JMAG-RT ViewerはJMAG-RTによって作成されたモータモデルの利用価値を高めるアプリケーションです。
JMAG-RTにより作成されるモータモデル(RTモデル)はSimulinkなどの制御シミュレータ上で利用可能で、モータの非線形やトルク変動なども再現できます。
RTモデルに対しJMAG-RT Viewer上で制御モードを指定することで、NT特性を算出や効率マップの作成が可能となります。
実測/解析に関わらず効率マップの作成作業は測定/計算も非常に多く、データ処理も煩雑で手間の掛かる作業ですが、RTモデルがあればSimulink上に展開しなくても、RTモデルの内容を確認できますので、制御設計者がモータの素性を簡単に概観する事やモータ設計者が自分の設計したモータの特性を確認する事ができます。
JMAG-RT Viewerの主な機能
- モータモデルの出力特性、効率マップの確認
- モータの緻密な評価
- 制御方法による出力特性の変化の確認
- MATLAB/Simulink FEM-Parameterizedブロック用ファイルの出力
モータモデルの出力特性、効率マップの確認
SimscapeでのFEM-Parameterizedブロック利用イメージ
動画による機能紹介
操作手順
- JMAG-RT Viewerを起動する
- RTモータモデル(*.rttファイル)を読み込む
- インバータの基本情報とモータの制御方法を設定する
補正係数の設定も可能です。設定内容は設定ファイル(*.xml)に書き出し可能です。
- 効率マップを作成する
ダウンロード
JMAG-RT Viewer インストーラをダウンロードいただけます。
※JMAG-RTViewer22.2.0828.exe Ver.22.2.0828 (2023-08-31)
ライセンス
JMAG-RT Viewerのライセンス形態は3種類に分かれています。
タイプ1(無償)
RTモデルに記載されているヘッダ情報(基本仕様)などを確認できます。
WEBダウンロードによりすぐにお使いいただけます。
タイプ2(無償):Ld/Lqマップ、N-T特性グラフ
ヘッダ情報の確認に加え、LdLqのマップ作成とN-T特性のグラフの作成ならびに、FEM-parameterized PMSMブロック用MATファイルの出力が可能です。
使用にはライセンスが必要です。
WEBから申請いただきますと、無償ライセンスが自動発行されます。


タイプ3(有償):効率マップ
効率マップが作成できます。また、効率マップライセンス保有の方はJMAG-RT Viewer全ての機能をお使いいただけます。
JMAGの技術サポートもついておりますので安心してご利用いただけます。(30日無償トライアルあり)

