぜひ、お早目にお申し込みください。
2023-11-13マーケティングチーム一同
今年のJMAGユーザ会の展示ブースも何かが違います。
新しい出展者4社をご紹介します。
出展申し込み1号は、長岡モーターディベロップメント株式会社です。
モータ試作や設計はもちろんのこと、シミュレーションモデル作成や制御ソフトウェア作成、駆動回路などにお困りの方の相談にのってくださるとのことです。
中国を拠点とするQingdao Yunlu Advanced Materials Technology Co., Ltd.(青島雲路先進材料技術股分有限公司)も今年参加されます。JMAG V23の材料データベースにもYunluの材料が搭載開始されますので、新しいパートナをぜひチェックしてください。
株式会社中央図研からは、KULIをご紹介いただきます。
設計したモータを車両の電費性能として評価するソリューションを紹介いただけるとのこと。
また、Powersys社は、パワエレ向けシミュレーションであるSIMBAとJMAG-RTを連携したパワートレイン設計の最適化ソリューションを紹介いただきます。
このほかにも、計測メーカをはじめ、全21出展企業の皆様がこの日のために準備をしてくださっています。
https://www.jmag-international.com/jp/conference2023/event/
どうぞお楽しみに。
学生セッション:
昨年好評だった学生によるポスター発表。今年は2日間にわけて 15名の学生に発表いただきます。
https://www.jmag-international.com/jp/conference2023/academia/
どの発表も面白そうですよね。ぜひ企業の皆様、会場で学生の皆様とディスカッションください。
また、電気自動用モータ開発の取り組みなどを紹介する学生限定のランチタイムセッションもあります。
他大学での取り組みなども学生同士でもお話しができたらと思います。
JMAGを介して多くの人とつながりましょう。
2023-11-10マーケティングチーム一同
今年でJMAGは40歳になりました。 そしてユーザー会は30回目となります。
この記念の年に、多くのお客様をお迎えすることができて大変うれしいです。
また、毎日配信するユーザー会準備日記もコロナ前に戻し復活です。
本日は、JMAGユーザー会で準備しているコンテンツをさらっとご紹介します。
その後、日々準備状況をお伝えしてまいります。
まだ、WEBサイトに掲載していない情報も、この準備日記の中では紹介してしまいたいと思います。
今年のJMAGユーザー会のテーマは、「シミュレーション技術の大きな可能性」として、各コンテンツを準備しています。
JSOL講演
プロダクトビジョンと開発計画を2つにわけて紹介します。
皆様の計画に寄り添えているか、ぜひチェックしてください。
基調講演、ユーザー講演
多くの発表では最適化が用いられており、計算量をおさえる動きから、如何に計算をし尽くすのかに変わっていっていると感じられます。
基本的な機能しか使わないから自社には関係ないよ というあなた!! 百聞は一見にしかずです。
ぜひ、講演で新しい気付きを得てください。
セミナー、ポスター
1日2回コミュニケーションの時間を用意しているのが、JMAGユーザー会の特徴でもあります。
今年は、15のセミナーと46のポスターを準備中です。
これまで、ポスターで紹介されても、どうやってJMAGを操作したらよいかわからない、というお声をいただいていました。
そこで、ポスターに連動したデモが行える環境も用意します。我々の中では動くポスターと呼んでいます。
1日1回、しかも同じテーマで2度は登場しません。ぜひとも2日間を通じてご参加ください。
キーワード:
JMAG-Expressの詳細解説 / 高精度大規模計算 / 多目的・多制約最適化 / 効率マップ / トポロジー最適化 / 代理モデルの活用 /
NVH / 熱評価 / 制御連成 / 材料モデリング(磁石・鋼板・鉄損)/ JMAG-RT / 誘導加熱 / 非接触給電 / レゾルバ / リニアモータ /
トランス / リアクトル・コンバータ / シミュレーション精度検証
※11/14までにお申し込みをされた方で、希望者の方には、テーマごとの集中解説も行います。
ふるってご参加ください。
- JMAG-Expressを使ったモータ設計
- 高精度解析のためのモデリング技術
- 誘導加熱に関する解析技術
JMAGヒストリーボード(常設展)
JMAGのこれまでの機能追加をまとめています。
40年を振り返りながら、将来についてもこのパネルの前で皆様とお話しできたらと思います。
学生セッション、パートナーセミナー、ワークショップなどこれ以外にも企画は盛りだくさんです。
明日以降の準備日記もどうぞお楽しみに。
2023-11-09マーケティングチーム一同