[W-MA-111] 異常渦電流損失の高精度化 (2)

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概要

鉄損解析は測定した鉄損データを用いた方法が主に使われていた(以降、従来法と呼ぶ)。従来法は適用範囲が実測条件下に限られるため高調波や直流重畳の影響を評価する際に課題があった。それに対してプレイモデルや1D法などの新しいモデルが鉄損解析に適用されるようになった(以降、新手法と呼ぶ)が新手法も異常渦電流損失が考慮されていないという課題がある。
前報[W-MA-88 異常渦電流損失の高精度化]では、異常渦電流損失のモデリング方法として過渡計算にも適用可能な方法を示した。この方法の課題として、異常渦電流損失補正係数の関数によるフィッティングの物理的な解釈や、高周波域で係数が1を下回ってしまう課題があった。本稿では新たな異常渦電流損失のモデリング方法を検討し適用した結果、励磁状態に応じた異常渦電流損失を求められるが、導出時の励磁状態とは乖離が大きい高周波、高直流重畳量に適用すると実測と乖離することが分かった。周波数1kHz以下かつ直流重畳量が大きくない条件下であれば高調波を含んだ波形による鉄損を高精度に算出可能であることを確認した。

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