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松下電器産業株式会社 吉野 浩二
概要
以前より電子レンジの電磁波分布の解析にはJMAG-WVなどのシュミレーションソフトが有効であったが、付属の作図機能では実際の設計図面のような複雑な形状はモデル化しにくく、その結果、開発初期段階での使用にとどまっていた。ところが近年、電子レンジの設計に三次元CADが導入され始め、当社も数年前にCATIAを導入した。CATIAのデータをJMAGにリンクさせることができれば、実際の設計図面に基づいてシュミレーションできるので、シュミレーション精度の向上が期待でき、将来的には設計効率の向上も期待できる。そこで今回は、CATIAとJMAGのリンクの可能性の検証結果について報告し、CATIAデータを用いて電磁波分布についてシュミレーションを行った結果について報告する。
