
いよいよ来週!
2024-11-29

中国EVメーカーからも発表いただきます
2024-11-19

PSLで設計の生産性があがるのか?
2024-11-19

JMAGの制御/回路連成解析でできること
2024-11-19

大型機の大規模損失解析
2024-11-19

お手軽HPC
2024-11-19

素材の大切さ
2024-11-19

モーター設計と着磁工程
2024-11-19

生産技術の分野におけるデータ駆動型設計プロセスへの変革
2024-11-19

設計探査から仮想試作まで
2024-11-19

3次元トポロジー最適化
2024-11-19

トポロジー最適化及びパラメトリック多目的最適化によるモータ設計の効率化
2024-11-19

出力密度 >15kW/kg!
2024-11-14

データ活用について考える
2024-11-14

磁石レスモータの高精度解析、自動設計のための耳寄り情報
2024-11-12

JMAGの熱解析は、本当にモータ設計の効率化につながるのか?
2024-11-12

誘導電動機の空冷での温度予測はチャレンジングなテーマですよ
2024-11-12

ベアリングレスモータの技術最前線
2024-11-12

磁気と構造のかみ合い
2024-11-12

加熱コイルの自動設計
2024-11-12

モータからの漏れ磁束を評価していますか
2024-11-12

マルチフィジックスをベースとした開発プロセス
2024-11-12

車両要件からモータのコンセプト磁気設計、強度・冷却・モード走行評価まで
2024-11-12

多面評価が導くあるべき姿
2024-11-12

誘導機の電磁振動・騒音を仮想試作で評価
2024-11-05

電磁界解析と最適化計算は…
2024-11-05

JMAGユーザ会は同じ技術テーマで語り合える同志との出会いの場です
2024-11-05

電磁界解析は終わったのか?シミュレーションが拓く新たな可能性
2024-11-05

実践と基礎を学ぶ、充実の2日間
2024-10-31
![[学生限定] 学生セッション~新しい仲間との出会い~](/jp/images/conference2024/d_20241029.jpg)
[学生限定] 学生セッション
~新しい仲間との出会い~
2024-10-29

出展企業のご案内
2024-10-24

JMAGユーザー会 2024
2024-10-22
JMAGユーザー会が来週12/4に開幕です!
みなさま、参加証はゲットしていますか?
12/4は9:20受付開始です。どうぞお気をつけてお越しください。
さて、今年JMAGメンバーは名札をつけています。
また、背中には背番号をつけることにしました。
さんざん、「コミュニケーションとりましょう」と叫んでいるわりに、JSOLの名札って見づらかったですよね。
まずは、自分が名乗らないと ということで、参加いただく皆様に認知いただけるよう改善してみました。
名札の青いラインには、それぞれの役割をいれています。
また、背番号は好きな番号にしました。ぜひ話しかけるときのきっかけにしてください。
そして、17とか51のミーハーな背番号はぷぷぷと笑ってください。
ビブス、、、メンバーからは、ダサいと不評なんです。
もし良かったよ! と思っていただけたなら、ぜひ声かけてください。元気が出ます。
(もちろん悪いご意見も真摯にうけとめます)
それでは、来週、皆様にお会いできますことを楽しみにしております。
2024-11-29
12/4 16:10-16:40
NIO Inc. Dr. Nathan Li
Effect of high Voltage System on Drive Motor Performance
中国におけるEVの発展は目覚ましく、その開発スピードも桁違いです。
その中国EVメーカーの一つであるNIO社より、参加いただきました。
SiCパワーデバイスを使ったインバータにより、より高電圧での駆動が可能となったモータのパフォーマンスの評価には、高精度な効率マップを用いた評価が必要です。
中国、EUでの走行モード上の効率、電費の最適化など、実用的なEVの開発に直結する発表をぜひ聞きに来てください。
2024-11-19中村 真理
12/5 16:20-16:50
Volvo Cars Mr. Kim Bergsro
Large-scale Simulation and Optimization Using PSL
JMAGは多ケース計算に関する開発を行ってきており、PSL(Power Simulation License)の名前を聞いたことがある人も多いと思います。その中で「100ケース同時実行は必要なのか」という声も聞くことがあります。ベンダーがいくら声高に話しても説得力はなく、百聞は一見にしかず、実際にどうなのかというのをごご覧いただくのが良いと思います。
今回Volvo Cars Kim様からPSLをつかった結果どうワークフローが変わったのかについてお話いただきます。最適化、効率マップにPSLを活用した事例が紹介されます。PSLを検討されている方、初めての方もぜひセッションにご参加ください。
2024-11-19佐野 広征
12/4 14:00-14:30
国立大学法人大阪大学 / LG Japan Lab株式会社 竹村 望 氏
JMAG-Designerの制御回路機能を活用した12/10スイッチトリラクタンスモータの特性解析
電気自動車など、車載用としてモータの用途が拡大しています。
車載モータの特徴として、幅広い領域での運転が要求されることがあります。それを達成するため可変磁束の技術が着目されています。
可変磁束はモータの磁気回路構造、制御、インバータとの協調で達成されることが多く、連成解析の技術が必要です。
今回大阪大学/LG Japan Lab竹村様にJMAGの制御/回路機能とモータのFEA計算の連成解析によりHEX結線を採用した10突極12スロットのスイッチトリラクタンスモータの検証事例をご発表頂きます。
JMAGの制御/回路機能でここまでできるんだ!というところを感じ取っていただけましたら幸いです。
2024-11-19成田 一行
12/4 17:10-17:40
株式会社TMEIC 松浦 皓平 氏
大容量同期モータの大規模損失解析と実測比較
近年の運用コスト等の観点から、回転機の高効率化が求められています。
大型回転機は時間的、金額的な製造コストが大きく、試作による効率評価が難しくなります。
このような場合には、シミュレーションによる仮想試作が威力を発揮します。
各部の損失を正確に評価するためには、形状の忠実なモデル化と渦電流を捉える適切なメッシュ分割が必要です。
結果としてモデルが大規模化しますが、この大規模モデルをどう効率よく解くかが課題になります。
今年はTMEIC松浦様より、MPP高並列計算を活用した損失解析と実測比較についてご講演いただきます。
上記の課題をどう乗り越えたのか、必見です。ぜひご聴講いただければと思います。
2024-11-19中岡 高司
12/4 16:10-16:40
日本精工株式会社 髙田 綾 氏
1ノード計算機を用いた大規模計算および多ケース実行について
JMAGの人はいつも、
「良いデザインのためには、大規模計算と最適化計算を。そのためにクラスタ(HPC)を買って。」
と言うけど、いったい幾らかかると思っているのか。
クラスタを買ってもうちには置き場所もないし。
実は最近、1台のマシンでも従来のHPC相当の計算ができるようになっています。
それだけで大規模な三次元計算や最適化が可能になっていると聞いたら、皆さんどう思われるでしょうか。
(注:私は衝撃を受けました)
2024-11-19仙波 和樹
12/5 11:10-11:40
JFEスチール株式会社 高下 拓也 氏
圧粉磁心用絶縁被覆純鉄粉の開発とアキシャルギャップモータへの応用
卵かけご飯は、良い米と水、新鮮な卵がその味を決めています。
つまり、素材が大事。
これは、モータでも同じことが言えます。
モータの主な素材はコア材ですが、今回、新たに開発された圧粉磁心用材料の磁気特性と損失特性をご紹介頂けることになりました。
良い性能は、良いデザインと良い素材から。
新素材を用いて作られたモータの「味」(性能)は、シミュレーションでどれくらい予測できたでしょうか。
ご講演が楽しみです。
2024-11-19仙波 和樹
12/5 10:40-11:10
日本電磁測器株式会社 平松 佑一 氏
最適化機能を用いた、理想的な着磁波形を具現化するロータの組込み着磁解析
モーターの設計から生産までを考えると、検討しなければならないことは様々あります。
リラクタンストルクの活用が進んできている昨今では、磁石がローター表面からより内側に移動しているため、着磁に必要な磁界強度が増加して着磁の難易度が高まっています。
通常、磁気回路は十分な着磁が出来ることを前提に行います。しかし着磁の難易度が上がったことで、その前提が成り立たないことが増えており、後工程で磁力不足によるモーター特性の要求未達などの問題が発生し、設計のやり直しなどの手戻りが発生しています。
設計の段階から着磁工程を考慮すれば、設計者と生産技術のエンジニアがモーターへの要求を満たすために何をしなければならないかが明確となり、生産への移行がよりスムーズになります。製品開発全体の効率化や生産性及び品質の向上などの恩恵も期待できるでしょう。
着磁器を扱われている日本電磁測器様からは、モーター特性までを考慮に入れた着磁器設計の自動化についてご紹介いただきます。磁石単体の評価だけでなく、モーターに組み込んだ時のトルクも評価されています。
取り組み内容はモーター設計者や着磁工程を担当する生産技術部門の方にも有益ですので、これを機にJMAGで考慮する検討領域を広げてみませんか。
2024-11-19鈴木 理明
12/5 10:10-10:40
株式会社アイシン 篠田 健太 氏
パラメトリック最適化を活用した着磁ヨーク設計
最適化計算と聞くと、電気機器設計の分野での利用を想像しがちですが、実は生産技術の分野での利用も着々と進んでいます.例えば永久磁石の着磁ですが、着磁のための磁束の流れや磁石内部の着磁状態は可視化できないため、着磁ヨークの設計は過去の多くのノウハウに頼らざるを得ません。しかし、電磁界解析により様々な物理量が可視化できるようになり,さらに最適化計算で着磁ヨークの自動設計も可能になりつつあります。今まさに、生産技術の分野でも従来のノウハウに依存する設計プロセスから膨大な情報を取捨選択して設計を進めるデータ駆動型の設計プロセスへと変革が始まっています。
そのデータ駆動型の設計プロセスに果敢にチャレンジされている株式会社アイシンの篠田様から、着磁ヨーク設計にパラメトリック最適化を利用された事例をご紹介頂きます。実際の生産技術の現場での課題に対し、最適化計算で解決を試みた事例となります。
これから自動設計に取り組まれる方には必見の事例となりますので、ぜひ聴講されることをお勧め致します。
2024-11-19三輪 將彦
12/5 13:40-14:10
株式会社ジェイテクトサーモシステム 中田 綾香 氏
実用化に向けた誘導加熱コイルの新しい設計手法の確立
高性能な誘導加熱コイル開発を効率的に行うためにこれからシミュレーションをどのように活用していけばよいのでしょうか。
本年度はジェイテクトサーモシステム中田様より、誘導加熱コイルの開発事例についてご講演頂きます。
設計者様の技術力×JMAG×HPCクラウドにより、加熱コイルの設計探査から実機相当の詳細なコイル形状での性能計算まで
一貫してHPCを活用したコイル設計を行い、試作・評価された内容をお話頂きます。
是非ともご聴講ください。
2024-11-19矢野 史朗
12/5 15:50-16:20
日本製鉄株式会社 平 将人 氏
薄板加熱用誘導コイルのトポロジー最適化
薄板を加熱するコイルの設計に3次元トポロジー最適化を用いる取り組みをご発表いただきます。最適化を用いての設計の自動化を目指します。
「設計の自動化には最適化が有効である」ということはなんとなく思っていたとしても、実際にやってみる、しかも3次元でのトポロジー最適化というと高いハードルと感じられるかもしれません。現実的な解は得られるのか、必要な計算ケース数や計算時間はどのくらいなのか、など気になるポイントも多いと思います(私自身も気になっています)。講演ではそれらに対する答えのひとつが示されることを期待しています。
トポロジー最適化をすでに実施している方も、これからチャレンジしたい方も、ぜひ講演にお越しください。
2024-11-19福岡 俊
12/4 13:30-14:00
ダイハツ工業株式会社 竹内 久芳 氏
トポロジー最適化及びパラメトリック多目的最適化によるモータ設計の効率化
短縮される開発期間の中でより高効率な機器設計を進めるために、多目的な最適化を取り入れた設計プロセスの構築が必須となりつつあります。
本講演では、駆動用モータのように形状が特に複雑で設計変数の多い機器の実設計に対して、トポロジー/パラメトリック最適化を活用するための注意点やノウハウを、そのご経験からご講演いただきます。
これから設計プロセスへの最適化の活用をお試しいただく皆さまに、非常に参考になるご講演です。皆さまのご参加をお待ちしております
2024-11-19小川 哲生
12/5 15:50-16:20
Lucid Motors Dr. Emad Dlala
Ultra Efficient and Power Dense Motors for Electric Vehicles
Lucid Motors社をご存知でしょうか?
Lucid Airという高級EVを開発しています。Tesla社のModel Sと比較もなされるのでご存知の方も多いかもしれません。
今回は、パワートレイン開発のヴァイスプレジデント:Emad Dlala氏をお招きし、駆動用モータ開発にどのようにJMAGを活用いただいているかお話しいただきます。
Lucid Motor社が開発する駆動用モータの出力密度は15kW/kg以上と驚異的な性能を有します。当然のことながら相応の冷却性能も必要となります。
どのように高い出力密度と冷却性能を両立させ、かつ高い効率性能を達成するかについてお話しいただきます。
2024-11-14鈴木 雄作
デジタル技術の発展により、様々な分野でデータを活用して意思決定や問題解決を図るデータ駆動の取り組みが進んでいます。
電気機器設計においても、高まり続ける性能要求とリードタイム短縮に応えるためには、勘と経験からデータ駆動型へのシフトが避けられなくなってきています。
シミュレーションソフトウェアであるJMAGには、高速・高精度なデータ生成機能だけでなく、生成したデータをどう活用するか、その環境を提供することが求められます。
そのような中、最適化や代理モデルの機能強化を始め、新しいシミュレーションデータ管理フレームワークの開発などを進めております。
本年度のユーザー会では、設計現場の第一線でご活躍されているJMAGユーザー様をお招きして、データ活用をテーマにミニワークショップを開催いたします。
データ駆動をさらに推進していくために、設計現場におけるデータ活用の課題や、その解決に向けてJMAG開発はどう進むべきか議論させていただきたく存じます。
2024-11-14清水 裕也
12/5 9:30-10:00
長岡モーターディベロップメント株式会社 佐藤 大介 氏
永久磁石フリーモータの最適化とモデルの高精度化
近年、高価な磁石を用いない堅牢かつ単純な構造の磁石レスモータが注目されています。ただし、構造が単純ゆえに磁気回路設計が特に重要で、その設計ツールとしての電磁界解析には高い精度が求められます。磁石レスモータの最適な磁気回路を得るために、形状パラメトリック最適化計算は有効な手段となります。
長岡モータディベロップメント株式会社の佐藤様から、磁石レスモータの代表と言える同期リラクタンスモータ、スイッチトリラクタンスモータについて、最適化計算および高精度解析の事例をご講演頂きます。
最適化計算の事例では、同期リラクタンスモータの複雑なフラックスバリアを形状パラメトリック最適化計算で扱うためのテクニックを披露して頂きます。フラックスバリア形状を合理的に少ない変数で表現することで最適化計算を短時間で安定的に行うことができます。
また、高精度解析の事例では、特にスイッチトリラクタンスモータの解析で悩まされる実測との誤差のメカニズムを明らかにして、3Dモデルを利用することで解決した解析プロセスもご紹介頂きます。
これから磁石レスモータの高精度解析、自動設計にチャレンジされる方には必見の情報があふれています。
ぜひ聴講されることをお勧めいたします。
2024-11-12三輪 將彦
12/5 10:40-11:10
株式会社アイシン 河治 学 氏
モータ製品開発における冷却設計効率化のためのJMAG熱解析機能の検証
モータ設計において、温度評価は製品の信頼性確保に欠かせません。しかし、熱解析の導入には、モデル作成や学習コストといった課題がつきまといます。
本講演では、株式会社アイシン 河治様にご登壇いただき、JMAGの熱解析を実際に活用された経験に基づき、そのメリットと課題を具体的にご紹介します。
– JMAGの熱解析で何が変わるのか?
– モデル作成の効率化、計算時間の短縮
– 解析精度
熱解析の導入を検討されている方はもちろん、すでに導入されている方も、新たな気づきを得られるはずです。
2024-11-12佐野 広征
12/5 11:10-11:40
三菱ロジスネクスト株式会社 諸隈 航 氏
熱磁界連成解析を用いた誘導モーター性能の高精度予測と実測比較
果敢にも初めてこちらにトライされると伺った時に、私はそう申し上げました。
誘導電動機は二次導体の発熱が大きい上に、温度依存性もあります。
ですので、ステータコイルの発熱の温度依存性に加えて、二次導体の電気抵抗率の変化と発熱の温度依存性を考慮する必要があります。
また、強制冷却の場合はそれが部品温度に対して支配的となり、予測精度が得やすい傾向にあります。
一方で自然冷却となると、発熱はもとより伝熱経路の熱抵抗や最外面の放熱によって大きく影響を受けるため難易度が高まります。
本講演では、初めて誘導電動機の温度評価を実施され、実測と比較された内容についてご講演いただきます。
誘導電動機かつ空冷という高難易度なテーマについて、いかにポイントを抑えることで予測精度が高められたかをお話しいただきます。
短期間でここまで到達できるのかという貴重な実例となっておりますので、これからシミュレーションで温度評価される方、現在実測と合わなくてお困りの方は是非ご聴講ください。
勇気をもって果敢にこのテーマにトライされたご経験を共有いただくことは、必ず皆様のもう一歩先へ踏み出す力になると信じています。
2024-11-12仙田 泰三
12/4 13:30-14:00
三菱電機株式会社 三好 将仁 氏
PWM制御のマクロ素子を活用したベアリングレスモータの角度検出解析
ベアリングレスモータは,その名の通り軸を支持するベアリングがないモータとなりますので、長寿命が期待できます。特に近年のモータは小型高出力化のために回転数が高くなる傾向にあり、ベアリングへの負担が増えていますので、ベアリングレスモータの需要はさらに高まると考えられます。ただし、磁気浮上するロータの角度位置の検出に誤差が生じやすいモータでもあるため、誤差低減技術が不可欠となります。
三菱電機株式会社の三好様から、ベアリングレスモータにおける角度検出誤差の低減技術についてご講演頂きます。誤差低減の原理だけでなく、実機と同じようにPWM制御で磁界解析を行った時の結果までご紹介頂きます。
ベアリングレスモータの技術革新は日々進んでいます。本ご講演から、ぜひ最新技術を入手してみてください。
2024-11-12三輪 將彦
12/5 13:10-13:40
日立Astemo株式会社 岡 雄基 氏
JMAG-ANSYS Motion連携による段スキュー付ロータを考慮したe-AxleのNV解析技術の構築
電気自動車などに使われるモータはエンジンより滑らかで静かというイメージがありますが、それでも更なる静粛性、快適性を求められ、振動、騒音(NV)に対する課題は尽きないようです。
最近ではモータ、インバータ、ギアボックスなどをe-Axleとして一体として設計するため、モータの磁気とギヤのかみ合いやケースの剛性といった構造面を同時に考えてNVの評価をしないといけない課題があります。
今回日立Astemo岡様にJMAGとANSYS Motionを連携させることで電磁力とギヤかみ合いの相互作用を解き、実際のe-Axleの稼働状態のNVを再現するご検討事例を発表頂きます。ご期待ください。
2024-11-12成田 一行
12/5 16:20-16:50
ティーケーエンジニアリング株式会社 河辺 正臣 氏
代理モデルを援用した形状パラメトリック最適化
誘導加熱コイルの設計は均一もしくは局所加熱等の加熱要求や電源の制約など、多数の条件を満たすコイル形状を探索することは簡単ではなく、その検討の多くは熟練技術者の知識や経験、実機実験による試行錯誤にて行われています。
ティーケーエンジニアリング様は、熟練技術者に頼らない「新しいものづくり」として、金属3DプリンターとJMAGを導入し、開発期間の短縮、最適形状の加熱コイルの造形に取り組まれてます。
本講演では、パラメータ最適化計算で設計探査を行い、実際に加熱コイルを造形し、加熱試験まで行った結果も併せて紹介していただく予定になります。
また、パラメータ最適化計算では代理モデルにより計算コスト削減効果についてもご報告いただきます。
加熱コイルの自動設計も現実味を帯びてきたのでしょうか。
加熱コイルの自動設計にご興味のある方は是非、ご聴講ください。
私も当日の講演が楽しみです。
(代理モデルによる効果が得られるのかは期待より不安が大きいです。)
2024-11-12森田 裕也
12/5 9:30-10:00
国立大学法人横浜国立大学 赤津 観 氏
レゾルバが受けるモータからの漏洩磁束のモデリング評価
モータ設計者にとって大切なことはモータの特性向上や損失低減等だと思います。
モータから磁束が漏れていることは知っていても、その磁束がどこにいったのかは
気にしていないし、気にしなくてもいいこともあるかと思います。
ただ、モータの近くにレゾルバが設定され始めた昨今、モータからの漏れ磁束が
レゾルバの性能に影響が出てしまっていそうです。
今回は赤津先生に、JSOLやJMAGユーザだけでは難しい解析と実測の両面からアプローチ
することで、モータからの漏洩磁束を理解し、モデリング方法を検討された例を話していただきます。
レゾルバを評価されない方にも、磁気回路を検討する上で参考になる講演だと思いますので、
是非聴講いただければと思います。
2024-11-12服部 哲弥
12/4 17:10-17:40
Magna Powertrain Dr. Victor Henrique Pereira Rosa
Thermal Analysis of Traction Motors Using JMAG: A Case Study and Future Perspectives
Magna International社の一つのビジネスユニットであるMagna Powertrainをお招きし、EV向け駆動用モータの開発フローについてお話しいただきます。
Magna社では、マルチフィジックスをベースとした開発プロセスを構築しており、その中でJMAGを活用いただいています。
本講演では、その中でも特にモータの冷却評価に焦点を当て、効率マップの動作点ごとの熱評価事例を紹介いただきます。
開発フローのフェーズによってモデルの詳細度をコントロールする実務的なアプローチについても示していただきます。日本語に同時通訳されますので、是非多くの方に聴いていただければ幸いです。
2024-11-12鈴木 雄作
12/4 16:40-17:10
FUKUTA ELEC. & MACH. CO, LTD. Mr. David Chu
High Voltage IWM Lightweight Development
台湾本国から富田電機(FUKUTA)をお招きし、EV向け駆動用モータの開発ワークフローの中でどのようにJMAGを活用いただいているかを紹介いただきます。
車両要件からスタートし、モータのコンセプト磁気設計フェーズでスロットコンビネーションを変更した効率マップ評価を行います。
ここで大きな方針を決めたのち、巻線設計(丸線 vs. 平角線)、同特性を実現するモータ重量比較、ハルバッハを含めた磁石の着磁パターン比較、そしてモード走行での効率、電費評価を行います。
本講演では、上記ワークフローで選択した最終設計案に対して磁気だけなく3次元強度評価、冷却時の温度評価、試作評価の結果を含めて報告いただきます。
2024-11-12鈴木 雄作
12/4 14:00-14:30
株式会社IHI 大村 直輝 氏
電動化開発におけるデータ駆動設計事例
電動システムにおいてモーターの出力など磁気的な性能の重要度は高いですが、強度、温度、振動騒音、絶縁耐性など考慮しなければならない項目や制約は複数あります。これらすべての要件や要求を同時にクリアすることは簡単ではありません。
そのため各領域での設計案のやり取りや、設計の手戻りが何度も発生することが多く、経験や勘に頼ることも生じていると思います。
IHI様の講演では、磁気、機械強度、流体、熱、振動を同時に考慮した電動ターボチャージャーシステムの設計例(多面評価)について報告いただきます。探索手法にはデータ駆動型の手法として多目的の遺伝的アルゴリズムが用いられています。
これらのソリューションは多くの設計者が必要としているものの、様々な制約から部分的に採用しているケースが多いと思います。
今回の講演を聴講することで、磁気、機械強度、流体、熱、振動を同時に考慮した設計を行う場合、どんな世界が見えてくるのかを実感することが出来ます。同時にどのような手法やツールを利用すればいいについても情報を得ることが出来ます。
IHI様の講演を聞くことが理想へ近づく第一歩になることは間違いありません。
2024-11-12鈴木 理明
12/5 13:40-14:10
富士電機株式会社 直島 勇斗 氏
仮想試作実現に向けたJMAGとActranによる誘導モータの電磁振動・騒音解析
産業用誘導機の電磁振動・騒音を仮想試作により評価する取り組みを紹介いただきます。
積層鋼板の軸方向の剛性およびスタータ巻線を備えた状態での変形を考慮し、物性の同定を行います。
磁界解析は2次元周期モデルで行い、固有値解析、振動解析は3次元フルモデルで実施、JMAGで得られたモータ表面の加速度分布をActranにシームレスに渡すことで、ベンチ床面の反射を考慮した音響解析を行います。
本講演では、上記の内容を実測との比較を含め、実務的な観点で、仮想試作による電磁振動・騒音評価の妥当性を示していただく予定です。産業用モータだけでなく、車載用モータにも適用可能なモデリング、技術だと思いますので、是非多くの方に、講演を聴いていただければ幸いです。
2024-11-05鈴木 雄作
12/5 16:50-17:20
トヨタ自動車株式会社 門田 貴憲 氏
電動車用モータにおけるトポロジー最適化の活用
性能向上と開発効率化のため電気機器設計でも最適化計算に代表される設計探査技術が活用されています。
予め設計変数の当たり付けができる場合には、従来から利用されているパラメトリック最適化に代表される手法で設計探査することができますが、性能向上に寄与する設計変数が他にないか見出す場合には、変数そのものを探査するトポロジー最適化を利用する事があります。
同手法は近年電気機器設計においても利用が進んでおります。一方で最適化計算においては良解を得るための最適化設定の良し悪しの事前把握も重要になります。
電磁界解析と最適化計算はどのようにコラボレーションすれば効果的でしょうか。
本年度はトヨタ自動車株式会社門田様より、モータ設計におけるトポロジー最適化の設計活用の観点でご講演を頂戴しております。
是非ご聴講頂ければと存じます。
2024-11-05矢野 史朗
12/5 13:10-13:40
カヤバ株式会社 岸 智裕 氏
PSLを使用したクラウドコンピューティングによるIH焼入条件最適化計算
多くの会社で、設計の自動化やデータ駆動型への移行を目指して、日々奮闘されている方がたくさんおられます。
物理を理解して解析モデルの設計、結果の分析という従来の解析業務に加え、最適化や代理モデルのような新しい技術獲得にも取り組み、更にはこれらの解析に必要な多数の計算を実施するための計算環境まで自分たちで手配、構築するといったまさに先駆者と呼ばれる方々です。
一方で、先駆者であるが故に社内では苦労を理解して語り合える人が少ないとも聞きます。
本講演では、先駆者のひとりであるカヤバ株式会社の岸様にご登壇いただき、最適化による設計変数導出に取り組まれた際の多くの経験を共有いただきます。
ご講演内での解析対象は誘導加熱によるシリンダ部品の焼き入れですが、遺伝的アルゴリズムを用いた最適化の設定パラメータに関する考察やクラウドを用いた計算環境構築など、解析対象が異なる方にも興味深い内容となっています。
同じく先駆者である皆様に有益な情報を提供するとともに、語り合える同志と出会える場になると思いますので、ぜひご聴講ください。
2024-11-05近藤 隆史
12/4 11:00-12:00
基調講演:国立大学法人北海道大学 五十嵐 一 教授
これからの研究開発と設計―電磁界解析と人工知能をどう生かすか
電気機器設計の現場では、電磁界解析が当たり前のツールとなり、シミュレーションによる機器性能の評価はもはや常識です。しかし、電磁界解析はこれで終わりなのでしょうか?近年、シミュレーションは膨大なデータを高速に生成できるようになり、我々はそこに新たな可能性を感じています。
今年の基調講演では、北海道大学 五十嵐先生をお迎えし、「電磁界解析と人工知能」をテーマに、シミュレーションがどのように研究、設計プロセスを革新するかをお話いただきます。これからの設計を共に考えたい方、ぜひご参加ください。
2024-11-05佐野 広征
参加者の声から生まれた企画
JMAGユーザー会をお誘いしていると、
若手社員には難しすぎて、ついていけないかも
ユーザー事例は内容が高度すぎて、自社はまだまだ、、、
といった声をお聞きします。
そんなお客様の声にお応えし、ユーザー講演とユーザー講演の間に、「磁界解析基礎講座」を設けました。
磁気回路を設計する場合、磁束量に対して磁路が狭ければ磁束が溢れてしまいますし、逆であれば余計なスペースが無駄になってしまいます。また、電磁力やトルクを出すためには、うまく歪ませることが設計の焦点になります。
本セミナーでは、電気設計を行う上で必要となるであろう事柄に関して、電磁界解析の基礎となる電磁気学のポイントと解析に必要となる基本的な考え方を分かりやすく解説いたします。
70分間のダイジェストバージョンで、ライブで開催します。先着順となります。
・1日目 12月4日14:40-15:50
また、磁界解析だけでなく、熱や構造、振動の基礎講座は設けないの?? というお声もございました。
会場内にて動画で放映します。内容で不明点があれば、お近くのJMAGスタッフに質問できます。
磁界解析に加えて熱の問題に取り組みたいといった方は、ぜひ動画による基礎講座コーナーにもお立ち寄りください。
・1日目 12月4日12:00~ / 2日目 12月5日15:50まで
磁界、熱、構造、振動の基礎講座と、JMAGユーザーによる事例発表を同日に聴講出来るまたとない2日間となります。
特にこれからJMAGを利用するといった方にお勧めです。
JMAGユーザーの皆様、着任間もない同僚の方をぜひお誘いください。
2024-10-31古林 聡枝、服部 哲弥
本セッションは、学生同士のコミュニケーションを深める場として企画しました。
JMAGユーザーもJMAGを使ったことがない方も、学生であれば誰でも参加可能です。
また、今年も午後のコミュニケーションの時間に、10名の学生の皆様よりポスター発表がございます。
毎年新しい顔ぶれにもご発表いただき、私共も大変うれしく思っております。
新しい仲間との出会い、学生同士で日頃の興味や研究課題など対話するよい機会となることを期待しています。
1日目:12/4(水)
- ランチタイムセッション:12:00~13:30(1日目のみ)
- 学生ポスター:14:30-16:10
- 懇親会:17:50-19:30(1日目のみ)
2日目:12/5(木)
- 学生ポスター:14:10-15:50
1日目のランチタイムには、『JMAG×学生&交流会』として、JMAGの最新情報のご紹介と学生限定交流の時間を準備しました。
学生同士の交流の場として高評をいただいております。
他校の学生とのコミュニケーションする貴重な機会です。
どうぞお楽しみに。
解説やデモは福田、クマールが対応いたします。
学生の皆様のご参加をお待ちしております!
2024-10-29マーケティング 佐々木 京子
今年は初出展の企業が増えました。
わたしたちは出展を募集はしていますが、どなたでもは申し込むことはできません。
JMAGユーザー様にとって必要と思われる企業に限定をしています。
毎年ご出展いただいている企業も、ニューカマーにも、ぜひとも会場で足を運んでください。
大きくわけて5つのカテゴリにわかれます。
A)モータ設計、コンサル
株式会社MotorAI:設計エージェントを活用した自律的なモータ設計開発 New
JFEテクノリサーチ株式会社:電動化およびモータ等磁気応用機器開発を支援する測定解析技術
ヘガネスジャパン株式会社:軟磁性複合材料Somaloy(R)のアキシャルギャップモータへの採用
長岡モーターディベロップメント株式会社:モータ駆動システムのモデルベースデザイン事例
有限会社モーションシステムテック:モータ・発電機、開発支援・設計支援・試作支援
B) 計測測定
横河計測株式会社:実証実験における高精度計測器の効果的な使い方・データ活用方法
日置電機株式会社:SiCインバータモータ効率・損失の実測実演 New
電子磁気工業株式会社:磁化特性評価装置
株式会社東陽テクニカ:モータ特性計測システムのソリューション
C) 計算環境
ARD株式会社:ARD解析専用ワークステーション&クラスター
SCSK株式会社:JMAGに最適なウェブポータルソリューション及び最新プラットフォームのご紹介
※ジョブ投入の方法なども実際にデモいただけるそうです。
D) CAE/JMAG-RT
ディエスピーテクノロジ株式会社:モータHILS/モータ信号発生器_DT-1063のご紹介
MathWorks Japan:Simulink × JMAG-RT で加速するスマートモーター制御開発
Mywayプラス株式会社:パワエレコントローラ用デバッグツール(パワエレ専用HILS・Typhoon HIL)
サイバネットシステム株式会社:最適設計支援ツールOptimusとAIによる高速なノンパラメトリック形状最適化
ニュートンワークス株式会社:1D CAEを活用したモータ上流開発における性能/振動設計とシステム解析の取り組み
株式会社中央図研:KULIと車両モデルを用いた熱マネジメントと電費算出の事例 New
Hexagon:JMAG×Hexagon バーチャルプロトタイピングによるEVパワートレイン設計の加速 New
FunctionBay, Inc.:RecurDyn (リカーダイン) – 機構解析のCAEソフトウエア
E) 住友重機械工業株式会社:磁束変調型磁気変速機のご紹介【参考出展】 New
2024-10-24マーケティング 古林 聡枝
2024年、ビジネスAI元年などともいわれていますね。
大量のデータに基づいた分析や予測を行うデータ駆動型による設計も今後広まっていくことでしょう。
今回のユーザー会の中でも、ユーザー講演に加えてセミナーやイベント展示などでも、このデータ駆動型やJMAGによる最適化計算をとりあげます。
お誘いしている中で、JMAGユーザー会講演は先端すぎて自社に適用できない、参考にできないと謙遜される方がいらっしゃいます。
確かに素晴らしい講演ばかりですし先端をいく発表が多いです。ただ、本当に参考にできないものでしょうか。
JMAGの最適化機能を使っている割合は、JMAG利用年、導入年で傾向は変わりませんでした。
利用歴に問わず使う人は使っている という当然の結果です。
僅かな改良だから、最新機能は不要だよ などと思わず、ぜひ、最新の事例やJMAGの情報を得てください。
きっと生産性を向上させることができるでしょう。
また、今年は、1日目は、磁界解析基礎講座ダイジェストも用意しています。
これから磁界解析を始められる方、着任されて勉強はしたものの今一度再学習されたい方も、ぜひJMAGユーザー会に足を運んでください。
明日以降に基調講演や、JMAGユーザー講演、出展などの企画ものについてご紹介します。
2024-10-22マーケティング 古林 聡枝