磁界解析による極異方性ボンド磁石用射出成形金型の設計

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株式会社ダイドー電子 松野 裕一

概要

希土類系ボンド磁石等方性においては圧縮成形品で(BH)max99kl/m^3(12.5MGOe)射出成形品で、(BH)max67kl/m^3(8.4MGOe)と高い磁気特性を持っているが近年、更に磁気特性の高い永久磁石が要求されている。
そこで磁石の高い磁気特性を出す手段の1つで容易磁化方向を揃える、磁気異方性という性質を利用する方法がありますが、本磁界解析では磁気異方性の中で多極着磁りング磁石に有利とされる極異方性ボンド磁石を題材にしました。
射出成形による極異方性磁石の製造方法は12ナイロン・PPSと磁紛を混練したコンパウンドを、磁石粒子を配向させるための磁界中で射出成形して作られています。この金型内磁場配向射出成形の磁界解析を行いました。
第1段として、一般に極異方性射出成形用金型のキャピティ内に所望の配向を得る為の磁界を発生させる永久磁石が埋め込まれているが、この埋め込み磁石の形状(巾と長さ)と磁化方向によって射出成形用金型内に構成される磁気回路を磁界解析し最適な金型設計に結びつける。
第2段としては射出成形された磁石の配向率を測定し、配向率を考慮した磁界解析を行う。
今回は第1段回目である最も効率的にキヤピティ内に所望の配向と磁場強度を得る為の金型形状を磁界解析から導き出す。

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