[JAC104] 誘導リニアモータの推力特性解析

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概要

1次側がコイル、2次側がアルミニウムや銅のような磁化しない導体が利用できるため安価に構成できます。
誘導リニアモータは低すべり時に性能低下を引き起こす端効果という特有の現象も有しており、誘導リニアモータを評価する上では端効果を含めた推力特性を磁界解析で把握することは重要です。
ここでは、誘導リニアモータの推力特性を求めています。

電流密度分布

渦電流密度分布と磁束線図を図1に示します。コイルにより生じた磁界の変化によってアルミ板に渦電流が流れ、渦電流と磁界の作用によって推力が発生します。
図1より、並進速度1.2375(m/s)時に比べて並進速度3.7125(m/s)時の方がモータ後方に渦電流が多く残存していることがわかります。これは並進速度の増加と共に、モータ後方での磁束の変化が大きくなるためです。

推力特性

推力特性を図2に示します。この誘導リニアモータは停止状態から同期速度まで速度を増やすと並進速度1.2375(m/s)時に推力が最大の約380(N)に達し、それ以降推力は低下していきます。これは、コイルが作る磁界の変化が同期速度に近づくにつれて、アルミ板における磁束の変化量が減るためです 。

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