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岐阜大学　河瀬 順洋

概要

近年、電気機器の新規開発および詳細設計・性能評価を行う上で、その開発・設計期間の短縮などの高効率化に対応するため、電磁現象の究明を効果的に推進できる高精度な電磁界解析技術はもはや必須なものとなっている（1)(2）。
ここでは、三次元有限要素法を用いた最新の実用解析例として、ハイブリッド、形ステッヒ。ングデモータのコギング、トルク特性解析（3）について述べる。また近年、広く用いられるようになってきた埋込磁石構造回転機においては、偏芯時の電磁力解析を行った例（4）、コンデンサ放電を考慮して固定子巻線を用いて着磁解析を行った例（S）、分割磁石中の禍電流解析を行った例（めについて述べる。クローポー／レ形ステッピングモータにおいては、ステップ応答特性を明らかにした例（7）を述べる。また、Y接続の電源回路を考慮、した誘導電動機の定常トルク解析を行った例町こついても述べる。さらに、リニアアクチュエータの解析例として、リニア誘導モータの静推力、動推力特性解析例。）、リニアソレノイドの動作特性解析例川について示すことにより、三次元有限要素法の有用性を明らかにする。