狭トラック単磁極ヘッドの記録磁界解析

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新潟工科大学工学部 情報電子工学科 金井 靖

概要

直磁気記録単磁極(SPT)ヘッドが発生する記録磁界の隣接トラックへの漏れ磁界を抑える構造を、JMAG-Works/Studioを用いた磁界解析により検討する。まず、記録密度をlTb/in^2(記録トラック幅38nm)と仮定した場合に発生する記録磁界および隣接トラックへの漏れ磁界について述べる。次に、記録トラック幅38nmで強い磁界を発生する構造を検討した。また、トラック外への漏れ磁界を抑制するためにサイドシールドヨークを配し、いろいろな構造パラメータを変えて検討を行った。また、記録密度を200Gb/in^2(記録トラック幅100nm)と仮定した場合も検討した。その結果、サイドシールドヨークにより、構造や密度によらず隣接トラックへの漏れ磁界を抑制できることを述べる。さらに、サイドシールドにより低下する記録磁界強度の最大値を補うには主磁極の厚さを増すことが最も効果的であることを述べる。

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