イベントのご紹介

JMAG開発者によるポスター展示

I:12月 9日(木)1日目 11:40 – 13:10 II:12月 9日(木)1日目 14:40 – 16:10 III:12月10日(金)2日目 11:30 – 13:00 IV:12月10日(金)2日目 14:30 – 16:00

 ポスター展示 I 12月 9日(木) ユーザー会1日目 11:40 – 13:10
A-1 SRモータの解析手法
レアアースレスモータとしてSRモータが着目されています。ここではJMAGによるSRモータの解析方法、SRモータに特有の解析の難しさおよびそれを解決するためのJMAGの機能についてご紹介します。
B-2 これからの電磁界解析テーマ
電気機器開発に対する要求は年々高まっており、今までは見過ごされてきたような損失や特性の改善が求めらています。それに伴い、解析にもより深い分析能力が要求されています。従来、解析では扱われなかったり、扱うことが出来なかった、カシメ部に生じる渦電流、積層コアを貫く鎖交磁束の影響、磁石に生じる渦電流等のテーマの事例を紹介しますので、解析に求められる分析機能の可能性について、議論させて頂きたいと思います。
C-3 豊富な設計案をより効率的に解析する パラメトリック解析のすすめ
電磁界解析を用いた設計検討において、検討パターンの多さにためらいを感じたことはありませんか。モデル作成の手間、計算に要する時間、煩雑な結果データの整理など、設計案が増えるほどに解析への不安も広がります。
JMAG-Designer のパラメトリック解析なら、形状・条件を変更した多ケースを容易にモデル化するパラメトリックツール、分散処理による迅速かつ効率的な計算実行、多くの結果を容易に比較し設計変数の応答を抽出する結果処理機能など、より多くの設計案をより効率的に検討するための強力な機能群を提供しています。
本ポスターでは設計検討でのこれら機能の活用方法について事例と併せご紹介します。
D-4 回転周期メッシュ機能の紹介
解析において生じる誤差の中には、コギングトルク波形のオフセットなど、メッシュに起因するものがあります。このような誤差は、メッシュに工夫を施すことで低減することが可能です。
回転周期メッシュ機能は形状の周期性を考慮したメッシュを生成する機能であり、本機能を使用することでメッシュによる誤差を抑えられることを、事例を通してご紹介します。
E-5 体感!実感! 高機能を身近にするDesigner のインタフェース
高機能であることを、何か複雑で扱いにくいものと感じたことはありませんか。これからのCAD はただ高機能であるだけでは不充分です。JMAG-Desigenr にはその豊富な機能を利用者の手になじませ、作業効率の向上に繋げるための様々な工夫が込められています。
より豊富な機能をより使いやすく提供するJMAG-Designer の強力なユーザーインタフェースを、ぜひこの場でご体験ください。
F-6 ブラシモータ~ブラシ素子の徹底理解
ブラシモータのモデリングのポイントはブラシのモデル化です。JMAGでは回路素子にブラシ素子があるため煩雑な設定手順が必要ありません。ただし、ブラシは形状としてモデル化されるわけではないのでブラシ素子の機能をよく理解する必要があり、ここではわかりやすくブラシ素子について説明します。また、NT特性の計算などブラシモータの特性解析についても紹介します。
G-7 PM/HBステッピングモータのトルク特性解析
PM/HBステッピングモータのトルク特性を解析で求める場合、実測と解析結果が合わないという問題に直面することが多いかと思います。これはメッシュ分割が不十分であったり、材料特性が不適切であることが原因だと考えられます。この問題を解決させるために、トルク特性を求める上でのメッシュ生成のポイントや材料特性の影響度の調査方法について紹介致します。また、動特性を求める場合には解析時間の問題がより顕著に現れるので、この点についても対策方法を紹介いたします。
H-8 リニアモータをシミュレーションする
JMAGによるリニアモータの解析ではスライドメッシュ機能を用いることでステップごとのメッシュ生成が不要となるため、よりロバストな解析を実現することができます。
本ポスターでは、同期リニアモータと誘導リニアモータを取り上げ、スライドメッシュ法に基づく解析を通して、スキューの有無による無負荷特性の違いから始動特性、負荷特性までを紹介いたします。
またリニアモータは端効果と呼ばれる可動部が有限長であることの著しい効果があることが知られていますが、有限要素法ではこの効果を視覚的、定量的に捉えることができます。JMAGによる端効果の解析についてもあわせてご紹介いたします。
I-9 制御シミュレーションのためのモータモデルJMAG-RT その仕組みと注意点
JMAG-RTはモータのFEM解析結果をまとめたモータモデルを使って、制御シミュレータ上でモータ計算を行うシステムです。
本システムはFEMの結果をベースにしているため、理想モータモデルに比べ精度が高い制御シミュレーションを行うことが可能です。
このポスタでは、JMAG-RTシステムをよりよい精度、より短い計算時間で動かすために知っておくと便利な設定パラメータの意味、背景理論を事例と共にご紹介します。


 ポスター展示 II 12月 9日(木) ユーザー会1日目 14:40 – 16:10
A-10 PMモータ開発向け特性評価方法
PMモータを開発する上で比電気装荷と磁気装荷をどうバランスさせるかは高効率化、高回転数化などの面で重要である。効率向上のためには、モータ単体の性能はもとより、モータドライブシステム全体の効率を向上させる必要がある。高回転数化に関しても、誘起電圧評価から弱め界磁制御、またそれによる磁石減磁などを検討する必要がある。ここでは、効率マップ、NTカーブにはじまり、モータ定数の評価および各動作点における損失、騒音評価までモータ開発に必要な各種特性の評価方法を示す。
B-11 連成解析のしくみ
電気機器の高性能化にともない、電磁界設計のみならず熱・構造設計なども含めて最適な解を得る必要性が高まっています。
これを受け、JMAG-DesignerではVer10.5に向けて連成解析機能の強化を計画しています。
・操作性を向上させ、より容易に電磁気・熱・構造を連成させた解析を行えるようにします。
・サードパーティソルバーと連携のためのインターフェースを提供し、お手持ちのソルバーとの連成を可能にします。
本ポスタでは、これらの強化点をアーキテクチャの面からご紹介します。
C-12 機器設計の多面的な検討を実現する Abaqus / LMS 連携
今日の電気機器の設計では、電磁気・熱・構造など様々な視点での要求を満たし、相互のトレードオフを考慮した設計を行なうことが求められています。
JMAG では構造・熱解析CAE製品Abaqus、 LMS との連携により、機器設計を多面的に行なう為の解析環境を提供します。
本ポスターは、連携により評価できる設計テーマ・解析内容、事例のご紹介と、今後の計画についてご説明します。
D-13 電気機器における熱解析の重要性
電気機器の開発において熱の重要性は非常に高くなりつつあります。
磁石やコイルは温度依存性が強く、特性が大きく変化し、優れた磁気設計であっても、熱的に成立していなければ設計は不十分です。
JMAGでは、簡易な熱回路から、精度の高い解析まで、要求に応じた熱解析手法を高精度な磁界解析と簡単に連成させることが出来ます。
磁気的・熱的な両立性を高める設計の手助けが可能なJMAGの魅力をご確認ください。
E-14 モデルベース開発におけるJMAG-RTの価値
モデルベース開発成功のカギは、プラントモデルにあります。プラントモデルは、精度良くモデル化され、各工程で共有される必要があります。JMAGが提供するJMAG-RTソリューションは、高精度なプラントモデルを提供し、かつプラント開発とシステム設計において同一のモデルを利用することができます。
モデルベース開発におけるJMAG-RTの魅力を確認してください。
F-15 JMAG並列ソルバーのご紹介 ~SMP/DMPの選択とハードウェアの選定について~
近年、ハードウェアを購入する際には搭載するCPUを複数から選択することが可能です。一方、JMAG等有限要素法のソフトウェアを用いる場合、CPUによって解析速度が大きく異なります。特に並列処理を行おうとする場合には、それが顕著になります。本ポスターでは、最新のCPUを含めたSMP並列に適したマシンの選定方法、およびDMP並列の効果と注意点について説明いたします。
G-16 モータの電磁振動解析
モータに対して、高効率化・小型化の要求だけでなく、低振動化や低騒音化への要求も高まってきております。
電磁振動、電磁騒音対策に解析を利用して頂くために、JMAGで求めた電磁力分布を利用した具体的な解析手順を紹介致します。
JSOLで設計、開発しました晴海1号(IPM)の電磁力の共振現象や強制振動現象を解析で検討し、実測結果と比較した事例紹介もございますので、振動解析について議論させて頂きたいと思います。
H-17 JMAG-RTの仕様書としての利用と流通について
モータに代表されるアクチュエータの複雑化に伴い、詳細なモデルを仕様書として利用したいという声が増えてきています。
一般に利用されている要求書、仕様書は平均的な特性や定格点での特性であり、詳細な特性が伝わりません。
複雑なアクチュエータの特性を正しく伝えるためには、FEAから特性情報を抽出したビヘイビアモデルであるJMAG-RTの利用が最適です。
JMAG-RTが創造する新たなサプライチェーンについて一緒に考えませんか。
I-18 HILSを用いたモータ制御シミュレーション
HILSのプラントモデル作成ツールの充実、処理速度の向上といった背景から、PWM信号を用いたモータの制御シミュレーションも実施できるようになり、モータドライブの制御開発でHILSが本格的に利用されるようになってきました。特にEV/HEVの開発においてHILSは不可欠な技術となってきています。
JMAG-RTも幅広いHILS上で動作することが可能になり、これまで以上に利用しやすくなりました。
JMAG-RTの高精度モータモデルを、お持ちのHILS上でご利用下さい。
 ポスター展示 III 12月10日(金) ユーザー会2日目 11:30 – 13:00
A-19 高効率発電機設計のための解析技術
近年、再生可能エネルギーのための発電機開発が世界的に盛んになっています。モータと同じく発電機にも高い効率性が求められています。ここでは損失計算をはじめとした高効率発電機開発のために有用なJMAGを使った解析技術を紹介します。
B-20 部分インダクタンスを指標としたバスバーの形状改善例 ~JMAGバスバーインダクタンスツール活用例~
JMAGバスバーインダクタンスツールを使うと、バスバーの部位毎のインダクタンス(部分インダクタンス)を算出できます。
部分インダクタンスを評価するとインダクタンスが大きくなる要因の部位がわかり、形状を改善すべき箇所が見えてきます。
本ポスタでは、JMAGバスバーインダクタンスツールで求めた部位毎のインダクタンスの値を指標としてバスバーの形状の改善を行い、インダクタンス低減を実現した解析例をご紹介します。
C-21 モータドライブシステムのEMC
現在のモータドライブ設計においては、効率や制御特性などの設計に加えて、電磁ノイズの対策が重要なテーマとなっています。しかし電磁ノイズ対策は、実際にシステムを組み上げてから思考錯誤的に行っているのが現状ではないでしょうか。
本ポスターでは、試作前の設計段階から、モータドライブの電磁ノイズを予測・対策するためのシミュレーション手法をご提案します。JMAG、EMC Studio、回路シミュレータを組み合わせた解析事例を通じて、ノイズ対策の効率化・短期化の可能性を示します。
D-22 3次元設計と2次元解析をつなぐ断面解析機能
近年では3次元CADの普及により、電気機器の開発においても3次元設計が主流になりつつあります。一方、機器の電磁界解析では、2次元解析を用いて充分な特性評価が行なえる場面が少なくありません。
JMAG-Designer ではこの様なシーンにおいて、3次元設計データから2次元解析をシームレスに行うためのアプローチとして、断面解析機能を提供しています。
本ポスターでは断面解析機能が適用できる適用できる利用シーンと効用をご紹介し、設計モデルから効率的に解析いただく方法をご案内します。
E-23 誘導機~用途別解析手法の紹介
誘導機は「すべり」や「かご」があるためPMモータとモデリングのポイントが異なります。また、一般的に過渡解析では定常状態まで時間がかかりますが、等価回路モデルや周波数応答の活用により素早く解析することが可能です。ここでは誘導機のモデル化のポイントと目的に合わせた解析手法を紹介します。
F-24 設計者のためのJMAGによる電磁弁解析
電磁弁はその用途から正確な位置制御が求められます。
このため、設計段階から各位置におけるプランジャの吸引力や与えられた入力に対するストローク長などを高精度に評価する必要があります。
JMAGの有限要素法を用いた解析事例について、電磁弁の静特性や回路、渦電流を含む動特性など、用途に応じた評価量の求め方を中心にご紹介致します。
G-25 新しい非接触給電方式の磁気共鳴解析のすすめ
近年、非接触給電方式の中でも磁気共鳴に関する研究・開発がさかんに行われるようになりました。磁気共鳴の設計では送受コイル間の電気定数を把握し、共振状態を維持することが重要になります。是非、JMAGを用いた電気定数の評価や共振状態の確認をお試し下さい。
H-26 定型化した解析業務の進め方
定型化した解析業務において、単調な繰り返し作業に辟易することはありませんか。
JMAG-Designerでは、パラメトリック機能、解析テンプレート機能やスクリプト自動記録機能を使うことで、この繰り返し作業を簡単に削減することができます。
また、定型化した解析業務全体をシステム化した事例として、JMAG-BUSについてもご紹介します。
I-27 JMAG-Designer10.4 新機能紹介と今後の開発計画
JMAGは皆様の製品開発における技術的課題を解決するため、新しい解析技術の開発、既存機能の改善に積極的に取り組んでいます。
その成果としての、JMAG-Designer10.4の新機能を紹介します。
また今後の開発計画についても提示します。
この機会に、皆様のご要望を是非お聞かせください。
 ポスター展示 IV 12月10日(金) ユーザー会2日目 14:30 – 16:00
A-28 電磁誘導加熱の解析技術
電磁誘導加熱の検討において、JMAGの電磁界解析が有用です。コイル形状や加熱電力・加熱時間を検討することで、より効率・品質が高い加熱方法を設計することができます。
本ポスターでは、産業分野の予熱工程や乾燥工程で利用される直接誘導加熱や局所的な加熱、サセプタによる間接誘導加熱についての解析事例を通じて、磁界解析ならではの電磁界現象を可視化する能力を御覧頂き、電磁誘導加熱の検討が深められることを御紹介します。
B-29 電磁調理器の解析技術
電磁調理機の開発では、より一層の普及や競合との差別化のために技術開発が必須となっています。JMAGの電磁界解析を利用した、コイル/コアの通電条件や配置による発熱分布の解析例、鍋の有無によるインピーダンスの変化、電磁力により生じる鍋の浮力、周囲への漏れ磁束分布についての解析事例を紹介いたします。目に見えない電磁界を可視化することで、電磁調理器の開発に貢献できると考えています。
C-30 着磁解析に関する機能と用途の紹介
一般に磁石の内部の磁化状態を予測することは困難です。そこで、JMAGは着磁器の解析結果を利用した着磁機能を提供してまいりました。本機能の適用範囲には、軟磁性体の残留磁化の考慮を行うことも含まれます。具体的なモデルを例に着磁過程とJMAGの各機能との関係、残留磁化を扱う場合の注意点を紹介いたします。
D-31 スイッチングトランスにおける新しい高精度動解析技術の提案
スイッチングトランスではシンプルなコア構造であっても、その動特性を正確に評価することはコアのヒステリシス特性を含む非線形特性と著しい過渡特性のため、容易ではありません。
本ポスターでは上記の特性を電流応答や動的インダクタンス特性に反映することを可能にしたFrozenPermeability法と呼ばれる新しい評価手法とそれによる解析結果をご紹介いたします。
E-32 電力トランス~堅牢性・安全性のための詳細解析事例
電力トランスの解析では基本特性も重要ですが、堅牢性・安全性の確保のため細部の熱や事故時の状態など定常状態以外の解析も重要です。また解析技術としても熱や構造連成が必要となってきます。ここでは漂遊損の解析や突入電流の解析事例を定常状態以外の解析について紹介します。
F-33 リアクトルの解析技術
スマートグリッド(次世代送電網)からハイブリッド車、携帯電話まで様々な設備・機器は電力変換を介してネットワーク化が進んでいます。電力変換機器を構成する変圧器やリアクトルについてもチップ部品から大型電力機器に至るまで、すべてにおいて技術要求が高まっています。JMAGトランス解析機能は、リアクトルの性能向上に貢献します。本ポスターでは、リアクトルの基本性能となる電流-インダクタンス特性から、損失、Q値の求め方、また電磁力による振動や漏れ磁束による損失についての解析事例を紹介します。
G-34 さまざまなメッシュ生成
JMAGには、電磁界解析に適した様々なメッシュ生成機能があります。
解析対象や着目する電磁界現象、要求される計算精度などをそれぞれの機能を用いたことによる効果を事例でお伝えします。
個々の課題に適したメッシュ生成機能の探し方、まだ知らない機能などをご案内します。
H-35 メッシュ生成時の問題の効率的な対処方法
JMAGでのメッシュ生成時の問題を解決するための対処方法にお困りではありませんか?
メッシュ生成時に発生する問題の原因は、モデル形状、条件設定、メッシュパラメータの3つに分類できます。
発生した問題がどの分類に属するのか把握し、対処方法の方向性を決めることが効率的な問題解決につながります。
具体事例を通じて、問題への対処方法をご案内いたします。
I-36 高周波焼入れに関する解析技術
高周波焼入れで最適な表面処理を行う際には加熱コイルとワークとの位置や電力の投入条件(周波数、電力、移動速度)を吟味する必要があります。そこで、JMAGは加熱過程の評価を行う為の磁界と熱の連成解析の環境を提供しております。本ポスタでは解析を行う方向けにモデリングの注意点および実験結果と解析結果の比較方法などを紹介致します。