開催趣旨
計算アルゴリズムの進化や計算環境の発展により、設計援用のためのシミュレーションから、シミュレーションを主体としたシミュレーションベース設計が行われるようになってきています。
シミュレーションを部分的に利用するときの弊害として、一度実機ベースで設計変更を加えるとその変更がモデルに反映されず再利用できなくなることがあります。
講師として岡山大学の竹本先生を講師としてお招きし、シミュレーションベース設計の実務的な進め方を一連の手順を通じて、実測比較も含めて解説いただきます。
竹本先生はシミュレーションベース設計アプローチによって三次元的な検討が必須となるアキシャルギャップモータはじめ先進的なモータ開発で素晴らしい成果を上げておられます。
そのシミュレーションベース設計を支えている幾つかのキーテクノロジーも計算アルゴリズムだけでなくハードウェアの進歩、使いこなしの面で進化を遂げており、この点についても参加者の皆様と共有、議論させていただければ幸いです。
概要
主 催 | 株式会社JSOL |
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会 期 | 2021年7月30日(金) 13:00~17:30(受付時間12:30~) |
会 場 | インターネット上 (URLはお申込者に直接ご連絡します) |
定 員 | 200名 |
対象者 | ・シミュレーションを主体とした設計に興味をお持ちの方 ・シミュレーションと実測の比較に関心がある方 ・シミュレーションベース設計の実務的な進め方を知りたい方 ・新しい解析技術を学びたい方 |
参加費 | 無料 |
申込〆切 | 2021年7月28日(水) 12:00(定員に達した場合、締切らせていただくことがございます。) |
プログラム
時間 | タイトル・内容 |
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12:30 ~ 13:00 | 受付 |
13:00 ~ 13:20 | オープニング 株式会社JSOL JMAGビジネスカンパニー CTO 山田 隆 |
13:20 ~ 14:55 | シミュレーションベースによるモータ設計 岡山大学 大学院自然科学研究科 教授 竹本 真紹氏
電気エネルギーの有効利用と省資源対策の観点から、モータへの高効率化・小型化・高出力密度化といった高性能化の要求が年々高まっています。そして、モータの高性能化を実現する上で、欠かすことのできない必須の技術が、シミュレーションベースによるモータ設計であります。シミュレーションベースによるモータ設計を行うことで、要求性能を満たすことのできるモータを様々な観点から検討することができ、システマチックにモータを設計することが可能であります。そして、モータの試作回数を削減することが可能となり、開発スピードの向上と開発コストの削減を実現できます。そこで、本講演では、シミュレーションベースによるモータ設計の一連の流れと、注意すべき事項などをご紹介します。
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14:55 ~ 15:05 | 休憩 |
15:05 ~ 15:45 | FEAの速度と精度の最新状況 株式会社JSOL JMAGビジネスカンパニー 仙波 和樹
シミュレーションによる設計を行うためには、実機と比較してFEAがある一定の精度を保持する必要があり、かつそれが短時間でなされることが望まれます。
FEAのモデリング技術は進展しています。特に基本設計や詳細設計の段階では、損失などのモデリングを駆使して高精度なFEAを行うことが必要かつ可能となっています。その場合には処理時間が課題となりますが、HPCの普及やその使いこなしなどにより解決されつつあります。 ここではまず、FEAの精度向上に寄与しているモデリング技術の最新状況をご説明いたします。加えて、HPCを使いこなすことで従来に比べて処理時間の大幅な短縮が実現されていることを、効率マップの事例を交えてご紹介いたします。 |
15:45 ~ 15:55 | 休憩 |
15:55 ~ 16:35 | 限界設計を可能にする設計探査技術 ~矛盾する多くの要件を極限まで追い込む~ 株式会社JSOL JMAGビジネスカンパニー 佐野 広征 駆動用モータなどの高性能モータの設計は高出力密度化・小型化・静音化など常に多くの矛盾する要件を満たすことを求められます。そのため、それらを満たす設計領域はとても狭く必然として機器の性能限界ギリギリの設計を狙うことになります。
狭い的を射抜くような作業は熟練設計者でも時間がかかります。この課題をシミュレーションで解決することを考えたいと思います。これまでも遺伝的アルゴリズムを使った最適化計算は行われてきました。しかし、限界設計を可能にするためには解空間(パレート解)に高い精度が要求されます。 本セッションでは事例を通して限界設計を可能にする設計探査技術と必要な計算コストを紹介します。 |
16:35 ~ 16:45 | 休憩 |
16:45 ~ 17:25 | 高精度プラントモデルを使用したモータECU検証の最新状況 株式会社JSOL JMAGビジネスカンパニー 鈴木 雄作 モータECUの検証レベルごとに具体的な検証項目を整理します。
モータドライブシステムとしての性能向上のため、モータ、インバータ、制御がより密接に連動することが求められています。 モータECUの検証にはその目的に応じた精度、速度を実現するモータプラントモデルが必要です。検証レベルごとに具体的な検証項目を整理します。 正常系の機能検証から異常系、性能検証、適合までの各検証レベルごとに、JMAGユーザー会講演およびJMAG-RTパートナの実務事例を紹介します。 |
17:25 ~ 17:35 | クロージング |
※講演内容は、都合により変更となる場合がございます。
※キャンセル待ちでのお申込みに関しましては、7月27日までに参加可否のご連絡をいたします。
お申込み
参加受付は締め切らせていただきました。お申し込みありがとうございました。
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※記入された情報は本セミナーの運営、弊社からの情報提供以外には使用致しません。
受講までの流れ
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- 参加証に記載されたURLをクリックして受講 ※セミナー開始の30分前から接続可能です
- 事務局から、事後アンケートの送付
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最少開催人数/開催中止について
お申し込みが2名に満たない場合は中止させていただく場合がございます。
また、講師の急病、事故、交通機関のストライキ、台風や地震等のため、やむを得ず休講または日程変更することがあります。予めご了承ください。
その際は改めてご連絡申し上げます。
キャンセルについて
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