新作:今週のアプリケーションカタログ (複数回の着磁を伴うSPMモータの組込み着磁解析)と連携解析事例

お客様各位

お問い合わせやWEBでよく閲覧されている解析事例を定期的に紹介しています。
本日は、新作のアプリケーションカタログをご紹介します。

また、今週からJMAGオープンインタフェースのご紹介や連携事例なども定期的にご紹介してまいります。
ぜひ最後までごらんください。


[JAC285] 複数回の着磁を伴うSPMモータの組込み着磁解析

概要

永久磁石同期モータ(PMSM)では未着磁のままの磁石を組み立てていき、組み立て後に着磁を行う組込み着磁という工法が用いられることがあります。極数・スロット数の組み合わせによっては1回の着磁で十分に磁化されず、ロータを回したり電流値を変えるなどして着磁が複数回行われます。その際に、先に着磁した磁石が不可逆減磁しない設計が求められます。

有限要素法を利用した磁界解析シミュレーションを用いると、着磁条件に応じた磁石内部の磁化分布を確認できます。その際に磁気ヒステリシスを考慮することで、より高精度に磁石の磁化分布を評価できます。
ここでは、磁気ヒステリシスを考慮し、ロータの位置を変えて複数回の着磁を行った場合の磁石の磁化分布を評価します。

着磁磁界分布

着磁電流を1(kA)とした場合の着磁磁界分布と磁束線図を図1に示します。
1回目の着磁と2回目の着磁で磁石位置を揃えて評価します。そのため、ステータ側を回した図で示しています。なお、この磁石の配向方向は径方向の外向きです。
1回目の着磁では磁石の磁極中心とスロット開口部が対向するため、磁石中央部の磁界が弱くなります。磁石全体が十分に磁化されるように、 2回目の着磁では磁極とティースの中心を合わせています。2回目の着磁磁界分布を見ると、磁石端部で配向方向と逆方向を向いていることが分かります。

変位事例の詳細はWEBページをご覧ください。

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JMAGオープンインタフェースプログラム
WEBページ更新と連携解析事例のご紹介

近年、電気機器設計の高度化が求められていますが、磁気回路単体での設計には限界があり、構造・振動や熱、制御など同時に多面的な評価が必要となります。
一つのCAEソフトウェアに固執するのではなく、それぞれの物理現象を得意とするソフトウェアをつなげて連成解析を行う方が効率的と言えます。JMAGではよりよく連携ができるようサービスを向上してまいります。 どうぞご期待ください。

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また、同ページでは、毎週、ユーザー会講演資料から事例を紹介してまいります。
初回は、株式会社戸田レーシング様の事例です。
JMAGから得られたモータの発熱分布をCFD:scFLOWにマッピング、最終的に冷却条件まで加えてシミュレーションを行われました。
上記ページよりアクセスしご覧ください。

03/15-17 電気学会全国大会

電気学会全国大会に出展いたします。
学会に参加された際はJMAGブースにもお気軽にお立ち寄りいただき、最新の活用事例をご確認ください。

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  • 2023年02月08日(水):最適化編
  • 2023年02月22日(水):結果分析編
  • 2023年03月22日(水):マルチフィジックス(ソルバー)編

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