株式会社明電舎 変圧器工場 開発部 開発課
脇本 聖
概要
都市周辺の住宅地に近い変電所では、変圧器の低騒音化が要求される。鉄心磁束密度の低減、素材特性の改善、鉄心構造(接合・締付け)や加工歪への配慮等により、鉄心の振動に伴い発生する騒音(以下、励磁騒音)については、これまで低騒音化が進められてきた。励磁騒音が静かになってくると、これまで励磁騒音によってかき消され問題視されてこなかった負荷電流に伴い発生する騒音(以下、負荷電流騒音)が問題となる場合が出てきた。
そこで今回、負荷電流騒音の事前予測または低騒音化を目的とした取組みの一環として、通電時の電磁力(ローレンツ力)を加振力とする巻線振動解析(周波数応答解析)においてJMAG を活用した。本講演では、実験モデルで測定した気中通電(実加振)時の発生加速度とその数値解析の結果について紹介する予定である。CAE による解析で実験結果が再現できるようになると、設計パラメータの検討に解析が活用され、製品競争力向上への貢献が期待される。
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