PWMに起因する高周波成分を考慮した永久磁石同期モータの磁界・熱・振動の多面評価

ヤンマーホールディングス株式会社
技術本部 電動電制システム開発部 第一技術部 第一技術グループ
原 洸

概要

モータ設計の初期段階から、磁気回路設計だけでなく熱や振動といった多面的評価を行う事ができれば手戻りを最小限にすることができ、効率の良い開発が可能となる。熱や振動はPWMに起因する電流の高周波成分が大きな要因となるため、これらを考慮した実際の駆動電流に近い波形で解析することが重要である。
本講演では、まず、PWM周波数を考慮した永久磁石同期モータの磁界解析を実施し、計算結果と電流波形の実測比較および考察を行う。さらに、JMAG-Express V22.2のカスタムテンプレート機能を用いて、モータ特性解析と同時にコイル発熱や振動評価を同時に実施した例を示す。

PWMに起因する高周波成分を考慮した永久磁石同期モータの磁界・熱・振動の多面評価

PWMに起因する高周波成分を考慮した永久磁石同期モータの磁界・熱・振動の多面評価

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