株式会社日立ハイテク
モノづくり・技術統括本部 設計戦略本部 開発プロセス改革センタ 解析主導型設計推進グループ
山本 繁
概要
近年、医療向け血液分析装置において、患者の負担の少ない少量の検体で病気などを低コストに高精度に予測する技術が急速に進歩している。本報告の装置では磁性粒子を用いた血液成分との反応工程や磁性粒子の回収を目的とした集磁工程等がある。集磁工程では細管中に磁性粒子を流し、細管外部から永久磁石を近づけることで細管内壁面に連続的に高い回収率で吸着することが求められる。本検討では、集磁工程について磁性粒子が流体から受ける力や磁力、重力、細管壁面との摩擦力を考慮した運動をサブルーチンで扱った結果を報告する。
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