頑張れ!電磁場CAE 低周波解析に的をしぼって

豊田中央研究所、Toyota Research Institute of North America、University of Michigan
菊池 昇
/ Toyota Research Institute of North America
Jaewook Lee

概要

電気自動車、風力発電に象徴されるようなイノベーションのうねりのなかで、モータやトランスなど成熟機種と言われる電気機器にも著しい高性能化が求められている。これに応えるためにはFEAなどの解析技術を駆使することが有効であり、電磁界解析も成果を上げつつある。
しかし、電磁界解析の設計における利用率という意味では構造解析には及んでいないようである。電磁界解析よりも10年以上先行して実用化され、10倍以上のユーザ数を持つ構造解析の分野では、よりよくFEAが利用され、製品設計の中に“自然”に取り込まれている。そして、まだまだ進化を続けている。そこから学べる知見はないだろうか。電磁界解析は進化しているのだろうか?
電磁界解析も今後、必須の設計技術になることは間違いない。いや、ならないといけない。そのためには今、電磁界解析に携わっている人達は、既存の技術や利用法に満足することなく、新しい課題に取り組むべきである。
加えて、これからの解析技術においてマルチフィジックス解析は必須の課題であり、解析技術者はそれぞれの解析分野に閉じこもっているわけにはいかない。相互に他分野の技術と文化を積極的に理解する必要がある。
本講演では構造解析との比較から、電磁界解析が今後製品設計でより活躍するために対処すべきシミュレーション技術およびそれの利用技術における課題について述べる。また、CAE全体の方向性を最新の研究成果とともに示す。

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