統合スタディはモータのようなコンポーネント設計の信頼性向上に貢献します。
統合スタディには、例えば、磁界解析スタディでモデル化されたモータのFEMモデル、ROM(Reduced Order Model:次数低減)化されたレゾルバのJMAG-RTモデル、インバータの電気回路モデル、ECUの制御回路モデルを全て取り込み、様々な条件でコンポーネントであるモータの性能検証を行うことを可能とします。
統合スタディによる機器特性評価
利用例
複数のFEAモデルにも対応
レゾルバとモータのFEAモデルを有するドライブシステム
レゾルバやモータの偏心は静的なものだけでなく、自転と公転を組み合わせたような複雑な動きを有する場合もある。FEAモデルを使用しレゾルバとモータの動きを一致させ、同軸で偏心する状態をシミュレーションする。
電流ベクトル制御のマクロ素子
電流ベクトル制御のマクロ素子と設定パネル
PMSMおよび誘導機の3相、6相向けマクロ素子を提供。設定パネルで極数やLd, Lqなどモータパラメータを設定するだけで、マクロ素子内の各素子のパラメータは自動で設定される。
セミナー動画
「JMAGユーザー会2021 Hybrid」で発表したセミナーです。
参加できなかった方はもちろん、もう一度見たいという方も、是非ご覧ください。
関連資料
[1] [W-MB-157] レゾルバ偏心時のPMモータトルクリップル制御への影響評価[2] JMAGとGT-SUITEの連携によるEV駆動用モータの1D熱解析
[3] システム解析技術を用いた回転機の振動解析
[4] モデルベース解析による実装設計での仮想シミュレーション手法
[5] [JFT143] JMAG-RTと回路のみを使用した制御シミュレーションの実行方法