JMAG-RT

JMAG-RTとは

JMAG-RTはFEAモデルからシステムレベルシミュレーションのための高速高精度のプラントモデル(JMAG-RTモデル)を生成するシステムです。システム設計からHILSによるECU検証まで幅広く活躍します。

特長

  • プラントの設計時に用いられるFEAモデルを利用するために、プラント実機のない早いタイミングから並行してシステムの検討、 検証が行えます。
  • モデルを部署間、会社間で共有するために形状や材料などの情報は秘匿されています。
    安心してやりとりいただけます。
  • 独自の手法によって磁気飽和、空間高調波などプラントの詳細情報を豊富に含み、これまでにない高速高精度な解析を可能にします。

JMAG-RTに含まれる情報

  • システムシミュレーションに使われるモータモデルは、一般にモータの詳細を無視した旧来の単純モデル(dq model)が使われています。しかし、今日の高性能モータは旧来のdq modelでは記述不可能です。
  • FEAは、dq modelと違い、モータの振舞いを詳細に再現しています。しかし、FEAのままでは計算時間がかかります。
  • JMAG-RTはシステムレベルから見える応答だけを抽出します。
  • JMAG-RT を使用することで、「有限要素法のように」モータの特性を考慮しつつ、かつ、高速なシステムシミュレーションが可能になります。
  • また、実機測定によって詳細度を向上させることは可能ですが、MBDとしての価値はなくなります。実機を持つ前に評価ができることがシミュレーションの大きな意義です。


上記はJMAG-RTが持っている情報をグラフ化したもので、電流位相-機械角-インダクタンス特性(平面)が電流振幅により変化する様子を示しています。このように、モータのインダクタンス特性やトルク特性は動作状態によって激しく複雑に変化しますが、JMAG-RTは必要十分な情報を持っています。

対応モデル

+マークをクリックいただきますと対象となる解析事例をご覧いただけます。

JMAG-RTモデルの入手方法

RTTファイルはJMAGによる設計シミュレーション時にJMAG-RTライブラリマネジャーにより生成されます。
RTTファイルはモータをはじめとしたプラントを供給している会社、部門から入手可能です。

代替手段として次も用意されています。
[1]JMAGを使ったFEAからの生成にくらべ詳細度の低いモデルになります。

JMAG-RTモデルを確認する

  • 生成されたJMAG-RTモデルの内容を確認することができます。
  • 誘起電圧、機械角-トルク特性、進み位相-トルク特性
    JMAG-RTライブラリマネージャより確認することができます。
  • インダクタンスマップ、速度-トルク特性、効率マップ
    JMAG-RT Viewerを使うことで、JMAG-RTモデルが持つモータの仕様(極数、定格など)やインダクタンスマップ、速度-トルク特性や効率マップを確認することができます。

誘導機のRTTファイル確認様子とN-Tカーブ

20(deg C)時の効率マップ

60(deg C)時の効率マップ

JMAG-RT 対応システム

SILS, MILS:システムレベルシミュレータ
Company Name Product Country
The MathWorks, Inc. icon-external-link MATLAB/Simulink USA
Gamma Technologies GT-SUITE USA
Siemens Industry Software S.A.S. LMS Imagine.Lab Amesim Belgium
MapleSoft MapleSim Canada
Mentor Graphics icon-external-link SystemVision USA
National Instruments icon-external-link LabVIEW/VeriStand USA
Powersim Inc. icon-external-link PSIM USA
Synopsys, Inc. SaberRD USA
ESI ITI GmbH SimulationX Germany
HILS:リアルタイムシミュレータ
Company Name Product Country
dSPACE GmbH ASM Germany
株式会社デンソーテン CRAMAS Japan
OPAL-RT Technologies Inc. RT-LAB Canada
National Instruments icon-external-link LabVIEW/VeriStand USA
ディエスピーテクノロジ株式会社 RTSim Japan

各社の詳細は製品パートナーページをご覧ください。
※本文中に記載または参照される製品およびサービス名称はそれぞれの所有者の商標または登録商標です。