ハードディスクドライブのライター素子における磁気シールド構造の最適化

サインインするとデータがダウンロードできます

PDFダウンロード

TDK株式会社 穴川 賢吉

概要

ハードディスクドライブの記録密度向上に伴って、データトラックのトラック幅はますます狭小化されている。このような狭トラック幅では、データ書き込み時に隣接トラックにおいてデータ消去が発生する可能性が高くなり、問題とされる。このようなデータ消去を防ぐためには、主磁極の周囲に磁気シールドを配置して隣接トラックへの漏れ磁束を減少させることが有効である。一方、磁気シールドへ吸収される磁界が大きいと書き込み磁界が減少してしまう懸念が生じる。したがって磁気シールドデザインの最適化が重要といえる。
そこで磁気シールド構造を最適化するためにJMAGを用いた磁界モデリングを行った。それにより隣接トラックにおけるデータ消去磁界と書き込み磁界を最適化する磁気シールドデザインが主磁極周囲全面に磁気シールドを配置したフルラップアラウンドシールドであることを見出すことができた。また、磁気シールド構造を含むwriter構造の変更は、JMAGのSolidWorks連携機能を用いることで容易に行なえるようになった。現在は、最適化の自動化のためmodeFrontierとの連携を進めている。

絞込み検索

  • カテゴリー 一覧

論文集アーカイブ