[JAC038] 単相誘導電動機の始動特性解析

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概要

単相誘導電動機は一般の家庭用電源である単相交流で使用することができることから、小出力の電動機として電気洗濯機、扇風機などの家庭用電気機器や事務機器などの駆動用に広く用いられています。しかし、単相交流は三相交流のように単独で回転磁界を作ることができず、そのままではモータを始動させることができないため、何らかの方法により回転磁界を作ることで、始動する必要があります。
設計においては始動時に想定した方向にトルクが発生して安定に回り続けることができるかを事前に検証することが重要になります。この検証には、ロータが電磁力からの作用により、運動方程式に従って始動する状況を正確に解析する必要があります。
ここではコンデンサによる補助巻線を設けた単相誘導機を取り上げ、時刻-回転速度特性、時刻-トルク特性、始動直後の磁束密度分布とバーの電流密度分布をご紹介致します。

磁束密度分布、渦電流密度分布

始動直後の磁束密度分布を図1、2次導体バーの渦電流密度分布を図2に示します。
巻線により作られた磁束によって2次導体バーに渦電流が生じ、回転磁界が生じていることが確認できます。

始動特性

図3に時刻-回転速度特性、図4に時刻-トルク特性を示します。
始動から同期速度に達するまでの時間はコンデンサの容量によって決まります。回転速度が同期速度に達するとすべりが無くなるため平均トルクは0となります。

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