富士重工業株式会社 スバル技術本部 HEV設計部
森田 知洋
概要
制御ソフトウェアの開発プロセスの問題の一つとして、制御ソフトウェアの評価・検証がハードウェア開発の後工程となることで、ソフトウェアの課題が開発後期に集中しやすいことがあげられる。
制御ソフトウェアの評価・検証のためには、制御対象となるモータやインバータ、ソフトウェアの器となるECUの準備が必要となるが、JMAG-RTをはじめとしたモデルベースの開発環境を活用し、制御対象を部分的にモデルに置き換えることで、開発プロセスのフロントローディングが可能になる。
私たちは、制御開発の初期段階であるMILSでの制御検討から、HILSとRapid Prototype ECUによるソフトウェア評価・検証、HILSと実ECUによるソフトウェア評価・検証に、JMAG-RTをもちいることで、実機での評価・検証工数の低減と前倒しに取り組んでいる。
本稿ではこれらJMAG-RTのソフトウェア開発への適用事例を紹介する。
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