信頼性の高い解析のためには現実の物理メカニズムをシミュレーションモデルにできるだけ忠実に埋め込む必要があります。JMAGでは、材料内部のミクロな振る舞いを再現するために材料モデリングの開発を続けています。
材料データベース
正確な材料特性を誰でも使えるように材料メーカとパートナシップを組み材料データベースを提供しています。応力依存の電磁鋼板の磁化特性や鉄損特性も含まれ、今後も先進的な解析に求められるデータについてもパートナと検討を進めていきます。
材料モデリング
JMAGは材料モデリングについても技術をリードしています。材料メーカ、大学およびユーザーの材料開発部門などとディスカッションを重ねながら、電磁鋼板、磁石、圧粉材の諸特性の理解とそれに基づく詳細かつ高速なモデリング手法の開発を行っています。
主な機能
任意間隔で補間したヒステリシスカーブの作成
プレイモデルで考慮できるマイナーループの分解能を向上しました。
測定したヒステリシスカーブを補間して計算に使用することができるため、磁界解析において、より振幅の小さいマイナーループを捉えることができます。
関連資料
角度ごとの磁化特性
磁気異方性の解析精度が向上しました。
磁化容易方向からの角度ごとに、磁化特性を入力した材料を使用することで、電磁鋼板の磁気異方性を考慮した解析が行えます。