京都大学大学院工学研究科電気工学専攻
中村 武恒、西村 敏治、松村 一弘
/ 京都大学工学部電気電子工学科
関口 大輔、浅井 力矢
概要
我々は,高温超伝導誘導/同期回転機(HTS-ISM)を開発している。同回転機の基本構造はかご形誘導機でありながら,2次側巻線を高温超伝導化することにより,(1)同期ならびに誘導回転モードの両立性,(2)同期定常回転に伴う高効率化,(3)高トルク密度化/高出力密度化,(4)過負荷に対するロバスト性,(5)非超伝導状態からの連続運転が可能他,既存の回転機では達成不可能な性能を世界で初めて実証している。
HTS-ISMを産業応用するためには,その用途に応じた可変速運転時における特性において,既存機に対する優位性を明確化する必要がある。そのためには,HTS-ISMに使用している高温超伝導線材の非線形通電特性をモデル化するとともに,そのモデルに基づいた回転機の特性解析を行い,最適ドライブ技術を確立することが重要である。本講演では,上記特性解析の現状を紹介する。
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