有限要素法を用いたハードディスクドライブの磁気転写解析

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松下電器産業株式会社 阿波根 明

概要

リコイルカーブを考慮した新しい有限要素法による磁気転写解析を行った。
リコイルカーブを実験で得られたメジャーループから近似する際、緩和係数を導入することにより、リコイルカーブの精度を高めることができた。 リコイルカーブを用いた有限要素法をハードディスクドライブの磁気転写解析へ応用することにより、以下に示す知見が得られた。まず、各磁気転写パターンに対しては最適な印加磁界が存在するが、パターンの大きさが小さい場合にはその影響が少なかった。また、再生信号のピーク値は印加磁界の大きさとは関係なく、ほぼ一定である。

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