解析条件や結果の後処理をテンプレートとして保存する機能です。
内容の同じ解析を新たなモデルで実施する場合や実施する人が変わる場合に、過去のデータを見ながら条件設定をしていませんか?
手動で条件設定すると、手間がかかるだけでなく設定ミスが発生する可能性もあります。
JMAGには、解析内容や結果処理を一括で別のモデルに引き継ぐことができる解析テンプレート機能があります。
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ノウハウの蓄積
解析テンプレートを適用すると、一度設定した情報(形状情報を除く)を自動的に他のモデルに継承できます。
- メッシュサイズやステップ刻みなどの試行錯誤は、テンプレートに埋め込まれたノウハウで手戻りを最小化
- 結果の後処理も登録可能
- 計算終了時に、自動で必要な結果が抽出・加工される
- 後処理の事前登録で評価項目を明確化
式で定義することで変数間の関連を示し、値を設定する際の「考え方」を伝達することにもなります。業務の効率化はもちろんのこと、熟練の方が初心者の方に継承する際にもお使いいただけます。
連成解析にも対応
解析テンプレート適用時にモデルの関連付けを行うことにより、誘導加熱解析や振動解析などの連成解析にも対応しています。
社内展開
作成した解析テンプレートは、フォルダ単位でまとめてエクスポート/インポートが出来ます。
プロパティでタイトルや説明文も登録でき、マウスオーバーすると説明文が表示されます。
エクスポートした解析テンプレートを社内へ展開いただき、業務にお役立てください。
関連資料
[1] [JFT020] 解析テンプレートによる解析内容の継承[2] [JFT027] 方程式を使用したケース追加の手順(パラメトリック解析)
[3] [JFT046] 解析テンプレートを使用した解析グループの継承
[4] [JFT053] 解析テンプレートを使用した磁石の磁化方向の継承