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はじめに
電気機器の設計において、高効率化の要求が高まっています。シミュレーションで効率を評価するには、損失を高精度に求める必要があります。損失は発生箇所に応じて、銅損、鉄損、漂遊損、機械損に分けられます。特に鉄損の発生メカニズムが複雑であり、目的に応じて適切に計算方法を選択する必要があります。JMAGでは、鉄損計算のタイミング、アルゴリズム、異常渦電流損失の扱いに応じて複数の計算方法をサポートしています(表a-1)。
本資料では、磁界解析内での鉄損の考慮の計算手順について学習します。
キーワード
電磁鋼板、鉄損、ヒステリシス損失、古典的渦電流損失、プレイモデル、積層解析
表a-1 鉄損計算手法の分類
方法 | 鉄損計算のタイミング | アルゴリズム | 異常渦電流損失の扱い |
---|---|---|---|
A | 磁界解析の後処理 | 鉄損特性データ | 考慮する |
B | 磁界解析の後処理 | 鉄損特性データ | 考慮する 分離して評価する |
C | 磁界解析の後処理 | プレイモデル 積層解析 |
考慮しない |
D | 磁界解析の後処理 | プレイモデル 積層解析 |
考慮する |
E | 磁界解析内 | プレイモデル 積層解析 |
考慮しない |