トランスは、大型電力変換機器からDC-DCコンバータまで幅広い分野で使用されています。
使用される分野、目的により機器に求められる要求も異なり、大型電力変換機器では信頼性や省エネが大きなテーマになります。
一方でDC-DCコンバータなどの小型電気機器に関しては、益々の小型・低背化や高効率化が主要なテーマになります。
JMAGではこれら対策や機器特性予測を行うことが可能です。
本セミナーではユーザーの方をお招きし、JMAGを利用した実際の取り組みを講演として紹介いただきます。
それ以外にも、ポスターセッションによる技術的なディスカッションやセミナーによる事例、機能紹介もご用意しております。
皆様方のご参加を心よりお待ち申し上げております。
開催概要
主 催 | 株式会社JSOL |
---|---|
日 程 | 2009年12月11日(金) |
会 場 | 東京コンファレンスセンター品川 東京都港区港南 1-9-36 アレア品川 TEL:03-6717-7000 https://www.tokyo-cc.co.jp/ |
参加費用 | 無料(事前登録制) |
定 員 | 40名 |
プログラム
12:30- | 受付 |
---|---|
13:10- | 電動車両用非接触充電装置の開発と性能評価 早稲田大学 理工学術院 紙屋 雄史氏 |
電動車両用非接触充電装置を開発し性能評価を行った。開発充電器を採用することで、電動車両の充電作業を安全・手間いらず・短時間で行うことができるようになる。 開発充電器の性能向上は、主に送電部・受電部の設計最適化により達成できた。 |
|
13:40- | 電力用リアクトルにおける巻線内ジュール損失に関する一考察 株式会社タムラ製作所 電子部品事業本部 車載事業部 車載統括部 設計G 濱田 勉氏 |
電力用リアクトルの損失は主に鉄損と銅損で構成されている。銅損については巻線の抵抗損以外に表皮効果や近接効果、そしてギャップ部からのフリンジング磁束の影響を受けて損失が増大する。特に近年では機器の小型化に向けて高周波化の傾向にあり、その影響はますます顕著に現れてくる。 これらの影響は巻線内に複雑な電流分布をもたらすため、精度良く銅損を算出するためにはCAEにより解析することが望ましい。弊社ではJMAGを使用した電流分布の解析を行うことで、視覚的且つ定量的に銅損を算定することが確認された。 本講演では電力用リアクトルにおける巻線内損失について考察を述べると共に、JMAGによる解析事例を紹介する。 |
|
14:10- | JMAGを用いたインバータトランスの巻線配置と結合係数のパラメーター化 ミネベア株式会社 電子機器事業本部 開発部門 電子回路開発部 北川 雅啓氏 |
液晶TV等のバックライトを点灯させるCCFLインバータは、トランスのリーケージインダクタンスとランプの寄生容量の直列共振を利用して動作を行う。この直列共振の周波数は、回路の効率やランプの点灯特性に影響を与えるため、非常に重要な要素である。 そこで、要求するリーケージインダクタンスを得るために、トランス設計前にJMAGを用いて結合係数の事前評価を行うとともに、巻線配置と結合係数の関係について検討を行ったので、その内容について述べる。 |
|
14:40- | 休憩 |
14:50- | トランス・セッションセミナー :トランス設計の課題と対策およびトラブル事前予測 |
小型高周波トランスから大型大電力トランスを対象に、小型・低背化や高効率化に向けた対策を示すと共に、発熱や騒音などトラブル時の特性予測例についても紹介いたします。 | |
15:20- | ポスターセッション |
既にJMAG ユーザー会2009にお申し込みされた方は本セミナーの登録は不要です。
JMAG ユーザー会2009についての詳細はこちら
※プログラムは変更になる場合がございます。予めご了承ください。
※同業他社及びその関係者の方は、お断りさせていただく場合がございます。予めご了承ください。
※記載されている製品およびサービスの名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。