お客様各位

お問い合わせやWEBでよく閲覧されている解析事例を定期的に紹介しています。

本日はJMAG-RTソリューションWEBセミナーを開催しております。
今月リリースした、JMAG-Designer Ver.19.1の中で、JMAG-RTの対応モータタイプを、従来の3相PMSM、IMから6相に拡張しました。
今回は、JJMAG-Designer Ver.19.1の機能をつかった事例をご紹介します。


230 – 6相SPMモータのインバータ故障シミュレーション

近年、複数のインバータを使用することで、インバータの一部で故障が発生しても制御不能な状態に陥らず、安全に停止できるようにするため、車載モータシステムの冗長化がなされています。

安全性を精度よく評価するには回路シミュレーションが必要です。
インバータ故障時は過電流が流れ電磁鋼板の磁化特性の非線形領域を使用するため、インダクタンスも非線形的な挙動を示します。これより、線形理論式に沿った計算手法では精度の高いプラントモデルは作成できません。

JMAGでは、モータが含有する磁気飽和特性や空間高調波を考慮した詳細で実機に即したプラントモデルを作成することが出来ます。
本日は、6相SPMのJMAG-RTモデルを制御/回路シミュレータへ取り込んで、インバータ故障時の回路シミュレーションを行っています。

制御回路

制御回路を図1に示します。指令値は電流振幅8(Apeak)と電流位相0(deg)としており、電圧指令値がインバータを介してモータに接続されています。インバータ1はU1相、V1相、W1相と接続しており、インバータ2はU2相、V2相、W2相と接続しています。また、計算開始後0.02(sec)でU1相のアームに故障が発生するように設定しています。

電流波形、トルク波形

U1相、V1相、W1相の電流を図2、 U2相、V2相、W2相の電流を図3、トルク波形を図4に示します。
図2より、故障発生後にU1相の電流が一部で減少し、V1相、W1相のコイルに過電流が流れていることが分かります。一方で、図3よりU2相、V2相、W2相の電流は安定していることが分かります。
図4より、故障後のトルクは周期的に大きなリップルが乗るもののある程度の大きさを維持しています。これより、制御不能な状態には陥っておらず、安全に停止状態に持っていくことが出来ると判断できます。

モデルデータのダウンロードには、JMAGライセンスID(MSFXXXXX)が必要です。

【7/22開催】最適化ソリューション WEBセミナー

電気機器設計に最適化機能を利用したいという方のために、最適化ソリューション WEBセミナーを開催いたします。

本セミナーでは、既に実務的な利用が進んでいるパラメトリック最適化を、特に多目的、多制約の設計に適用する方法として多段階最適化手法を提案します。

株式会社IDAJ様を講師としてお迎えし、modeFRONTIERを多段階最適化の実問題へ適用し分析する方法についてご紹介いただきます。

また、現行設計案のブレークスルーを図る方法として、磁気回路設計に対しても、トポロジー最適化の利用が始まっています。幾つかの電気機器、誘導加熱問題にトポロジー最適化を適用した事例についてJSOLより紹介します。

ぜひお誘いあわせの上、ご参加ください。

プログラム

13:30~ 最適化の現状と課題
株式会社JSOL
13:35~ 多目的パラメトリック最適化
株式会社JSOL
14:30~ モータ設計のためのmodeFRONTIER活用最前線
株式会社 IDAJ
15:25~ トポロジー最適化
株式会社JSOL
皆様のお申し込みをお待ちしております。