材料測定技術に関するワークショップ

電気機器設計において損失の高精度予測は引き続き大きな課題になっています。そのために新しい材料モデルなどが検討されていますが、その開発においても、利用においても信頼性の高い材料の測定データが不可欠です。材料測定の技術が損失予測の信頼性を左右します。
材料測定の技術も進化を続けています。最新の技術を積極的に取り込むことで損失予測の信頼性を高めることができます。
今回のワークショップでは、材料測定の分野でご活躍の先生方を講師に迎え、当該分野の最新技術について解説をいただきます。また、それらの技術の現在の実務課題をどのように解決できるか参加者を交えて議論したいと思います。
多くのご参加をお待ちしております。

開催概要

主催 株式会社JSOL
日程 2026年3月24日(火)12:50–19:00(懇親会含む 受付開始11:30~)
 ※当日11:30からJMAGライブデモセッションを同会場で開催します。
会場 京都リサーチパーク 1号館サイエンスホール
〒600-8813 京都市下京区中堂寺南町134 (MAP )
定員 50名
対象者
  • 損失予測の精度向上のために、材料測定の最新動向を把握したい方
  • 最新のBH測定法や測定装置に関心のある方
  • 高周波域、高磁束密度域の測定を高精度に行うポイントを知りたい方
  • シミュレーションにおける材料測定精度の重要性を理解したい方
参加費 無料
申込〆切 開催日5営業日前
(定員に達した場合、締切らせていただくことがございます。)

プログラム

時間 タイトル・内容
11:30 ~ 12:30 受付  展示、ポスター

JMAGライブデモセッション

JMAGは、設計をより自動化・高度化するための機能拡張を進めています。
ワークショップ前の時間を使い、オススメ機能をライブデモ中心で実演します。

  • 幾何拘束の自動付与機能
  • 代理モデルを用いた最適化計算(オフライン最適)
  • モータ設計・評価機能(JMAG-Express)
  • 熱解析機能
  • Windowsマシンを用いた分散処理

同時に、展示、ポスターもオープンしています。ぜひ少し早めにご来場ください。

時間 タイトル・内容
12:30 ~ 12:50 受付  展示、ポスター
12:50 ~12:55 開会挨拶
12:55 ~13:25 測定技術への期待(異常損モデリングに必要な測定データを例に)
 株式会社JSOL 山田 隆

材料測定の精度がシミュレーションに与える影響について具体例を通して示します。
プレイモデルなどの新しいモデリング手法によって、マイナーループなど複雑な現象をシミュレーション上で再現できるようになってきました。ただ、それらの手法はより複雑な測定データを必要としており、そのために測定にも高い精度が求められます。シミュレーションに従事する人達もこれまで以上に測定について理解を深める必要があります。
今回、シミュレーションの立場で異常渦電流損失のモデリングにおいて遭遇した測定データの取り扱いの難しさについて体験を共有します。
測定技術への理解の重要性とともに、今後の測定技術への期待について議論できればと思います。
photo
13:25 ~ 14:15 非対称マイナーループが生じる歪波磁束条件下における鉄損推定法
 同志社大学 理工学部 電気工学科 教授 藤原 耕二氏

実機鉄芯中の磁束密度波形は歪波になり、非対称マイナーループが生じる場合が一般的である。磁束密度波形が正弦波の場合の鉄損推定については、長年検討されており、鉄芯の磁気特性が加工に起因して劣化していない理想的な状態であれば、実用的な精度で推定可能であると考えられる。しかしながら、PWM駆動時に観測されるヒステリシスループに非対称ループが含まれるような場合については、実用的な推定法が確立されていない。そこで、素材の磁気特性測定時に、試料中の磁束密度波形を、所望の最大磁束密度および交流振幅を有する非対称ループが生じる歪波になるように波形制御を行い、得られた結果を非対称ループとそれを取り除いたアウトラインループに分離し、それぞれについてヒステリシス損および渦電流損を算出する歪波磁束条件下における鉄損推定法について、最近の成果を報告する。
photo
14:15 ~ 14:45 展示、ポスター
14:45 ~ 15:15 [TBA]
 電子磁気工業株式会社 開発部 次長 岩田 成弘氏
15:15 ~ 15:50 リング試料による磁性材料特性計測と渦電流損抵抗の算定に対する解析的なアプローチ
 京都大学 工学研究科電気工学専攻 教授 松尾 哲司氏

リング試料を用いて磁性材料特性を計測する場合、適当な平均磁路長を用いた平均磁界と平均磁束の関係からBH特性を算定することが通常である。試料の内径/外径比が1に近くない場合、磁気特性の算定には誤差が生じ得る。そこで、平均量を用いずに、BH特性を正確に算定する解析的な手法を紹介する。正規磁化曲線のみならず、BHループの正確な算定も可能である。
古典渦電流理論に基づいて渦電流損は並列コンダクタンスによりしばしば表現される。また、Bertottiの理論に基づけば、異常渦電流損は非線形の並列コンダクタンスにより表現されることになる。計測結果によれば、両者のコンダクタンスあるいは係数はBに依存する。そこで、正弦波入力による損失の計測結果から渦電流損コンダクタンス/係数のB依存性を同定する解析的な手法を紹介する。
photo
15:50 ~ 16:10 展示、ポスター
16:10 ~ 16:45 dSPACEを用いたリアルタイム波形制御による磁気特性測定システムの構築 -プレイモデルによるヒステリシスの合同性検討-
 近畿大学 理工学部 電気電子通信工学科 CAE-AI 研究室 准教授 菅原 賢悟氏

近年、電気機器の設計において、磁気ヒステリシスを考慮した高精度な磁界解析が求められている。本研究で着目するプレイモデルは、磁界Hと磁束密度Bの双方を入力変数として扱え、プライザッハモデルと数学的に等価である。現在、有限要素法では解析手法に応じてHとBが使い分けられているが、複雑な磁化過程では入力変数の選択により数値解に不一致が生じることが報告されている。そのため、どちらが実材料の特性をより正確に再現するか検証が必要となるが、これには複雑な波形制御と多大な時間を要する。そこで本研究では、dSPACEを用いた計測システムを構築した。本システムにより、検証実験が効率的に再現できることを示す。
photo
16:45 ~ 16:55 閉会挨拶
17:30 ~ 19:00 懇親会

※講演内容は、都合により変更となる場合がございます。

出展

株式会社ブライテック
材料データベースの高精度化に対応する磁気特性測定装置のご紹介
高精度化に対応する磁気特性装置や応力負荷型単板磁気試験器を提供します。
【磁気特性測定装置(磁束密度波形制御装置Bcon)】

  • Bcon 10Hz~400Hz
  • Bcon-HF 40Hz~100kHz

【応力負荷型単板磁気試験器(S-SST】

  • 試料サイズは30mm×320mm、60mm×360mm の2つのサイズです。

メトロン技研株式会社

メトロン技研株式会社
アモルファス材、電磁鋼板の鉄損測定
モータコアに使用される磁性材料(アモルファス、電磁鋼板)の鉄損測定。
磁性材料評価、モータ性能評価向けソリューションをご提供します。


大分県産業科学技術センター

大分県産業科学技術センター
ISO/IEC17025認定試験(磁気特性試験)と磁性材料試験
弊センターは、磁気特性試験区分JIS C 2550-1 5鉄損 及び JIS C 2556 4鉄損において、国際規格「ISO/IEC17025(国際標準化機構及び国際電気標準会議が定めた試験所に関する基準)」に適合する試験所として認定されています。認定試験から各種磁性材料の磁気特性試験に対応し、電磁応⽤機器の開発を材料選定から設計、製造、評価までワンストップで技術⽀援します。ブースでは、研究開発事例や技術支援事例などを紹介します。磁気測定に関する相談や磁気に関する技術課題などお気軽にお声掛けください。


JFEテクノリサーチ株式会社

JFEテクノリサーチ株式会社
電気機器開発を支援する磁気測定・解析技術のご紹介
当社は、お客様の「“ものづくり”のベストパートナー」をモットーに、技術課題解決に役立つ新技術導入、技術のレベルアップを続けています。今回は、電気機器開発設計に必要な弊社の特長あるソリューションをご紹介いたします。

  • 大容量励磁電源を用いた高周波×高磁束密度の磁気特性評価
  • アモルファス薄帯、ナノ結晶軟磁性材料の磁気特性および機械特性試験
  • 電磁鋼板、アモルファス薄帯の引張圧縮応力下磁気特性評価
  • 超電導VSMを用いた永久磁石の磁気特性評価
  • 永久磁石の渦電流損評価
  • モータベンチ試験における特殊評価各種(エアギャップ磁束、ロータ歪み、軸電圧)

など


岩崎通信機株式会社

岩崎通信機株式会社
世界初、広帯域 30MHz 交流B-Hアナライザ「SY-8264」のご紹介
弊社では、研究開発から製造現場まで、幅広い用途で高精度な磁気特性評価を実施することが可能な装置を提供してきました。
この度、従来機に対して高周波領域での測定確度を大幅に向上した、広帯域 30MHz 交流B-Hアナライザを3月下旬から新発売しますので、ご紹介いたします。
新製品では、従来1MHzまでの位相測定確度 ±0.15°(代表値)を、10MHzにおいても実現し、30MHzの位相測定確度 ±0.30°(1コイル法・代表値)も達成しました。また、2コイル法でも30MHzまでの測定が可能です(高周波にて測定値が巻線方法により大きく変化するため確度保証は10MHzまで)。
ブースでは、従来機の展示と従来機と新製品の差異に関して詳細に説明させて頂きます。


2026年xx月xx日
参加受付は締め切らせていただきました。お申し込みありがとうございました。

お申込み

Web入力フォームでお申し込みいただけます。

お申込みはこちら 

※同業他社及びその関係者の方は、お断りさせていただく場合がございます。予めご了承ください。
※記入された情報は本セミナーの運営、弊社からの情報提供以外には使用致しません。

最少開催人数/開催中止について

お申し込みが2名に満たない場合は中止させていただく場合がございます。
また、講師の急病、事故、交通機関のストライキ、台風や地震等のため、やむを得ず休講または日程変更することがあります。予めご了承ください。
その際は改めてご連絡申し上げます。

キャンセルについて

準備の都合上、お申込みの取り消しはセミナー開催初日の5営業日前までとさせていただきます。

お問い合わせ

こちらのページからお問い合わせください。

アーカイブ

アーカイブ

JMAG-Express Online
An engineer's diary