サーフェイスモーターの電磁界解析

PDFダウンロードサービスはご利用いただけません

東京都立大学 土屋 淳一

概要

一般にそーターというと大多数は回転形のそーターであるが、必要とされる運動は回転ばかりではなく、直線的な運動であることもある。そこで、直接、直線的に動作するリニアモーターが研究開発されており、その応用システムは、FA・OA機器、医療機器、鉄道輸送分野など様々に利用されている。
しかし、一般にリニアモーターいずれも1つでは、1方向の運動しかできず、平面上のx方向およびy方向の2方向の運動を要求される場合は、2つ以上のそーターが必要となる。そこで、平面上の運動を1つのそーターで実現するように考案されたものがサーフェイスモーターである。このサーフェイスモーターは、まだ、実現化された例が少なく、従来の方式は、X-yの2方向のみの運動であり、また移動子(以下ムーパと呼ぶ)に電線が接続されるため、運動方向に制約がある。
そこで、我々は、平面を自由に運動する新型のサーフェイスモーターを考案し、原型モデルを試作した。その結果、x-yの2方向のみならず回転など自由に動作出来ることを確認した。現在、推力の向上のため、各部形状の最適設計を行っており、試作実験とともに電磁界解析による検討を行っている。

絞込み検索

  • カテゴリー 一覧

論文集アーカイブ

アーカイブ