北海道大学 本間 利久
概要
最近のベクトル計算機およびスカラ並列計算機の飛躍的な発展により、理学・工学の分野において計算機シミュレーションは、自然の構造解明とその生成過程および人工物の設計と解析においてその重要性はますます大きくなっている。
そこで、最初に、自然現象のシミュレーションとして、粒子モデルを用いた宇宙プラズマの粒子・波動シミュレーションを紹介し、つぎに、電子レンジにおける電磁波の波動伝搬をFDTD(Finite DifferenceTime Domain)法によりシミュレーションした例を紹介する。最後に、メゾスコピック領域における確率波動現象を差分法によりシミュレーショシしたのでその結果を述べる。
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