今週のアプリケーションカタログ (マイナーヒステリシスループを考慮したリアクトルの直流重畳特性解析)

お客様各位

お問い合わせやWEBでよく閲覧されている解析事例を定期的に紹介しています。


[JAC158] マイナーヒステリシスループを考慮したリアクトルの直流重畳特性解析

概要

DC-DCコンバータなどで使用される高周波リアクトルは、直流電流に加えてスイッチングに伴う高周波電流が流れます。リアクトルの性能として、交流成分が重畳した幅広い直流電流領域で安定したインダクタンス特性をもつことが求められます。電流が直流のみであれば、電磁鋼板の直流磁化曲線に沿って外部磁界に対して磁束が発生します。しかし、直流成分に高周波の成分が重畳した電流波形の場合、外部磁界に対してマイナーループを描く応答となります。リアクトル単体でのインダクタンス等の値は測定方法によって有意に違いを生じるため、実稼動状態での性能予測は難しいといわれています。

直流成分に対して、小さな振幅の高調波が重畳した電流波形に対する磁界の応答性を扱うためには、材料モデリングを考慮した磁界解析を行う必要があります。磁界解析であれば、機器特性を磁束密度分布などから分析することができます。
ここでは、透磁率分布条件を使用してマイナーヒステリシスループを考慮した高周波リアクトルの直流重畳特性を求めます。

直流重畳特性など事例の詳細はWEBページをご覧ください。

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WEBページ更新と連携解析事例のご紹介
近年、電気機器設計の高度化が求められていますが、磁気回路単体での設計には限界があり、構造・振動や熱、制御など同時に多面的な評価が必要となります。
一つのCAEソフトウェアに固執するのではなく、それぞれの物理現象を得意とするソフトウェアをつなげて連成解析を行う方が効率的と言えます。
JMAGでは、よりよく連携ができるようサービスを向上してまいります。どうぞご期待ください。

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また、同ページでは、毎週、ユーザー会講演資料から事例を紹介してまいります。
今回は、日立Astemo株式会社様(旧:日立オートモティブシステムズ株式会社)の事例です。
上記ページよりアクセスしご覧ください。

3/15-17 電気学会全国大会

電気学会全国大会に出展いたします。
学会に参加された際はJMAGブースにもお気軽にお立ち寄りいただき、最新の活用事例をご確認ください。

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3/22 JMAG中級・機能別セミナー マルチフィジックス(ソルバー)編

JMAGをご活用いただいている中級~熟練者の方に向けたセミナーです。

今回開催するコースは「マルチフィジックス(ソルバー)編」です。
本セミナー受講による到達目標や学習項目等を確認いただき、ご興味のある方はぜひお申し込みください。
【到達目標】
・着目している物理現象に対し適切なモデリングができるようになる。
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【学習項目】
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・電界解析(電界強度の計算/浮遊容量の計算/絶縁の評価)
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会場開催とオンラインライブ配信のハイブリッド形式での開催です。

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