北九州工業高等専門学校 電気電子工学科
開道 力
概要
(1)数値解析による性能算定と精度
数値解析によるモータ性能算定において、コアでの応力歪やコア素材の実条件の考慮が不十分であると、実機性能に対して誤差が生じる。正確な精度で性能を算定するには、モータ内の実条件や電磁鋼板条件を正確に把握することが重要である。
(2)コア素材(電磁鋼板)における磁気挙動のモデルへの反映
モータがパワエレクトロニクス技術で駆動される場合、コアは任意波形で励磁されるので、コア特性のモデリングは磁気挙動に対応したものが必要となる。
(3)数値解析に求められる将来像
数値解析はコアなどの内部状態のように測定できない場合でも、実際に性能にあわせ込むことにより測定不可能状態が把握できる長所を持っている。数値解析値と実測性能に誤差がある場合は未認識情報の存在を示すものであり、測定不可能状態や未認識情報を把握できる数値解析は今後、重要な手段となる。
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