[L-SE-231] 渦電流問題の解析時間を短縮

概要

回転機、誘導加熱問題、およびワイヤレス給電問題などで交流損失を考慮する場合、バルク導体を用いた電気回路との連成解析が必要です。JMAGでは、バルク導体にFEMコンダクタを適用します。FEMコンダクタを有する三次元モデルでは、線形方程式求解の収束性が悪い場合があり、計算時間がかかってしまうという課題がありました。
JMAG-Designer 25.1では、線形方程式求解における収束性の悪さを回復しました。三次元スパイラルモデルにおける収束性改善例を図1に示します。
JMAG-Designer 25.2では、さらにMPP並列機能の高速化が達成されます。回転機のコイルに発生する交流損失を評価した例を図2に示します。1か月以上要していた解析が、4日で実現可能となりました。

図1 解析モデル(左上図)と反復法残差履歴(グラフ)
図1 解析モデル(左上図)と反復法残差履歴(グラフ)
スパイラルインダクタモデルの反復求解収束性向上を示します。解析モデルは123万要素、電源周波数は30kHzです。従来法では残差が減らず解けなかった解析も、少ない反復回数で収束しました。周波数応答解析および過渡応答解析の両方で効果を発揮します。

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