セミナーで得られる3つのポイント
「代理モデルって何がそんなに良いの?」
機械学習による代理モデルは、設計期間の短縮や自動化において注目されています。
本セミナーでは、活用のメリットを、設計者の視点からわかりやすく解説します。
自動拘束機能でCADモデルを変更する手間を大幅削減
DXFファイルに対して自動的に形状拘束条件が設定されるため、自由に寸法が変えられます。
セミナー内では自動拘束機能で作成したモデルを使用して最適化計算を実施した事例をデモでご紹介します
会場には、実際に自動拘束機能を体験いただける環境もご用意しています。
DXF形式でカスタム形状を読み込み、設定ガイドに従い該当するエッジ選択などを行うことで、自動的に完全拘束状態となる設定を行います。
これにより、パラメトリックスタディや最適化計算時の寸法変更が自由に行えるようになります。
「熱・NVHなどを考慮した多面最適化の進め方」
冷却・振動・騒音など複数の要求を同時に満たすための手段としても最適化は有効です。
多面最適化を実現するために、熱の等価回路を使うなどモデリング方法をご紹介します。
熱等価回路を用いた冷却システムのモデル化
これまでモデリングが難しかった様々な冷却システムに対応した素子を追加しました。
会場では冷却システムの検討が高速かつ簡単にできることを体験いただけます。
連続運転条件下において各動作点の温度上昇、各部の温度制限(巻線は140℃、磁石は100℃)を考慮した効率マップを計算します。
「HPCがなくても、最適化はできる」
最適化や代理モデルは、HPC(大規模計算環境)がなければ使えないと思われがちですが、
実はWindows環境でも活用できます。本セミナーでは、HPCを活用した事例に加え、
より身近な環境で実現できる現実的なアプローチもご紹介します。
Windows PC のみで最適化計算を分散実行
Windows PCのみで多ケース分散実行が高速に実行できます。
セミナー内だけでなく、会場のマシンでも分散実行を実際にお見せします。
Windows PC 2台を使用し最適化計算を行ったときの性能評価結果です。
HPC計算環境をしようせずとも、20倍以上の高速化率が得られています。
開催趣旨
ものづくりにおけるCAE(Computer Aided Engineering)の活用は、依然として試作品による検証の代替手段という認識が一般的です。しかし、設計者の皆様にとって、本来の業務はパラメトリックな計算を通して自らの設計案を多角的に評価し、より良いものを追求することにあります。
しかしながら、現状では最適化計算は計算コストや専門知識の必要性から、何度も繰り返し実施するにはハードルが高く、設計者の日常的なツールとしての地位を確立するには至っていません。その結果、設計者が多様な可能性を探求し、効率的に優れた設計にたどり着くための設計探査の効率は、決して十分とは言えない状況です。
一方で、一部の先進的な企業やユーザーは、すでに最適化計算を導入し、設計プロセスを自動化する取り組みを開始しています。これにより、従来の手法では考えられなかった革新的な設計が生まれる可能性を秘めています。
本セミナーでは、このような現状を踏まえ、CAEが本来持つ可能性を最大限に引き出し、設計業務を革新するための最新の技術動向と具体的な活用事例をご紹介いたします。試作のコストと時間を削減するだけでなく、最適化による設計の自動化、そして設計探査効率の飛躍的な向上を実現するための道筋を、皆様と共に探ります。
アジェンダ
時間 | プログラム内容 |
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13:00 | 受付 |
13:30~17:00 |
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17:00~18:00 | シンポジウム(懇親会) |
40分間のコミュニケーションタイムをご用意しております。
この時間は、ご自身のペースで自由にお過ごしいただけます。
コミュニケーションタイムの過ごし方(例):
リフレッシュ: セミナーの内容を整理したり、気分転換をしてください。
ポスターセッション: ポスターをご覧いただき新たな発見や学びの機会としてご活用ください。
概要
主催 | 株式会社JSOL |
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日程 | 2025年06月19日(木)13:30~18:00(受付:13:00~) |
会場 | 東京国際フォーラム ホールB5 (日本:東京) 〒100-0005 東京都千代田区丸の内3丁目5番1号 |
定員 | 200名 |
対象者 | 開発期間の短縮に取り組もうとされている方 設計探査、最適化設計に興味のある方 (JMAGをご利用の方もご利用でない方もご参加いただけます。) |
受講料 | 無料(事前登録制) |
申込〆切 | 開催日5営業日前 *定員に達した場合、締切らせていただくことがございます。 |
セミナー会場で配布した資料
セミナー会場では、セミナーとは直接関係のない資料も含め、最近弊社が作成したドキュメントをご紹介しました。
シミュレーション未経験者でも⼿軽に始められるモータ設計 (PDF 1.83 MB)
- [DD-001] 中・大規模モデルに対する磁界解析高並列計算速度性能
- [W-VI-192] 伝達関数を援用したシステムレベルNV設計フローの提案
- [L-MA-191] JMAGによる超電導体の実用解析
- [L-OP-190] 最初から最後まで磁気、熱、構造、制御をシミュレーションで確認
- [L-OP-188] 代理モデルを援用した最適化による高速な大規模探査
- [L-OP-187] 手戻りなく最適な設計案を導く同時多面評価
- [L-MB-186] 高精度プラントモデルを使用したシステム整合性検証
- [L-MA-185] 仮想試作による機器性能の即時確認
- [L-HT-184] モータ磁気設計のための冷却性能評価
- [L-VI-183] モータ起因の電磁力・トルクが及ぼすシステムレベルの振動評価
- [W-OP-166] 大規模多目的最適化における最適化条件の感度分析
- [W-OP-165] 多数の形状パラメータを伴うGA最適化における形状破綻の解決
- [W-OP-119] 設計空間の絞り込みを用いた多目的・多制約最適化問題の大域的設計探査
- JMAG-Designer Ver.24.1 新機能紹介 (1.88 MB: ユーザー認証あり)
お申込み
参加受付は締め切らせていただきました。お申し込みありがとうございました。
※プログラムは変更になる場合がございます。予めご了承ください。最新情報はJMAG WEBサイトをご覧ください。
※同業他社及びその関係者の方は、お断りさせていただく場合がございます。予めご了承ください。
※フリードメインでのお申込みはお断りします。所属先のドメインを入力ください。テレワーク等によりフリードメインによる受信をご希望のお客様は備考欄に所属先メールアドレスをご入力ください。
最少開催人数/開催中止について
お申し込みが2名に満たない場合は中止させていただく場合がございます。
また、講師の急病、事故、交通機関のストライキ、台風や地震等のため、やむを得ず休講または日程変更することがあります。予めご了承ください。
その際は改めてご連絡申し上げます。
キャンセルについて
準備の都合上、お申込みの取り消しはセミナー開催初日の5営業日前までとさせていただきます。