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東京電力株式会社 本庄 昇一
概要
超電導体は、電気抵抗を伴わずに流せる電流、いわゆる臨界電流密度が、通常の導体より1,000倍以上大きいという特徴をもつ。また通電電流の増加に対して、発生する電圧は\(V \propto I^n \)で増加する。このような非線形な特性を持つ超電導体での電磁現象の解明には、JMAGのような数制特庁手法が効果的である。我々は、超電導ケーブルに生じる交流損失を評価する手段として、JMAGの超電導体モデル機能を利用している。本稿においては、これまでの解析をふまえ、JMAGを用いて超電導体の電磁現象を解析する上で留意すべきポイントを、具体的な解析事例を交えて紹介する。
