人とくるまのテクノロジー展2019 横浜の開催まで残り僅かとなってきました。
私たちの方でも急ピッチで準備を進めているところです。
JMAGブースでは、電気自動車をはじめとした駆動用モータのモデルベース設計・開発を軸に、話題の解析技術、事例を大量のドキュメントを元にご紹介します。
当日皆さんにお越しいただけることを楽しみにしております。
主な展示
電動化におけるキーコンポーネントであるモータに要求されるのは、コンポーネントとしての高い性能だけでなくシステムとの高い整合性です。
シミュレーションを活用したモデルベース開発はモータ開発においても必須になりつつあります。
モータ設計で高い実績をもつJMAGがモデルベース開発のための新しいワークフローを提案します。
また、それに関連した、解析技術、事例を大量のドキュメントを元にご紹介します。
モデルベース開発
電動車両では駆動用モータの効率が車両の燃費に直結します。そのため、高精度なモータモデル、制御モデルを用いた効率マップの評価が重要です。
電磁界解析ソフトウェアJMAG を用いて、3Dモータモデルに対する詳細な効率マップを自動的かつ高速に生成、検証するワークフローを提案します。
最適化
トポロジー最適化によるロータ形状の設計例を紹介します。目的関数はトルク(最大化)とトルクリプル(最小化)のとし、多目的最適化を行いました。ON/OFF法により設計領域の材質をパラメータ化することで、従来のパラメータ最適化では見つけることができない複雑な形状を探し出すことができます。
損失
機器の小型化や省エネルギーを実現するため、モータに対する高効率化や小型化への要求は高まっています。
その要求実現のため、損失解析のニーズは高まっており、鉄損を始め、PWMキャリア由来の高調波損失、磁石渦電流損、交流銅損、漂遊負荷損、異常渦電流損失など様々な損失を評価するための技術をJMAGは日々開発し続けています。
今なお進化し続けている損失解析技術について、豊富なドキュメントで紹介します。
モータ設計
JMAGはモータの解析に絶対の自信をもっています。
モータは100年の歴史を持つ成熟機器でありながら、今日でも性能向上を目指して激しい技術競争が繰り広げられており、FEAは欠かすことのできない設計技術です。
JMAGには設計者のアイディアを即座に試すことのできるパラメータベースのモータ設計支援ツールJMAG-Expressがあります。モータタイプやパラメータを振った大域的な設計探査が可能です。
大規模モデル計算
自動車や電気機器の設計に許される時間は、年々短くなっています。設計業務の時間を短縮するための一つの方法として解析ソフトウェアが多く利用されています。
速度は精度と信頼性に直結します。機器内部の現象の詳細把握や設計空間を調べるための大量計算には高速な処理が欠かせません。
JMAGは計算アルゴリズムの開発、チューニングにより高速化への取り組みを続けています。
解析時間短縮のため、HPCソリューションを強化し、高並列ソルバー、GPUソルバーを提供しています。
マルチフィジックス
近年ニーズの高まりを見せているマルチフィジックス。JMAGは誘導加熱装置設計のための磁界-熱連成解析機能や電磁騒音対策のための磁界-振動解析機能を実用化し、ユーザーに提供しています。
また、より広範なニーズに対応するために各解析分野のCAEベンダーと提携し、使いやすい環境の構築と整備を進めています。
どのような分野で使われているのか、多くの事例からご確認ください。
解析手法
電気機器設計において、許される設計期間の中で最良の製品を作るために解析ソフトウェアが利用されています。
高い性能が要求される中で高精度な分析が必要になっている今、処理時間短縮はソフトウェア利用者の強い希望です。
JMAGでは、様々な解析手法により時間短縮を実現します。あなたに有益な解析手法を探してみてください。
配布資料
- [W-MO-85] 高調波損失を考慮した効率マップ評価
- [W-MB-102] モデルベース開発とシミュレーションによるモータ効率マップ評価⽅法
- [W-MO-114] 効率マップ測定比較
- [L-OP-25] クラウド環境でのJMAGの活用
- [L-MO-105] モデルベース効率マップ開発のシステム設計 (速度優先モード)
- [L-MO-106] モデルベース効率マップ開発の試作・性能評価(精度優先モード)
- [L-MO-115] 誘導機のモデルベース効率マップ開発
- [JAC217] 三相誘導電動機の効率マップ作成
- [JFT058] JMAG-Designerを用いた効率マップの作成 (速度優先)
- [JFT070] JMAG-Designerを用いた効率マップの作成(精度優先)
- [W-MA-76] 加工歪を考慮した電磁界・鉄損解析のための材料モデリング手法
- [W-MA-87] プレイモデルによるマイナーループ損失の精度検証
- [W-MA-88] 異常渦電流損失計算の高精度化 (1)
- [W-MA-100] ⾼精度損失評価のための電磁鋼板詳細解析⼿法のご紹介
- [W-MA-111] 異常渦電流損失の高精度化 (2)
- [JAC031] 圧入応力を考慮したSPMモータの鉄損解析
- [JAC087] 焼き嵌めを考慮したIPMモータの鉄損解析
- [JAC224] 非接触給電装置の漂遊損失解析
- [JFT047] JMAG-Designerで行う電流制御を考慮したモータの高調波損失計算
- [JFT060] 実測したヒステリシスカーブの加工
- [JFT069] JMAG-DesignerとJMAG-RTで行う電流制御を考慮したモータの高調波損失計算
- [W-MO-23] 永久磁石モータの振動/騒音の実測と解析モデルの構築
- [W-VI-97] 実機と解析モデルで剛性を合わせるための相関解析
- [L-MU-91] JMAG/RomaxDESIGNER連携による EVドライブラインのNVH解析
- [L-MU-93] JMAG/Adams/Simulink連携による車両走行シミュレーション
- [JAC018] IPMモータの熱解析
- [JAC208] 変形を考慮した高周波焼入れの解析 (Abaqus連携)
- [JAC220] 冷却工程を含めた歯車の高周波焼入れ解析
- [JAC251] オルタネータの振動解析
- [JFT011] JMAG-RTモデルへの任意物理量出力
日時 | 2019年5月23日(木)10:20~10:50 |
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会場 | 第2会場 W213 |
発表者 | 鈴木 雄作 |
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発表内容: 「電動車両向け高精度バーチャル効率マップの自動生成」 電動車両では駆動用モータの効率が車両の燃費に直結します。 そのため、高精度なモータモデル、制御モデルを用いた効率マップの評価が重要です。 電磁界解析ソフトウェアJMAG を用いて、3Dモータモデルに対する詳細な効率マップを自動的かつ高速に生成、検証するワークフローを提案します。 |
日時 | 2019年5月24日(金)15:35~(予定) |
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会場 | 会議センター302会場 |
対象 | EV/HEV業界全般 |
発表者 | 佐野 広征 |
セッション名 | EV/HEV主機用モータについて |
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発表内容: セッションNo.62内『モデルベース開発に求められる電磁界シミュレーションの精度』 モデルベース開発におけるモータドライブシミュレーションおよびECUのテスト・検証を行うためには高精度なプラントモデルが必要です。JMAG-RTは、FEAをベースにすることで、詳細な物理現象を再現することができる高精度なビヘイビアモデルです。本報告では、JMAG-RTの駆動用モータモデルを利用した高精度効率マップの描画、およびECU開発のためのモータドライブシミュレーションを行った事例について紹介します。 |
開催概要
主催 | 公益社団法人自動車技術会 |
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会期 | 2019年5月22日(水)~5月24日(金) |
会場 | パシフィコ横浜(日本・横浜) |
ブース | 小間番号184 |
URL | https://aee.expo-info.jsae.or.jp/ja/ |