[L-MO-106] モデルベース効率マップ開発の試作・性能評価(精度優先モード) 

概要

EV向け駆動用モータの最高効率は95%を上回るため、更なる効率改善、評価を行うためには効率誤差1%の精度が必要です。
JMAGの効率マップ生成機能(精度優先モード)は、仮想試作・性能評価で要求される効率誤差1%を実現することができます。制御回路を詳細にモデル化することで、PWMキャリアによる高調波を含んだ損失の計算が可能です。また、FEAモデルで、磁石渦電流損失や角線コイルのAC損失を考慮した効率計算を行う事ができます。精度優先モードでは、詳細な制御モデルと実機相当のモータモデルを組み合わせることで高精度な性能評価を実現しています。
JMAGの制御モデリング機能には、2相3相/3相2相変換ブロックや、数学関数などの各種機能ブロックが予めプリインストールされており、これらを利用して実機相当の制御モデルを作成することが可能です。

図1 効率マップ(左:制御+AC損失考慮、右:正弦波駆動+AC損失考慮なし)

図1 効率マップ(左:制御+AC損失考慮、右:正弦波駆動+AC損失考慮なし)
左図の効率マップは電流ベクトル制御を行う詳細な制御モデルを作成し、PWMキャリア由来の高調波損失、磁石の渦電流損失、角線コイルのAC損失を考慮したモデルで計算。電流は高調波電流を含んだ電流がコイル巻線に印加される。右図の効率マップは正弦波電流を通電し、鉄損を考慮した計算を行っている。コイルのAC損失および磁石の渦電流損失は考慮していない。

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