本交流会はユーザーの皆様とJMAG開発者の積極的な技術交流を目的にJMAGの最新情報として、2009年初夏にリリースを控えているJMAG Ver.10の新機能やJMAGユーザー会議2008の講演内容をダイジェストでご紹介いたします。
午前中と夕方の技術相談会は、ユーザーの皆様が日頃抱えている課題を解決いただけるよう弊社技術スタッフがご対応いたします。
業務効率を一歩進めるためのお時間としてご活用ください。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
開催概要
主催 | 株式会社JSOL |
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日時 | 2009年2月27日(金) |
会場 | 愛知県刈谷市 産業振興センター 504会議室 〒448-0027 刈谷市相生町1丁目1番地6 TEL:0566-28-0555 |
参加費 | 無料(事前登録制) |
定員 | 20名 |
対象 | JMAGユーザー様 |
申込〆切 | 開催日5営業日前 *定員に達した場合、締切らせていただくことがございます。 |
プログラム
9:00~ | 技術相談会 ※技術相談会の事前受付は締め切りました。 ご相談を希望される方は、当日会場にてお申し付けください。 |
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12:00~ | 技術交流会(ランチ) 軽食をご用意しております。お気軽にお越しください。 | |
13:00~ | 開催挨拶 | |
技術交流会/講演ダイジェスト | JMAGセミナー | |
13:10~ | JMAG新機能紹介 | |
13:30~ | JMAGユーザー会議2008 モータセッションダイジェスト |
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13:50~ | 技術交流(ポスター展1) | モータテンプレート活用セミナー モータ設計に、モータテンプレートを用いるメリットをご紹介します。また、ユーザー独自のテンプレートを作成する上での陥りやすいポイントについてもご紹介いたします。 |
14:15~ | JMAGユーザー会議2008 誘導加熱セッションダイジェスト |
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14:35~ | 技術交流(ポスター展2) | 誘導加熱解析のご紹介セミナー まだ、誘導加熱解析に取り組まれていない方を対象に、JMAGでの誘導加熱解析の位置づけや条件設定の注意点などをご説明いたします。JMAGでの設定の流れや操作手順については事例を元に概観いただきます。 |
15:00~ | JMAGユーザー会議2008 運用社内展開/大規模高速化セッションダイジェスト |
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15:20~ | 技術交流(ポスター展3) | JMAGを利用した効率よい電機機器設計法紹介セミナー(満席) JMAGを利用した効率よい電機機器設計とそのためのシミュレーション方法について紹介いたします。Designer Ver.5とStudioVer.9.1のそれぞれの特徴を生かした使い分け方、あるいは組み合わせによる利用法を実例を通してご紹介いたします。 |
15:45~ | JMAGユーザー会議2008 トランス・電力変換セッションダイジェスト |
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16:05~ | 技術交流(ポスター展4) | JMAGによる高効率トランス設計法紹介セミナー トランス解析用電磁界解析ソフトウェアJMAG-ELiiを利用した高効率トランス設計法についてご紹介します。機能紹介だけでなく解析事例も数多くご用意しております。 |
16:30~ | JMAGユーザー会議2008 教育セッションダイジェスト |
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16:50~ | 技術交流(ポスター展5) | JMAG-RTソリューションセミナー(満席) 制御/回路シミュレーションにおいて、JMAG-RTの様な高精度モータモデルを用いる利点をモータ設計側と制御設計側からのアプローチでご紹介いたします。 加えて、最新バージョンで搭載された新機能をご紹介いたします。 |
17:15~ | JMAG新機能紹介 | |
17:35~ | 閉会挨拶 | |
17:40~ 20:30 |
技術相談会 ※技術相談会の事前受付は締め切りました。ご相談を希望される方は、当日会場にてお申し付けください。 |
JMAGを利用した効率よい電機機器設計法紹介セミナー JMAGを利用した効率よい電機機器設計とそのためのシミュレーション方法について紹介いたします。Designer Ver.5とStudioVer.9.1のそれぞれの特徴を生かした使い分け方、あるいは組み合わせによる利用法を実例を通してご紹介いたします。 |
※プログラムは変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※同業他社及びその関係者の方は、お断りさせていただく場合がございます。予めご了承ください。
※記載されている製品およびサービスの名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。
JMAG開発者によるポスター展示
A. 新領域への挑戦 | B. 業務効率化 | C. 解析初心者 | D. モータ | E. トランス・リアクトル | F. 誘導加熱 | G. 連成・連携機能 | H. モデリング | I. JSOLの挑戦
A. 新領域への挑戦 | |||||
A-1 | JMAGの特徴 | ||||
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製品開発において、設計者及び解析者を強力にサポートするJMAGのコンセプトを説明します。見えないものが見えるCAEとしてのJMAG利用方法と、快適な操作でソリューションを提供するJMAGの方向性を紹介します。 | |||||
A-2 | JMAGをもっと使おう | ||||
JMAGの機能を使い切っていないお客様もいらっしゃるかと思います。実は、JMAGの新機能にチャレンジするには投資はそれほど必要ありません。JMAGをもっと使って、開発業務をより加速させて下さい。 | |||||
A-3 | なぜ3次元解析が必要か? | ||||
モデル作成の手間や計算コストの面から敬遠されることの多い3次元解析について、3次元解析でなければ考慮できない特徴を、2次元解析の結果と比較する形式で紹介します。 | |||||
A-4 | 連成解析のすすめ | ||||
JMAGにおける連成・連携機能を紹介します。制御・回路と連携することで見えてくる電磁気的な特性および電磁気的な要因により生み出される発熱や騒音の評価など、電磁界解析だけでは見えてこない現象とその解析方法をご紹介します。 | |||||
A-5 | JMAGにとってのリアルタイムシミュレータとは | ||||
最近の開発プロセスで、モデルベース開発やその延長線上にあるリアルタイムシミュレーションが注目されています。JMAGを用いた電気機器設計においても、そのプロセスへの組み込み要請は高まっています。このポスターではリアルタイムシミュレータの製品紹介や、JMAGモータ設計者がどの様に関わっていくのかを紹介します。 | |||||
A-6 | 詳細モデリングのすすめ | ||||
シミュレーションの精度は、メッシュモデルおよび条件(モデリング)の粒度によって決定されます。ここでは、現在よりも更に高い精度で計算を行う場合の、実用的なモデリング手法について紹介します。 | |||||
A-7 | JMAG Ver.9.1 新機能紹介 | ||||
JMAG Ver.9.1の新機能について紹介します。本バージョンでは特に詳細なモデリングを行うことでの分析力強化に力を入れました。各機能の概略と適用先をご案内します。 |
B. 業務効率化 | |||||
B-1 | サポート有効活用術 | ||||
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JMAG は充分に活用できていますか?JMAGでは、様々な利用シーンに役立つ豊富なサポートコンテンツをご用意しています。本ポスターでは、これらサポートコンテンツのラインナップと、より有効にご利用いただくための活用例をご紹介します。 | |||||
B-2 | ドキュメントを活用しよう | ||||
JMAGの全ドキュメントを紹介するとともに、特に、解析の基礎を学ぶための”SLS(自己学習システム)”、解析の応用に役立つ”アプリケーションノート”、困ったときに役立つ”FAQ”について紹介します。 | |||||
B-3 | スクリプトの勧め | ||||
定型業務の効率化の手段として最も有用なもののひとつがスクリプト機能の利用です。本ポスターでは『難しそう』と敬遠されがちなスクリプト機能について、最も簡単な使用方法から応用例までを紹介します。 | |||||
B-4 | リモートシステムの活用 | ||||
計算量および計算用PCの増大に伴って、リソースの管理を柔軟に行うことが求められています。本ポスターではリモートシステムVer.3.0で新たに導入された機能(管理サーバの導入、CPUノードのグループ化)を用いた、計算環境の構築について解説します。 | |||||
B-5 | 使いやすいDesignerプリポスト | ||||
JMAG-Designerのプリポストには、各種設定や結果評価において、高い利便性をもった機能が多数搭載されています。本ポスターでは、各機能の概要、利便性、また、業務改善の可能性について紹介します。 |
C. 解析初心者 | |||||
C-1 | 電磁界解析のための有限要素法入門 | ||||
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電磁界解析では一般的に有限要素法が用いられます。本ポスターでは解析対象を有限要素でモデル化する際の考え方や注意点について実現象を交えてご紹介します。 | |||||
C-2 | PMモータのコギングトルクに及ぼす材料設定の影響 | ||||
材料の非線形性とは?非線形反復の収束って何?磁石の永久磁化はどう設定する?減磁は目に見えるの?JMAG電磁界解析の材料設定について、皆様の疑問にお答えします。 | |||||
C-3 | 解析結果の妥当性評価 | ||||
解析結果の妥当性を評価するいくつかの手段をご紹介します。例えば、期待したトルクや損失が得られなかった場合に、解析条件や解析結果を元に妥当性を確認し、原因を突き止める方法を事例を通じてご紹介します。 | |||||
C-4 | より詳細に解析結果を評価する ~磁束密度の有効活用~ |
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解析のメリットの一つは実測できない物理量を計算し、分布を可視化できることです。トルクやインダクタンスといった製品仕様に関わる諸量を、磁束密度を用いて評価する方法を紹介します。 | |||||
C-5 | 磁界解析結果と測定との比較する上での注意点 | ||||
磁界解析で出力される結果(インダクタンス、電磁力、損失)について、その計算原理を示し、測定と比較する上での注意点をご説明します。 | |||||
C-6 | 磁界解析のための電磁気学の基礎 | ||||
磁界解析を生かすには,ある程度の電磁気学の基礎的知識が必要となります。本ポスターでは,磁界解析に必要な電磁気学の法則を,解析結果と照らし合わせながら分かりやすく解説します。 |
D. モータ | |||||
D-1 | モータテンプレート2.0 ユーザー定義テンプレートの作成 | ||||
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モータテンプレートVer2.0では、独自のユーザー定義テンプレートを作成することができます。その中で、モデルの寸法値をコントロールするために「拘束」のつけ方がポイントになります。本ポスターでは、そのコツも含めテンプレート作成の一連の流れについて解説します。 | |||||
D-2 | モータはやっぱりJMAGで! | ||||
モータの種類はたいへん多く、特性や評価方法はモータごとに異なります。JMAGでは、PMモータはもちろんのことブラシモータや誘導機、SRモータなどについて、それぞれの特性を求め、評価することが出来ます。本ポスターでは、様々なモータの解析事例を紹介します。 | |||||
D-3 | 誘導機解析初心者のための入門講座 | ||||
誘導機の解析では”二次導体をどのように扱えばよいのか”や”解析的に発生する過渡現象が長く計算時間がかかる”といった問題があり初心者が疑問に思う点が幾つかあります。本ポスターでは誘導機の解析初心者が誘導機の解析を行うに当って疑問を感じやすい事柄を取り上げ解説、紹介します。 | |||||
D-4 | JMAGでのブラシモータの解析機能 | ||||
JMAGでブラシモータの解析をおこなう手順を事例を元に示します。JMAGではブラシと整流子の接触状態や多数存在する電機子コイルを簡単に設定できます。 | |||||
D-5 | JMAGでおこなうリニアモータ特性解析 | ||||
JMAG-Designer5.0、Studio9.1では新たに並進スライドメッシュが実装され、リニアモータ解析もより身近なものになりました。本ポスターでは、コギング、推進力、吸引力などの重要な特性から、回路シミュレータを用いた位置決め制御まで、様々な解析事例を示します。 | |||||
D-6 | ステッピングモータ解析の精度を向上させるためには | ||||
PMステッピングモータの静特性と動特性を求める事例を紹介いたします。ステッピングモータ解析では、解析目的によって注意点が異なりますので、目的別に注意点をご紹介します。 | |||||
D-7 | PMモータ特性解析の基本 | ||||
JMAGを使い始めたばかりの方を対象に、誘起電圧・NTカーブなど3相PM同期モータの重要な特性について、解析例を示します。各特性を求める際に注意していただきたい点も、あわせてご紹介します。 | |||||
D-8 | 一歩進んだモータの磁界解析 | ||||
解析により得られる解の精度はモデル化の詳細度に依存します。モータの磁石や電磁鋼板、巻線を厳密にモデル化することにより得られる特性を事例を通じてご紹介します。 |
E. トランス・リアクトル | |||||
E-1 | JMAGによる高効率トランス設計 | ||||
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トランス解析用電磁界解析ソフトウェアJMAG-ELiiをご紹介いたします。シミュレーションによる製品要求を受けてからコア設計、巻線設計、結果評価までの手順について説明します。 | |||||
E-2 | トランス・リアクトルの詳細な解析事例 | ||||
低損失化や低騒音化といったトランス・リアクトルに課せられた課題を、巻線や電磁鋼板を厳密にモデル化することで検討を行った事例をご紹介します。 | |||||
E-3 | トランス・リアクトルの特性解析方法 | ||||
トランス・リアクトルを例に、AL値や漏れインダクタンスをはじめ、直流重畳、ギャップ設計といった特性の解析法について紹介します。 | |||||
E-4 | JMAGでトランス・リアクトルが解析できる! | ||||
リアクトルやチョークコイル、トランスの設計にもJMAG は効果を発揮します。本ポスターでは、これら機器の設計に欠かせないインダクタンスや電流波形などの基本特性から、騒音や熱など駆動に伴う複雑な現象まで、豊富な解析事例をご紹介します。 |
F. 誘導加熱 | |||||
F-1 | 誘導加熱解析のすすめ | ||||
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まだ、誘導加熱解析に取り組まれたご経験のない方に、JMAGでの誘導加熱解析の位置づけと、どのような原理で解析を行うのかをご紹介します。 | |||||
F-2 | 誘導加熱もJMAGで解析できる! | ||||
誘導加熱現象もJMAGで解析することが可能です。電磁調理器や歯車、クランクシャフト、プリンタローラなど幅広い解析対象についてJMAGによる評価内容を、事例を通して紹介します。 | |||||
F-3 | 誘導加熱解析の結果評価 | ||||
既に、誘導加熱解析を行っておられる方にJMAGでの一歩進んだ解析方法のご提案を差し上げます。主として、材料に関する扱いと運動に関する扱いをご紹介します。 |
G. 連成・連携機能 | |||||
G-1 | 磁界-熱連成機能紹介 | ||||
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磁界解析と熱解析の連成機能について事例を通じてご紹介します。磁界解析と熱解析を相互に連成する場合と、磁界解析の結果を受けて熱解析を行う一方向の連成を行う場合の使い分けについても説明します。 | |||||
G-2 | 磁界-構造連成機能紹介 | ||||
電磁鋼板の磁気特性の応力依存性や電磁力とモータの固有振動による共振現象など、磁界-構造解析を通してより深くモータの特性を解析する方法を紹介します。 | |||||
G-3 | 熱-構造連成機能紹介 | ||||
JMAGでは、発熱による熱応力解析を行うことが可能です。これは温度分布を算出する熱解析と、温度荷重による変形を算出する構造解析を連成して解析することになります。熱解析と構造解析の連成について事例を通じて機能をご紹介します。 | |||||
G-4 | モータ設計者のための制御・回路連携 | ||||
JMAG上で作成されたモータモデルを回路シミュレータで利用する方法とJMAG-Studio9.1、JMAG-Designer5.0で 新たに追加されたビヘイビアモデルについて紹介します。 | |||||
G-5 | 最適設計と要因分析のためのCAEツール | ||||
IPMモータ設計の肝はリラクタンストルクの有効活用です。本ポスターでは効率が最大となるIPMモータの設計案をmodeFRONTIERとJMAGを連携することで評価した事例を紹介します。 |
H. モデリング | |||||
H-1 | 積層鋼板のモデリング | ||||
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一般に積層鋼板は解析において渦電流の流れない塊状の鉄心として扱われることが多いが、塊状の鉄心として扱って問題はないのか疑問が沸いてくる。本ポスターではJMAGでの積層鋼板のモデリングを磁気特性と渦電流という観点から分類し、そのモデリングの詳細度の違いにより生じる結果の差を検討します。そして、どのような条件下ではその差が顕著に現れるのかを紹介します。 | |||||
H-2 | 3次元自動メッシュ生成機能の改良~メッシュ粗密制御性の向上、高速化~ | ||||
JMAG-Designer5.0、JMAG-Studio9.1では、3次元自動メッシュ生成機能が改良されました。本ポスターでは、改善されたメッシュの粗密制御性、および、新しく追加されたメッシュ生成手法「セミオートメッシュ」による高速なメッシュ分割をご紹介します。 | |||||
H-3 | 3次元モデリング手法の紹介 ~形状作成機能、CAD連携機能~ |
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JMAGの3次元モデリング手法として、形状作成機能、CAD連携機能について紹介します。新機能である形状作成機能を使うと、これまでのJMAGでは煩雑であった3次元ソリッドモデリングを容易に行うことができます。この形状作成機能を具体的なモデル作成手順に沿って紹介します。また、形状変更による複数ケースの解析を実行する際に最適なCAD連携機能についても紹介します。 |
I. JSOLの挑戦 | |||||
I-1 | JMAG電磁界解析ソルバの高速化・並列化 | ||||
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設計リードタイムの短縮により、解析時間の短縮が必要となってきています。JMAG電磁界解析ソルバは高速化に取り組んでおり、本ポスターでは弊社で実施したアルゴリズムの改良結果について実例をまじえてご紹介します。 | |||||
I-2 | 晴海1号ベンチマーク紹介 ~解析について語り合おう~ |
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弊社ではPWM駆動時の損失、モータの温度上昇や振動といった解析技術を会得するために、昨年度より自社でモータを製作し、JMAGによる解析と測定の比較検討を行っております。今回はそのベンチマークの中間報告を行います。 |