メッシュ

アダプティブメッシュ

JSOL独自開発の手法により、アダプティブ解析を高速に、また高精度に行います。解析結果から解析誤差を算出し、その誤差に基づき自動的にメッシュを細分割します。

アダプティブメッシュによるメッシュ分割

動画による機能紹介

最適なメッシュの生成(アダプティブメッシュ)

スライド/回転機メッシュ

回転機に特化したJMAG独自のメッシュ生成により、複雑な設定なしにコギングトルク計算に適したメッシュの自動生成が可能です。
ギャップ中には、格子状のメッシュを自動生成し、解析精度と高速性を両立させます。スキューにも対応しています。

  • 拡張スライドメッシュを使用することで、スライドメッシュ機能の適用範囲を拡大できます。
    • 従来パッチメッシュ機能を使わなければいけなかったアキシャルギャップモータやケースつきのモータの解析精度を向上
    • コイルの漏れ磁束によるケース内の渦電流分布の評価が可能
    • 積み上げメッシュとの組み合わせにより、より効率的に

拡張スライドメッシュのみ

積み上げメッシュ+拡張スライドメッシュ

積み上げメッシュを使用することでモデルサイズを小さくすることができ、解析時間を短縮できます。

動画による機能紹介

周期性と対称性のあるメッシュの生成(回転周期メッシュ)
軸方向には粗く周方向には細かいメッシュの生成(積み上げメッシュ)
ギャップ部をスライドするメッシュの生成(拡張スライドメッシュ)

レイヤーメッシュ

指定したソリッド面に平行な層状のメッシュを生成します。積層鋼板内を詳細に分析する際に便利な機能です。

レイヤーメッシュによる層状メッシュ

動画による機能紹介

絶縁層を含んだ層状メッシュの生成(レイヤーメッシュ)

薄板メッシュ

従来のメッシュ生成機能では、シールド材や筐体パネルのように、解析空間に対して極めて薄い板状モデルのメッシュ生成は難しかったのですが、本機能により厚さ方向には層状のメッシュを作成した上で、面内方向は厚さよりも十分に大きなメッシュを作ることが出来るようになりました。シールドルームの解析や薄板に生じる渦電流解析のように、モデル規模の問題で解析時間を要したテーマの解析時間の短縮と精度の向上を実現しました。
現状では、薄板メッシュに対して条件を設定出来ませんので、磁界解析以外でのご利用には適しておりません。

薄板メッシュによる層状メッシュ

薄板メッシュソリッドモデル対応

動画による機能紹介

シェルに厚みを持たせたメッシュの生成(薄板メッシュ)
薄板メッシュの生成方向の指定

表皮厚メッシュ

導体に流れる渦電流の影響や渦電流損失を評価したい場合には、渦電流の表皮効果による磁束分布の偏りを正確に表現できるメッシュ分割が必要になります。この機能を用いると、指定した部品(面)の表面に指定した厚さの層状のメッシュが生成されます。これにより、表皮効果による磁束分布の偏りを正確に表現でき、渦電流の影響や渦電流損失の評価に適したメッシュを生成することができます。

クローポール表面の渦電流ベクトル分布

動画による機能紹介

JMAG-Designer:表皮効果を考慮したメッシュの生成(表皮厚さ)