東京農工大学 山口 昌樹
概要
産業用リニアモータに焦点を当て、電磁モータの設計手順の流れどFEMを用いたリニアモータの解析結果を通して、以下の事項について述べた。
(1)力(トルク)の数値計算法において、節点力法は 1)積分範囲を考える必要がない、2)空間的な力の分布が求められる等の長所がある。
(2)シミュレーション技術の目的は経験豊富な技術者の代わりになるこどであるが現状では数値解析手法に先だって純解析的な設計手法を用いて設計の流れを把握した方が、目標仕様の実現に関して効率的である。
(3) FEMにおいて静解析の計算精度は既に実用域に達しており、今後は動解析の計算精度の検証が重要である。
PDFダウンロードサービスはご利用いただけません