近年の電気機器は出力密度が高く、過度な温度上昇による材料の劣化や部品の破損、安全性の低下の可能性などが考えられ、製品に対する信頼がゆらぎかねません。したがって、電気機器設計の段階で、損失やそれによる発熱を予測し対策を講じることはとても重要です。
しかしながら、机上の計算ではその予測は困難です。どうすればよいでしょうか。
シミュレーションによる詳細な解析と評価が必要不可欠です。
シミュレーションでは、まず損失を求め、その損失をもとに各部品の温度分布を求めるという流れになります。JMAGでは、日々損失の解析技術の改良に努めており、高精度な損失の評価を行うことができます。これにより、発熱の予測も精度よく行うことができ、設計の段階での熱対策が可能になります。