IPM(Interior Permanent Magnet)モータの連成解析

株式会社東芝 生産技術センター 制御技術研究センター
鈴木 信行

概要

近年、エアコン、洗濯機に代表される家電機器では高効率化、或いは低振動・低騒音化等の性能向上に関する技術開発が進められている。その中で省エネや静音化のキー技術であるモータ開発に、マイコン・インバータ・モータをモデル化しシミュレーションを活用する試みが始まっている。そこで、IPM (Interior Permanent Magnet) モータをモチーフとして、MATLAB とJMAG-RT を連成解析させたシミュレーションを実施し、実機と同様に電流位相の変化により電流が歪む結果を得た。その結果、モータの磁気回路とインバータとマイコンのソフトウェアを統合的にシミュレーションできる解析モデルが得られた。

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