TECHNO-FRONTIER 2011 開催レポート

2011年7月20日~22日、東京ビッグサイトで開催されたTECHNO-FRONTIER 2011は、台風が接近した中、3万人を超える来場者が集いました。
JMAGブースでは、7月にリリースしたJMAG-Designer Ver.10.5のお披露目と、JSOLがリードするモータシミュレーション技術をご紹介しました。

開催概要

主催: 社団法人 日本能率協会
日時: 2011年7月20日(水)~22日(金)
場所: 東京ビッグサイト(有明・東京国際展示場) ブース 1D-204
URL: http://www.jmag-international.com/jp/event/2011y/2011_techno_frontier/

開催レポート

モータ技術展に出展した今年のJMAGブースは大きくわけて3つのテーマで構成いたしました。

  1. JMAGが提供する電磁界有限要素解析(Finite Element Analysis:FEA)ならではのモータ設計法
  2. JMAGが提案するモデルベース開発
  3. より進化するJMAG-Designerを使いこなしていただくためのHowTo

ご存知のとおり、モータは性能向上を目指して激しい技術競争が繰り広げられています。
実測できない物理現象を捉え現象を分析したり、実測テストが困難な状態を評価するためにもFEAは欠かせない技術です。また、効率化、高精度化を求め、モデルベース開発の波はモータ設計にも迫ってきています。磁界と熱、構造、制御それぞれに対してのJMAGならではのアプローチ法をご紹介いたしました。
プレゼンエリアでは、デモンストレーションを中心としたブース内プレゼンテーションを行いました。
スタッフが初心者と熟練者、師匠と弟子など、来場者が身近に感じていただける役割を演じながら、JMAGを使った業務効率化のご提案をいたしました。

展示エリアでリリースしたばかりのJMAG-Designer Ver.10.5を始め、JMAG-RT Viewer、JMAG-Express、JMAG-Busのプレゼンでご紹介したデモをご自身で実際に操作しながら、解析の楽しさに触れていただきました。
最終日には、日本能率協会主催「第6回 設計支援システム展 1Day特別企画 設計・解析“最適化”セミナー」で「JMAGを使ったモータ性能の追求」と題しましたセミナーを開催いたしました。多くのモータ関係者様から、セミナーが大変参考になったとうれしいお言葉をいただきました。 ブースには多くの来場者にお越しいただきました。
普段皆様と接する機会が少ない開発者が、現場の声を聞くことができましたので、有意義な3日間を過ごすことが出来ました。
ブースへご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。今回、ご都合が合わずご来場いただけなかった皆様、次ページにブースの様子をご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。


プレゼンの様子を一部公開

モータ技術展プレゼンテーション概要

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10:35
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10:45
充実したテクニカルドキュメントでJMAGを使いこなす
JMAGには豊富なテクニカルドキュメントが用意されています。
これらを活用すればJMAGを効果的に利用でき、課題解決への近道になります。
ぜひJMAGのテクニカルドキュメントを使った問題解決方法を体験してください。
02:
10:55
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11:05
PMモータ設計用のツール “JMAG”
PMモータの設計に際して、仕様を満たすためには最適な磁気回路設計が重要となります。
JMAGのPMモータ用ツールのご紹介と、どのような評価値を具体的に算出できるのかを列挙致しますので、モータ解析の幅を広げる際の目安として下さい。
17:
11:15
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11:30
JMAGではじめる設計効率化
JMAGは設計の効率化を実現する様々なソリューションを提供しています。手間は最小限に、計算効率は最大限に!
JMAGのソリューションをデモを交えてご紹介します。
11:
11:40
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11:50
モータシステム設計・開発のためのJMAG-RTモデル
モータシステム全体の設計・開発の効率化手法として、モータ設計とモータ制御設計を協調して行うモデルベース開発が採用され始めています。
モータモデルに要求される高精度、高速、利便性を兼ね備えたJMAG-RTモデルの利用は、シミュレーション上でより実機に近い検証を簡単に実現可能とし、設計・開発の効率化に貢献できることをご紹介いたします。
12:
12:00
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12:10
設計に活かすマルチフィジクス連成解析
今や電気機器の設計には、磁気回路設計だけでなく、熱・構造設計まで求められるようになってきています。JMAGではこのような多面的な設計を支援できるよう、Abaqusをはじめとした皆様お手持ちのソルバーとのインターフェースを提供しています。本プレゼンテーションでは、JMAG-Designer Ver.10.5を使用したマルチフィジクス連成解析の最新情報をお届けします。
09:
12:25
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12:35
Expressではじめるモータ設計
これまで社内ツールや磁気回路法によってモータ設計をされていた設計者の皆様に向けて、簡易モータ設計ツールJMAG-Expressを提案させていただきます。
03:
12:45
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12:55
JMAGによるSRモータの解析
SRモータは非線形性が強く現れるモータで、机上設計は難しいと思います。また、振動の大きなSRモータの振動対策にはトルクリップルの把握が不可欠です。JMAGなら鉄心の非線形性や形状の微小な差異を厳密に考慮してトルクリップルなどの特性を予想することができます。
10:
13:05
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13:20

モータ設計に役立つ効率マップ機能
効率マップはモータの総合的な性能を判断すののに最適な指標ですが作成には非常に手間がかかります。
” JMAG-RT Viewer “は効率マップを簡単に得る事が出来るソリューションです。”JMAG-RT Viewer”を用いたモータの評価事例をご紹介します。
15:
13:25
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13:40
JMAG-Designer10.5 バージョンアップ紹介
製品開発はますますスピードを求められるようになっていませんか。JMAG-Designerは、パラメトリック・分散処理など様々な機能で皆様の製品開発の効率を改善します。
本プレゼンテーションでは、JMAG-Designer Ver.10.5の新しい機能をすぐにお試しいただけるよう、デモを交えながらご紹介いたします。
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13:50
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14:00
JMAGによる誘導電動機の解析~用途別解析手法の紹介
誘導電動機の解析は難しいと思っていませんか?誘導電動機の特性を簡単かつ高精度に計算するJMAGの機能をご紹介します。
07:
14:10
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14:20
MBDの可能性を広げるJMAG-RTシステム
Ver.10.5でJMAG-RTに追加された鉄損の考慮とSRM/IMの機能が追加されました。
本プレゼンではこれらの機能追加がMBDの信頼性の向上と可能性の拡大に寄与することをご紹介します。
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14:30
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14:40
高精度なのになぜ速い? JMAGのモータシミュレーション
JMAGでは、高精度な解析を高速に行うことが可能です。特にJMAG-Designerには、メッシュ数を抑えつつ高精度な解を得る自動メッシュ生成機能や、ソルバを高速化するためのオプションがあります。
回転機のデモを交えて、これらの効果についてご説明します。
18:
14:50
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15:05
JMAGにおけるCADデータの活用
設計サイクルを短縮するためには、CADデータを有効活用してシミュレーションによる評価を行うことが重要です。
CADデータを用いたJMAGでの効率的なシミュレーション方法を、デモを交えてご紹介します。
01:
15:15
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15:30
モータ性能の追求
既にモータの設計にCAE技術が用いられて久しくなります。ですが、評価項目としてはモータの主たる特性を算出するだけで満足されていないでしょうか。
モータの詳細を分析し、より良い設計につなげるための解析提案を行います。
05:
15:45
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15:55
JMAG- Virtual Test Bench
ブースにVirtual Test Benchと銘打った大パネルが設置されます。
パネルを前にJMAGを紹介します。モータに生じる物理現象を多面的にかつ包括的にとらえるJMAGの姿を見ることができます。
JMAG、シミュレーションの価値を発見してください。
08:
16:05
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16:15
LMS-JMAG連携によるモータ騒音解析
モータの静音化の鍵は、設計段階で電磁吸引力とトルクを考慮することにあります。モータの静音化するためにはより精度の高い解析精度が必要です。JMAGは、高精度な磁界解析能力でこの課題を解決します。
JMAGで解析した結果を活用し、音響解析シミュレーションソフトウェア LMS Virtual Labとの連携を行うことで、さらに詳細な評価を得られることが出来ることをご体験ください
16:
16:25
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16:40
体感!実感!Designerの使いやすさと充実した機能
本プレゼンテーションでは、形状モデリングから結果評価までのデモを通じて、Designerの使いやすさと充実した機能をみなさまに体感していただきます。
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16:50
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17:00
トランス設計におけるFEAの活用
トランスには騒音抑制や損失削減など、更なる厳しい性能向上が求められています。
このように難しい課題の解決には、複雑な現象を正確に捉えることができるFEAが必要不可欠と言えます。その解決策を見出す時には、JMAGの豊富なトランス解析機能を活用することがお勧めです。
本プレゼンテーションでは、デモンストレーションを交えて、課題の解決事例をご紹介します。
テーマカラー:
  1. 青色 : JMAGが提供するFEA(Finite Element Analysis:有限要素解析)ならではのモータ設計法
  2. 緑色 : JMAGが提案するモデルベース開発
  3. 赤色 : より進化するJMAG-Designerを使いこなしていただくためのHowTo

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