2005モデル アコードハイブリッドの開発

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株式会社本田技術研究所 貝塚 正明

V6上級セダンとして走行性能の向上と4気筒コンパクトCIVICセダン同等の燃費性能を目標に設定してACCORD Hybrid を開発した。エンジンはV6 3.0 Litterをベースに回生エネルギーの向上のため可変シリンダ機構を採用し、モータアシストにより3気筒運転領域を拡大することで燃費向上を図った。IMAシステムはインバータチップの微細化など高圧電装部品の新技術採用とDCブラシレスモータロータ部のInterior Parmanent Magnet (IPM)方式の採用により最大出力で20%、最大トルクで26%の向上を図った。更に、アイドリング停止時の商品性向上のため高電圧駆動によるハイブリッドコンプレッサを採用し、IMAシステム分の重量増加に対応するためバンパビームなどのアルミ化により軽量化を図った。これら燃費向上技術の採用により、4気筒コンパクトクラスであるCIVICセダン同等の燃費US City 29 mpg、US Hwy 37 mpgを達成した。

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