大型クレーンの中波に対する受信特性の計算結果について

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労働省産業安全研究所 冨田 一

概要

タワークレーン等の大型クレーンのラジオ放送波による過負荷防止装置(安全装置)の誤動作といった電波障害対策を目的に,同クレーンの中波に対する基本的な受信特性をモデルクレーンを用いて数値計算によって求めた。モデルクレーンのマスト,ジブ,ワイヤ長はそれぞれ50.5m, 26m, 48mであり,中波の周波数は400kHz~1.2MHzである。
数値計算の結果,次の結果が得られた。クレーンに誘起される電流,フック部の電圧は,主に共振周波数において,中波の照射方向に依存する。モデルクレーンの電流分布はほぼ正弦波状となる。フック部の電圧は2つの共振周波数で高い値となる。

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