[L-OP-109] トポロジー最適化を用いた新しいアイデアの探索

概要

モータ設計に求められる要件は高度化しており、トルクリップルや逆起電圧、線間電圧制限、磁石の減磁耐性、コアにかかる応力の制約を満たしつつ、低速時や高速時のトルクを最大化させることが求められます。このような厳しい要求を満たすには、寸法をパラメトリックに変更しながら最適設計を見出すパラメータ最適化と、部品のレイアウトを大胆に変えることが出来るトポロジー最適化を組み合わせて検討することが有効です。
JMAGはパラメータ最適化とトポロジー最適化の両方をサポートします。設計に用いているJMAGのモデルを使用してトポロジー最適化を実行可能であり、新しい磁気回路を有する設計案を生み出すことが期待できます。図1に磁気シールドのトポロジー最適化の例を示します。

図1 トポロジー最適化の例

図1 トポロジー最適化の例
評価空間の磁束密度を最小とするようなシールド形状を探索。右図は得られた最良解であり、自動的にシールドの二重化というアイデアを見ることができる。

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